kintoneのプラグイン「日付プラグイン」とは？強みや価格、導入事例まで徹底解説【kintoneプラグイン】

2024.12.03

日々の業務で「日付計算」や「日付変換」に思った以上に時間を取られ、非効率だと感じることはありませんか？

例えば、次のような悩みを抱えている方は多いはずです。

基準となる日付から、任意の日数を加減した日付を自動でセットしたい
文字列として保存されている日付情報を、日付フィールドに一括で変換したい
複数の既存レコードに対して、日付の変換や期間の算出をまとめて行いたい

こうした悩みを解消するために開発されたのが、kintoneの「日付プラグイン」です。

このプラグインを利用すれば、基準日からの自動計算や文字列からの日付変換、既存レコードの一括更新など、これまで手作業で行っていた日付処理をまとめて自動化できます。

この記事では、「日付プラグイン」の主な機能や料金体系、具体的な導入事例について詳しく解説します。
日付まわりの煩雑な作業を減らし、業務効率と入力の正確性を同時に高めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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kintoneのプラグイン「日付プラグイン」とは
日付プラグインが解決できる悩み
日付プラグインの提供メーカー紹介
日付プラグインの料金
日付プラグインの機能概要
- 機能一覧
日付プラグインの活用事例
まとめ

kintoneのプラグイン「日付プラグイン」とは

「日付プラグイン」は、kintoneアプリ内で日付の加算・減算や期間算出、表示形式の変更などをまとめて行えるプラグインです。

基準となる日付から◯日後・◯ヶ月前といった日付を自動算出できるほか、西暦と和暦の変換や、表示フォーマットの変更にも対応しています。
さらに、既存のレコードに対して「日付フィールドから日付に変換」「日付フィールド以外から日付に変換」「期間算出」を一括で実行できる一括変換機能も備えています。

このプラグインを導入すれば、これまで手作業で行っていた複雑な日付計算や変換処理を自動化し、入力ミスの防止と業務効率化の両方を実現できます。

日付プラグインが解決できる悩み

複雑な日付計算を関数や手計算で対応しており、保守や運用が大変になっている
日付プラグインを使えば、日付の加算・減算に加えて、翌月末や年齢・経過期間といった複雑な日付計算も自動で算出できます。
複雑な計算式をフィールドに埋め込む必要がなくなり、アプリのメンテナンス性と運用性を高められます。
締切日やリマインド日を営業日ベースで管理したいが、土日祝日を加味した期日計算が面倒
営業日や土日祝日を考慮した期間算出に対応しているため、「申請日から営業日ベースで◯日後」「土日祝を除いた期限」などを自動で計算できます。
期日管理の手作業を減らし、抜け漏れや計算ミスを防止できます。
既存レコードの書式変更や日付変換を1件ずつ修正しており、運用変更のたびに膨大な工数がかかる
既存レコードに対して「日付フィールドから日付に変換」「文字列など日付以外のフィールドから日付へ変換」「期間算出」を一括で実行できるため、書式変更や運用見直しの際も効率よくデータを整えられます。
大量レコードの修正作業を短時間で完了でき、運用変更のハードルを下げられます。

日付プラグインの提供メーカー紹介

株式会社Crena

「日付プラグイン」を提供している株式会社Crenaは、クラウド型業務アプリケーションの設計・開発を中心にサービスを展開している企業です。

業務プロセスのデジタル化を支援し、企業のクラウド活用と生産性向上を目的とした仕組みづくりに取り組んでおり、プラグイン開発・カスタマイズ導入・保守運用の一連をワンストップで提供しています。

詳細については、株式会社Crena公式サイトをご覧ください。

日付プラグインの料金

プラン名	料金（税抜）
スタンダードプラン（23種類のプラグインセット）	10,000円 / 月
プロフェッショナルプラン（28種類のプラグインセット）	20,000円 / 月
月額プラン	3,000円 / 月
買い切りプラン	150,000円 / 1ドメイン

※セットプラン、月額、買い切りのいずれの場合も、プラグインのバージョンアップやサポートをご利用いただけます。
※自社のkintone環境で、30日間無料でお試しいただけます。

日付プラグインの機能概要

機能一覧

日付フィールドから日付変換
基準となる日付フィールドから、年月日の加算・減算や特定日（末日・25日など）の指定を行い、別の日付フィールドや文字列フィールドへ変換して反映することができます。
日付フィールド以外から日付に変換
文字列（1行）や数値、年・月・日を分けた複数フィールドなど、日付フィールド以外の値を基準にして日付に変換し、日付フィールドや文字列フィールドに反映することができます。
期間算出
開始日と終了日をもとに経過期間を算出し、「X年Xヶ月X日」「日数のみ」「年齢」など、さまざまなフォーマットでフィールドに出力することができます。
土日祝日や会社独自の休日を除外した日数計算にも対応しています。
一括変換
既存のレコードに対して、「日付フィールドから日付に変換」「日付フィールド以外から日付に変換」「期間算出」の処理をまとめて一括で実行することができます。
指定した一覧画面にボタンを表示して運用できます。
除外日付
別アプリに登録した休日や特定の日付を「除外日付」として設定し、日付変換や期間算出の際にそれらの日を自動的に計算対象から外すことができます。
設定の書き出し/読み込み
プラグインで設定した内容をJSONファイルとして書き出し・読み込みすることができ、他アプリへの設定コピーやバックアップ、環境移行をスムーズに行えます。

日付プラグインの活用事例

活用事例1

営業日ベースで期限やフォロー日を自動セットしたい
日付プラグインを使うと、「登録日から営業日で◯日後」のように、土日や祝日を考慮した期限日を自動計算できます。
たとえば、見積有効期限や支払期限、フォロー予定日などを登録日から自動セットすることで、担当者が毎回カレンダーを見て日付を入力する手間を省きつつ、「うっかり休日に期限を設定してしまう」といったミスも防げます。

活用事例2

開始日・終了日から期間を自動計算し、工期や契約期間をわかりやすく管理したい
開始日と終了日を入力すると、その差分の日数や月数を自動で計算して別フィールドに表示できます。
プロジェクトの工期、契約期間、レンタル期間、保守期間などを即座に数値化できるため、「この案件は何日間の対応なのか」「あと何日で契約終了か」といった確認がしやすくなり、スケジュール管理や更新案内の判断材料としても活用できます。

活用事例3

複数の日付項目の整合性チェックを自動化し、入力時点で不備を防ぎたい
「開始日より終了日が前の日付になっていないか」「請求日が納品日より前になっていないか」といった日付の矛盾を、保存時に自動チェックする運用が可能です。
条件に合わない場合はエラーとして保存を防いだり、警告メッセージを表示したりすることで、入力時点で不備を気づけるようになり、後工程での修正や問い合わせ対応の手間を減らせます。

まとめ

「日付プラグイン」は、kintoneアプリ内で日付の加算・減算や期間算出、表示形式の変更などをまとめて行えるプラグインです。

基準日からの自動計算や、西暦・和暦を含む表示形式の変換に対応しており、日付まわりの複雑な処理をノーコードで実現できます。
さらに、既存レコードに対して「日付フィールドから日付に変換」「日付フィールド以外から日付に変換」「期間算出」を一括で実行できる一括変換機能も備えているため、過去データの整備にも役立ちます。

このプラグインを導入すれば、日付計算や変換作業を自動化でき、入力ミスの削減と業務効率化の両方を実現できます。
また、Crenaのプラグインセットプラン（スタンダードプラン・プロフェッショナルプラン）にも含まれているため、他のプラグインと組み合わせて業務全体の改善を進めたい場合にも有効です。

「Crena Plugin」は使いやすさを追求して設計された、シンプルかつ高機能なkintoneプラグイン群です。
自社の運用規模やニーズに合わせて柔軟に活用できますので、ぜひ導入をご検討ください。

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