kintoneのプラグイン「フロア区画管理プラグイン」とは？強みや価格、導入事例まで徹底解説【kintoneプラグイン】

2025.05.28

フロア図を使って設備や区画の状態を直感的に把握できるフロア区画管理プラグインは、kintone上での位置管理を大幅にわかりやすくするプラグインです。
導入前には、次のような課題が発生しがちです。

点検・保守の対象設備が「どこにあるのか」が把握しづらく、確認に時間がかかる
フロア図を紙や別ツールで管理しており、kintoneとの二重管理になってしまう
区画ごとの利用状況や配置情報を一覧で把握しにくく、現場判断にムラが出る

本記事では、このプラグインがこれらの課題をどう解消するのかを、機能・料金・導入イメージと合わせて分かりやすく紹介します。
施設・設備管理をkintoneでシンプルに整理したい方に向けた内容です。

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フロア区画管理プラグインとは
フロア区画管理プラグインが解決できる悩み
フロア区画管理プラグインの提供メーカー紹介
フロア区画管理プラグインの料金
フロア区画管理プラグインの機能概要
- 機能一覧
フロア区画管理プラグインの活用事例
まとめ

フロア区画管理プラグインとは

フロア区画管理プラグインは、kintone上でフロアマップや図面、画像ファイルにPINを配置し、設備や施設の位置情報を直感的に管理できるプラグインです。

広い工場や商業施設、複数フロアを有するオフィスビルなどにおいて、区画管理や点検・保守業務、在庫管理などをkintoneと連携して一元的に扱えるようにします。

従来、紙資料やExcelでは把握しづらかった「どこに何があるか」を視覚的に表現でき、現場との情報共有や履歴管理も含めて、日々の確認・更新作業を分かりやすくすることができます。

フロア区画管理プラグインが解決できる悩み

設備や区画の位置が把握しづらく、現場確認に時間がかかる
紙の図面やExcelでは設備の場所を直感的に把握しづらく、点検・保守のたびに位置を探す手間が発生します。
フロア区画管理プラグインを使うことで、フロア図上にPINで位置を表示でき、現場の確認作業をスムーズにできます。
フロア図・設備情報が分散し、二重管理や情報ズレが起きる
図面は別ツール、設備情報はkintone、といった分散管理が原因で、更新漏れや情報の不一致が発生しやすくなります。
プラグインを導入することで、フロア情報と設備情報をkintone上に集約し、管理の一元化が可能になります。
利用状況・配置状況の全体像が分からず、判断にムラが出る
区画ごとの空き状況や設備の配置を一覧で把握できないと、判断に時間がかかったり、担当者によって運用がばらつきやすくなります。
フロア図上で状態を可視化することで、フロア全体の状況を瞬時に把握し、運用の効率化につながります。

フロア区画管理プラグインの提供メーカー紹介

合同会社Pons

「フロア区画管理プラグイン」を提供している合同会社Ponsは、企業や自治体の業務改善やDX推進を支援するITサービス企業です。
kintoneプラグインの開発・販売をはじめ、Google Workspaceを活用した業務環境の構築支援や、業務プロセスの見直し、継続的なDX伴走など、クラウド技術を活かした幅広いサービスを展開しています。

また、サイボウズのオフィシャルプロダクトパートナーとして蓄積した知見を生かし、現場業務に適した使いやすいプラグイン開発を行っている点が特徴です。

プラグインはすべてクライアント側で処理され外部へのデータ送信を行わない設計を採用しており、操作性とセキュリティの両立を重視したプロダクトづくりに取り組んでいます。

詳細については、合同会社Pons公式サイトをご覧ください。

フロア区画管理プラグインの料金

プラン名	価格（税抜）	形態
フロア区画管理プラグイン	30,000円	買い切り型

フロア区画管理プラグインの機能概要

機能一覧

平面図へのピン配置とステータス色分け
建物や土地の平面図画像に対して、区画ごとにピンを配置し、ステータスに応じた色分け表示ができます。
どの区画がどの状態かを図面ベースで確認できるようにします。
区画・部屋の販売／利用状況の可視化
土地の販売状況や部屋の利用状況などを、平面図上のピンと色分けで表現できます。
空き区画と利用中の区画などを一覧ではなく図面上で把握したい場面を想定した構成です。
PCブラウザ向けの画面表示
画像サイズや操作性を前提に、PCブラウザでの利用を想定したプラグインです。
モバイル環境ではなく、デスクトップ環境での確認・操作に重点を置いた表示仕様になっています。
ブラウザ上で完結する動作方式
ライセンス認証を除き、処理はブラウザ上で完結します。
kintoneとブラウザの間で動作する構成で、外部サーバーにレコード内容を送信せずに利用できる設計です。

フロア区画管理プラグインの活用事例

活用事例1

分譲地や区画整理事業での販売状況管理
分譲地や区画整理事業などで、区画ごとの「販売中」「商談中」「契約済み」といったステータスをフロア区画管理プラグインで可視化する活用方法です。
区画図上にPINを立てて状態を色分け表示することで、どの区画が空いていて、どこが成約済みなのかを一目で把握できます。
紙の図面に手書きでメモしていた運用から、kintone上で常に最新の販売状況を共有できるようになり、問い合わせ対応や販売戦略の検討もスムーズになります。

活用事例2

オフィスや商業施設のテナント・部屋管理
オフィスビルや商業施設など、複数フロアにまたがるテナントや会議室・共用スペースを管理するケースで活用できます。
フロア図上に各部屋や区画をPINで登録し、「入居中」「空室」「利用中」などの状態をひも付けることで、空き区画や利用状況を直感的に把握できます。
kintoneのレコードから契約情報や利用履歴にもアクセスできるため、台帳との二重管理を減らし、入居提案やレイアウト見直しの判断もしやすくなります。

活用事例3

工場・倉庫における設備・在庫ロケーション管理
工場や倉庫など、広いフロアに設備や在庫が点在している現場では、「どのエリアのどこに何があるか」を軸にした管理に役立ちます。
フロアマップ上に生産設備や棚・パレットの位置を登録し、設備IDや在庫情報と連携させることで、点検対象やピッキング対象を素早く特定できます。
点検ルートの検討や棚卸し作業の効率化につながるほか、現場担当者間での情報共有もスムーズになります。