kintoneの連携サービス「Reckoner」とは？強みや価格、導入事例まで徹底解説【連携サービス】

2024.11.25

日々のデータ活用で、次のような悩みはありませんか？

複数のSaaSやデータベース間でデータを連携したいが、設定や運用が複雑で手が回らない
データ連携のたびにエンジニアに依頼しており、対応待ちが発生してしまう
部署ごとにデータがサイロ化しており、全体を横断した分析やレポートがしづらい

こうした課題を解決するのが「Reckoner」です。
Reckonerは、複数のSaaSやデータベース、ストレージ間のデータの集約・加工・連携をノーコードで実行できるクラウド型データ連携サービスです。

ブロックをつなぐような操作でデータパイプラインを構築でき、100種以上のサービスと連携しながら、現場主導でのデータ統合と業務自動化を実現できます。

本記事では、「Reckoner」の強みや主な機能、料金体系、導入事例まで詳しく解説します。
ノーコードで本格的なデータ連携基盤を構築したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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kintoneの連携サービス「Reckoner」とは
Reckonerが解決できる悩み
Reckonerの提供メーカー紹介
Reckonerの料金
Reckonerの機能概要
- 機能一覧
Reckonerの活用事例
まとめ

kintoneの連携サービス「Reckoner」とは

「Reckoner」は、株式会社スリーシェイクが提供するノーコード型のデータ連携プラットフォームです。
kintoneとSalesforceやSmartHRをはじめとしたさまざまなSaaSやデータベースとの連携フローを、プログラムを書くことなく構築できるのが特長です。

画面上で項目のマッピングや加工条件を設定するだけで、複数システム間のデータ同期や集約・変換を自動化できるため、営業部門や人事部門など、部門ごとに異なるシステムを使っている企業でも、情報の一元管理と業務効率化に大きく貢献します。

Reckonerが解決できる悩み

複数のSaaSやデータベースにデータが分散しており、レポート作成や分析のたびに手作業で集計している
Reckonerを使えば、100種以上のSaaSやデータベース、ファイルストレージなどからデータを自動で収集・統合できます。
広告・SFA/MA・CRM・勤怠などバラバラなデータを一元的に集約できるため、レポート作成や分析前の「データ集め」にかかる時間と手間を大幅に削減できます。
データ連携やETL処理をエンジニア任せにしており、ちょっとした変更にも開発工数とリードタイムがかかってしまう
ノーコードでデータパイプラインを構築できるため、現場担当者がブロックをつなぐ感覚で連携フローを作成・修正できます。
SQLやプログラミングの知識がなくてもデータの抽出・加工・連携を柔軟に変更でき、現場主導でスピーディーな改善サイクルを回せます。
データ基盤を整えたいが、専用インフラや大規模な初期投資がネックになっている
クラウド型のデータ連携ツールとして提供されているため、インフラ構築や保守運用の負担を最小限に抑えながら、スモールスタートでデータ基盤を立ち上げられます。
将来的にデータ量や連携先が増えても、クラウド上で拡張しやすく、中長期的なDX推進の土台として活用できます。

Reckonerの提供メーカー紹介

株式会社スリーシェイク

「Reckoner」を提供している株式会社スリーシェイクは、クラウドとデータ連携を基盤に、企業のインフラとビジネスプロセスを支えるテックカンパニーです。

インフラ設計・構築から運用・データ統合・セキュリティ・人材支援まで幅広く手がけ、SRE（Site Reliability Engineering）やデータ活用の専門体制を整えている点が特徴です。

迅速な行動と深い技術力を持つチームが、企業の「インフラをシンプルにしてイノベーションが起こりやすい世界を作る」というビジョンを追求しています。

詳細については、株式会社スリーシェイク公式サイトをご覧ください。

Reckonerの料金

プラン名	初期費用（税抜）	月額利用料（税抜）
Reckoner	0円	80,000円〜

※ユーザー数制限なし。ワークフロー数、月のデータ転送量によってプランが異なります。
※ユーザー登録から14日間無料トライアル可能（データ量の合計が500GBまで）

Reckonerの機能概要

機能一覧

ノーコードでデータ連携
Reckonerはプログラム開発不要のノーコード型データ連携ツールで、GUI上でブロックをつなぐ感覚でワークフローを作成できます。
ドラッグ&ドロップ操作で連携処理を組み立てられるため、エンジニア以外の担当者でも複数システム間のデータ連携を簡単に構築できます。
Salesforce・SmartHRなど主要SaaSとの連携
kintoneはもちろん、SalesforceやSmartHRなど100種類以上のクラウドサービスやデータベースと連携できます。
部門ごとに使っているSaaSをまたいでデータを自動連携できるため、営業・人事・経理などの情報を横断して活用しやすくなります。
自動データ加工
連携の途中で、結合・グループ化・型変換・カラム名変更・文字列置換・JSON展開など、さまざまなデータ加工をノーコードで実行できます。
システムごとに異なるデータ形式や項目構成も、自動で変換してから書き出せるため、手作業による加工や転記ミスを大幅に減らせます。
サブテーブル対応
kintone連携では、通常のフィールドだけでなくサブテーブルのデータ抽出・書き込みにも対応しています。
JSON形式で取得したサブテーブルを展開して他システムに連携したり、外部システム側の明細データをサブテーブルとしてkintoneに登録するなど、明細レベルまで含めた一元管理が可能です。
スケジュール実行による自動連携
ワークフローごとに実行スケジュールを設定でき、日次・時間単位など任意のタイミングでデータ連携を自動実行できます。
更新間隔を短く設定すれば、手動連携と比べてリアルタイムに近い形で各システムのデータを最新状態に保つことができ、常に新しい顧客情報や従業員情報を元に業務を進められます。

Reckonerの活用事例

活用事例1

SaaSやデータベースをまたぐ情報を統合し、kintoneを“最新データのハブ”にしたい
Reckonerとkintoneを連携させることで、外部のSaaSやデータベースから取得したデータを自動でkintoneに流し込むことができます。
たとえば、受注管理システム・EC・広告レポートなどから売上や顧客データを取り込み、kintone上で案件別・顧客別に一覧化。
これまではCSVダウンロードとインポートを繰り返していた運用を、定期バッチやスケジュール実行で自動化でき、常に最新の状態で分析・共有できるようになります。

活用事例2

kintoneのデータをBIツールやDWHへ連携し、より高度な分析に活かしたい
kintoneに蓄積された顧客情報・案件情報・活動履歴などを、Reckoner経由でBIツールやデータウェアハウスに連携することで、「ダッシュボードでの可視化」「複数システム横断の集計」「期間比較・セグメント分析」などを行いやすくなります。
日々の入力はこれまで通りkintoneで行いながら、経営層向けレポートやマーケティング分析は専用ツールで行う、といった役割分担をスムーズに設計できます。

活用事例3

ノーコードでデータ連携フローを設計し、運用変更にも柔軟に対応したい
Reckonerの画面上で、ドラッグ＆ドロップ中心の操作で「どのシステムの、どの項目を、どの条件で、kintoneのどの項目へ渡すか」といったフローを設計できます。
新しいアプリの追加やフィールド構成の変更があった場合でも、コードを書き直さずに設定側の修正で対応できるため、業務の変化に合わせてデータ連携も素早くチューニング可能です。
結果として、情シスや開発部門だけに依存せず、現場主体で“つながるkintone運用”を育てていけます。

まとめ

kintone連携サービス「Reckoner」は、多様なSaaSやデータベースとの連携をノーコードで構築できるデータ連携プラットフォームです。

kintoneとSalesforce、SmartHRなど、部門ごとに異なるシステムで管理しているデータをまとめて同期・集約できるため、企業内外の情報共有や業務効率化を大きく前進させます。
専門的なプログラム知識がなくても、画面上の設定だけでデータフローを設計・運用できる点も、現場主導でのデータ活用を進めたい企業にとって大きなメリットです。

料金体系は利用規模や要件に応じて個別に案内されるため、具体的な機能要件や連携したいシステムを整理したうえで、公式サイトから最新情報を確認しつつ、自社に最適なプランでの導入をご検討ください。

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