kintoneのプラグイン「文字変換置換プラグイン」とは？強みや価格、導入事例まで徹底解説【kintoneプラグイン】

2024.12.03

日々の業務で、次のような悩みはありませんか？

データの表記ゆれが原因で、同じ取引先や商品が重複登録されてしまう
全角・半角、かな・カナなどの表記がバラバラで、正しく検索や集計ができない
すでに登録されているレコードの表記を、一括で修正したい

こうした悩みを抱えている方におすすめなのが「文字変換置換プラグイン」です。

このプラグインを使えば、kintone上の文字列を自動で変換・置換し、全角⇔半角やひらがな⇔カタカナ、ローマ字変換、NGワードの置換などを柔軟に設定できます。
また、一覧画面から複数レコードを対象に一括変換を実行することも可能です。

この記事では、「文字変換置換プラグイン」の主な機能や活用シーン、導入メリットについて詳しく解説します。
データの表記ルールを統一し、検索・集計の精度と業務効率を高めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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kintoneのプラグイン「文字変換置換プラグイン」とは
文字変換置換プラグインが解決できる悩み
文字変換置換プラグインの提供メーカー紹介
文字変換置換プラグインの料金
文字変換置換プラグインの機能概要
- 機能一覧
文字変換置換プラグインの活用事例
まとめ

kintoneのプラグイン「文字変換置換プラグイン」とは

「文字変換置換プラグイン」は、kintoneアプリ内で特定の文字列を自動で変換・置換できるプラグインです。

変換を行う画面やルールを自由に設定でき、複数レコードに対して一括で変換・置換を行うことも可能です。
半角⇔全角やひらがな⇔カタカナ、ローマ字変換、大文字⇔小文字、先頭大文字への変換など、さまざまなパターンに対応しており、表記ゆれの解消や入力ルールの統一に役立ちます。

このプラグインを導入すれば、データの表記を自動で整えることができ、正確なデータ管理と業務効率化を同時に実現できます。

文字変換置換プラグインが解決できる悩み

データの表記揺れが多く、正確な検索・集計ができない
文字変換置換プラグインを使えば、「株式会社／㈱」「全角／半角」「大文字／小文字」などの表記揺れを自動で統一できます。
入力時の自動変換や一括変換でデータを整えられるため、検索や集計の精度を高めやすくなります。
略称や旧名称で入力されてしまい、同じ取引先が別レコードとして登録されてしまう
任意の文字列を別の文字列へ自動置換できるため、「旧社名→新社名」「略称→正式名称」といったルールを登録しておけば、自動的に正しい表記へ変換できます。
重複登録や名称ブレを防ぎ、マスタデータの品質向上につながります。
すでに登録済みの大量レコードを手作業で修正するのが現実的ではない
一覧画面から一括変換機能を実行することで、既存レコードの文字列もまとめて変換・置換できます。
全角半角の統一やNGワードの置換なども一度に処理でき、大量データのクレンジング作業を短時間で終えられます。

文字変換置換プラグインの提供メーカー紹介

株式会社Crena

「文字変換置換プラグイン」を提供している株式会社Crenaは、クラウド型業務アプリケーションの設計・開発を中心にサービスを展開している企業です。

業務プロセスのデジタル化を支援し、企業のクラウド活用と生産性向上を目的とした仕組みづくりに取り組んでおり、プラグイン開発・カスタマイズ導入・保守運用の一連をワンストップで提供しています。

詳細については、株式会社Crena公式サイトをご覧ください。

文字変換置換プラグインの料金

プラン名	料金（税抜）
ライトプラン（9種類のプラグインセット）	3,000円 / 月
スタンダードプラン（23種類のプラグインセット）	10,000円 / 月
プロフェッショナルプラン（28種類のプラグインセット）	20,000円 / 月
月額プラン	3,000円 / 月
買い切りプラン	150,000円 / 1ドメイン

※セットプラン、月額、買い切りのいずれの場合も、プラグインのバージョンアップやサポートをご利用いただけます。
※自社のkintone環境で、30日間無料でお試しいただけます。

文字変換置換プラグインの機能概要

機能一覧

文字の自動変換／置換
プラグイン設定で定義した検索文字と置換文字に従って、入力された文字列を自動で別の文字列に変換・置換できます。
たとえば「㈱」「(株)」「（株）」などの表記を「株式会社」に統一するなど、任意の表記揺れを自動で整えることができます。
半角⇔全角変換
入力された文字を、自動で半角または全角に統一できます。
カナや英数字だけでなく、スペースや記号の半角／全角もそろえられるため、検索条件や集計条件として扱いやすいデータを維持できます。
大文字⇔小文字変換
アルファベットの入力を自動で大文字／小文字に変換できます。
製品コードやメールアドレス、IDなどで表記揺れが起きやすい英字を統一することで、検索の漏れや重複登録を防ぐことができます。
ひらがな⇔カタカナ変換
入力文字をひらがな／カタカナに自動変換できます。
氏名の読みや商品名のカナ表記などで、ひらがな・カタカナ表記の揺れをなくせるほか、ふりがなやカタカナ、ローマ字を自動付与する活用も可能です。
文字の一括変換／一括置換
登録済みのレコードを対象に、設定したルールに基づいて文字列の変換・置換を一括で実行できます。
一覧画面からボタン操作でまとめて処理できるため、過去データの表記統一やルール変更時の一斉修正に役立ちます。
モバイル・ゲストスペース対応
文字変換置換プラグインは、kintoneモバイルアプリやゲストスペース上のアプリでも利用できます。
社外共有用のアプリや外出先からの入力でも、PCと同じ変換・置換ルールを適用してデータを統一できます。

文字変換置換プラグインの活用事例

活用事例1

全角・半角やカタカナ表記を自動統一して、データのバラつきをなくしたい
文字変換置換プラグインを使うと、「全角英数字を半角に統一」「ひらがなをカタカナに変換」「半角カナを全角カナに変換」などのルールをあらかじめ設定しておき、保存時やボタン操作で自動変換できます。
「A社」「Ａ社」「ａ社」など表記ゆれが起きがちな項目も、一度の変換で揃えられるため、検索・集計・絞り込みの精度が上がり、後処理の手間も減らせます。

活用事例2

不要な文字列や記号を一括で削除・置換し、クリーンなデータに整えたい
インポートデータや外部システム連携データには、余計なスペースやカッコ、接頭辞・接尾辞が含まれていることがあります。
文字変換置換プラグインなら、「前後のスペースを削除」「特定の語句を別の語句に置き換え」「記号を削除」などのルールを登録しておき、毎回自動でクレンジング可能です。
これにより、担当者が1件ずつ手修正する必要がなくなり、データ登録の品質とスピードを同時に高められます。

活用事例3

業務ルールに合わせた独自フォーマットに整形し、他システム連携や帳票出力をスムーズにしたい
「郵便番号はハイフンありの7桁に統一」「電話番号は数字のみで格納」「コードは先頭ゼロ埋めで固定桁数にする」など、業務で求められるフォーマットに合わせた文字変換・置換ルールを柔軟に設定できます。
kintone内のデータを常に所定の形式に整えておくことで、他システムとの連携や帳票出力時のエラーを防ぎ、運用全体の安定性を高めることができます。