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kintoneの連携サービス「k-History」とは?強みや価格、導入事例まで徹底解説【連携サービス】

  • kintoneでデータを誤って削除・上書きしてしまい、元の状態がわからず復旧に時間がかかる
  • 誰がいつどのレコードを操作したのか把握できず、原因調査や内部統制の面で不安が残る
  • 重要な情報を扱っているのに、「もしものとき」に備えた仕組みが十分ではないと感じている

こうした課題の解消を支援するのが「k-History」です。

kintone上の操作履歴や変更内容を記録・可視化することで、誤操作時のリカバリやトラブル発生時の原因追跡をスムーズにします。

本記事では、「k-History」の主な機能や料金、活用シーンについて紹介します。kintoneのセキュリティと運用の安心感を高めたい方は、ぜひ参考にしてください。

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kintoneの連携サービス「k-History」とは

「k-History」は、オーサムジョブ合同会社が提供する、kintoneにレコード履歴とバックアップ機能を付加する連携サービスです。

kintone上でユーザーが行ったレコードの追加・編集・削除などの操作履歴を自動的に記録し、削除を含む変更内容を詳細に追跡できます。
例えば、「誰が」「いつ」「どのアプリの」「どのレコードを」「PC/モバイル/JavaScript/REST API のどの経路から」操作したのかを後から確認できるため、業務上の透明性や監査対応に役立ちます。

また、過去に削除されたレコードや添付ファイルも履歴から復旧できるため、「データを消してしまった」という事態にも素早く対応できます。
履歴データはCSV形式でダウンロードできるので、アプリごとの利用状況やアクセス状況をエクセルなどで分析したり、監査用のログとして活用したりすることも可能です。

k-Historyが解決できる悩み

  • 誤削除や上書きによるデータ消失リスクを減らしたい
    k-Historyを導入すると、kintone上のレコード操作や添付ファイルの削除・変更履歴が自動で記録され、過去状態からの復旧も可能になります。
    「誰かが消してしまった」「いつ上書きされたか分からない」といったトラブル時でも、履歴をたどってデータを戻せるため、誤操作によるデータ消失リスクを大きく低減できます。
  • 誰がいつどのデータを触ったのか把握できず、原因究明や説明責任に困っている
    k-Historyは「誰が」「いつ」「どのアプリで」「どのレコードを」「どの端末から」操作したかを詳細に記録します。
    これにより、問題発生時の原因追跡や、社内外への説明責任を果たしやすくなり、業務の透明性やガバナンス強化につなげることができます。
  • 監査対応やセキュリティ面での証跡をきちんと残したい
    k-Historyで取得した操作履歴は、CSVエクスポートなどで保管・提出ができるため、内部監査や外部監査の際の証跡として活用できます。
    日常的な利用ログを自動で蓄積しつつ、万一の不正操作や情報漏えい疑いがあった場合にも、履歴を根拠に迅速な調査・対処を行える体制を整えられます。

k-Historyの提供メーカー紹介

オーサムジョブ合同会社

「k-History」を提供しているオーサムジョブ合同会社は、Microsoft Azureやkintoneなどのクラウドサービスを活用したシステム開発およびコンサルティングを行う企業です。

ビジネス向けWebサービスの開発・運用を中心に、システム開発アドバイザリーやクラウドサービス提供を通じて、企業の業務効率化とクラウド活用を支援している点が特徴です。

情報セキュリティマネジメントシステム(ISO/IEC 27001)の認証を取得しており、安全性に配慮したクラウドサービス運用にも取り組んでいます。

詳細については、オーサムジョブ合同会社公式サイトをご覧ください。

k-Historyの料金

プラン月額利用料(税抜)年額利用料(税抜)
履歴30日プラン10,000円/月100,000円/年
履歴60日プラン15,000円/月150,000円/年
履歴90日プラン20,000円/月200,000円/年

k-Historyの機能概要

機能一覧

  • 操作履歴の自動記録
    kintone上で行われたレコードの追加・編集・削除などの操作履歴を自動で記録できます。
    誰がいつどのアプリ・レコードを操作したのかを後から確認できるため、誤操作や不正な更新の追跡に役立ちます。
  • 削除されたレコード・添付ファイルの復元
    誤って削除したレコードや添付ファイルも、k-Historyに保存された履歴から復元できます。
    削除前の状態に戻せるため、「うっかり削除」による業務影響を最小限に抑えられます。
  • 履歴データのCSVエクスポート
    記録された操作履歴はCSV形式でエクスポートでき、Excelなどを用いた集計や分析、監査用資料としての活用が可能です。
    アプリ単位・ユーザー単位での利用状況の可視化にも役立ちます。
  • JavaScriptエラー情報の記録
    JavaScriptカスタマイズを行っているkintone環境でも、ブラウザコンソールだけでなく、発生したエラーの情報をk-History側に記録できます。
    いつ・どの画面でエラーが起きたかを把握しやすくなり、原因調査や改修対応を効率化できます。
  • セキュリティ・運用面を意識した設計
    操作履歴の取得や復元機能により、内部統制やセキュリティ強化に貢献します。
    監査対応やガバナンス向上を目的とした運用にも組み込みやすい構成となっています。

k-Historyの活用事例

活用事例1

誤削除・誤更新が多いアプリの「安全網」として活用する
案件管理や見積管理など、レコード数が多く更新頻度も高いアプリにk-Historyを導入し、「誰かが消してしまった」「上書きしてしまった」際には、k-History上の履歴から対象レコードや添付ファイルを復元する運用にします。
これにより、誤操作が発生してもすぐに元の状態へ戻せるため、現場担当者の心理的負担を軽減しつつ、データ消失リスクを最小限に抑えられます。

活用事例2

操作ログを活用した内部統制・監査対応の強化
顧客情報や売上データなど重要度の高いアプリを対象に、k-Historyで「誰が・いつ・どのレコードを・どう操作したか」を継続的に記録し、定期的にCSVエクスポートして保管します。
問題発生時には履歴をさかのぼって原因となった操作を特定でき、内部監査や外部監査の際にも、具体的な操作ログをエビデンスとして提示できる体制を構築できます。

活用事例3

JavaScriptカスタマイズ環境のトラブルシューティングに活用する
JavaScriptで画面カスタマイズを行っているkintone環境にk-Historyを導入し、通常はブラウザコンソールでしか確認できないエラー情報も履歴として蓄積します。
どのユーザーが、どの画面で、どのタイミングでエラーに遭遇したかを一覧で確認できるため、再現性の低い不具合でも原因箇所を特定しやすくなり、開発・保守チームのトラブルシューティング工数削減につながります。

まとめ

「k-History」は、kintone上のレコードに対する操作履歴を自動的に記録し、安全性と透明性の向上に役立つ履歴管理サービスです。

誤って削除したレコードや添付ファイルも履歴から復元できるため、重要なデータの消失リスクを軽減できます。
また、記録された履歴はCSV形式で出力できるため、監査用ログやシステム利用状況の分析にも活用できます。

kintoneの運用をより安心かつ効率的に進めたい企業にとって、導入を検討しやすい連携サービスと言えるでしょう。

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