kintoneのプラグイン「基本機能拡張プラグイン」とは？強みや価格、導入事例まで徹底解説【kintoneプラグイン】

2025.04.30

kintone標準機能だけでは業務フローに合った細かな制御ができない
フィールドの表示・非表示や必須設定を柔軟に切り替えたい
複数の拡張が必要だが、個別にプラグインを導入するのはコストも手間もかかる

こうした悩みを抱える管理者や現場担当者に最適なのが「基本機能拡張プラグイン」です。
業務に合わせてkintoneアプリを柔軟にカスタマイズし、現場の運用効率を大幅に向上させます。

この記事では、プラグインの特徴や料金、機能、導入事例まで詳しく解説。
kintone活用の幅を広げたい方に必見の内容です。

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kintoneのプラグイン「基本機能拡張プラグイン」とは
基本機能拡張プラグインが解決できる悩み
基本機能拡張プラグインの提供メーカー紹介
基本機能拡張プラグインの料金
基本機能拡張プラグインの機能概要
- 機能一覧
基本機能拡張プラグインの活用事例
まとめ

kintoneのプラグイン「基本機能拡張プラグイン」とは

基本機能拡張プラグインは、kintone標準機能では対応しきれない「フィールドの表示・非表示」「必須化」「選択肢の動的絞り込み」など、日々の業務で「こうできたら便利なのに」と感じる機能をまとめて実装できるプラグインです。

たとえば「あるフィールドの値によって別のフィールドを非表示にしたい」「特定条件下で必須入力項目を切り替えたい」「選択肢を動的に絞り込みたい」といった細かな制御が、ノーコードで簡単に実現できます。

基本機能拡張プラグインが解決できる悩み

標準機能だけでは業務フローに合わせた細かな画面制御ができない
「この条件のときだけフィールドを見せたい」「ステータスごとに入力項目を変えたい」といった要件は、kintone標準機能だけでは実現が難しい場合があります。
基本機能拡張プラグインを使えば、フィールドの表示・非表示や活性／非活性、編集可否などを条件付きで柔軟に制御できるため、実際の業務フローに合った入力画面を用意でき、ユーザーの迷いも減らせます。
不要な入力や記入漏れが多く、データ品質が安定しない
全ユーザーに同じ項目を常に表示していると、「本当は入力不要な場面」でもフィールドが並び、誤入力や入力漏れが発生しやすくなります。
基本機能拡張プラグインを利用すれば、「この条件のときだけ必須にする」「特定の値が選択されたときだけ追加項目を表示する」といった制御が可能になり、入力ルールを自然なかたちで画面に組み込めます。
その結果、不要な入力が減り、必要な情報だけを漏れなく集めやすくなります。
複数プラグインを組み合わせないと実現できず、管理やコストが煩雑になる
表示制御、必須制御、選択肢の絞り込みなどを個別プラグインで対応しようとすると、導入数が増え、設定の把握やバージョン管理が複雑になりがちです。
基本機能拡張プラグインは、こうした「あと一歩ほしい」機能をまとめて提供しているため、単一プラグインで多くの要件に対応できます。
結果として、運用設計やトラブルシューティングがシンプルになり、プラグイン管理の工数やコストも抑えられます。

基本機能拡張プラグインの提供メーカー紹介

合同会社Pons

「基本機能拡張プラグイン」を提供している合同会社Ponsは、企業や自治体の業務改善やDX推進を支援するITサービス企業です。

kintoneプラグインの開発・販売をはじめ、Google Workspaceを活用した業務環境の構築支援や、業務プロセスの見直し、継続的なDX伴走など、クラウド技術を活かした幅広いサービスを展開しています。

また、サイボウズのオフィシャルプロダクトパートナーとして蓄積した知見を生かし、現場業務に適した使いやすいプラグイン開発を行っている点が特徴です。

プラグインはすべてクライアント側で処理され外部へのデータ送信を行わない設計を採用しており、操作性とセキュリティの両立を重視したプロダクトづくりに取り組んでいます。

詳細については、合同会社Pons公式サイトをご覧ください。

基本機能拡張プラグインの料金

プラン名	プラン内容	価格（税抜）	形態
基本機能拡張プラグイン	・条件付き非表示プラグイン・条件付き必須プラグイン・選択肢絞り込みプラグイン	15,000円	買い切り型

基本機能拡張プラグインの機能概要

機能一覧

フィールドの表示・非表示制御
特定フィールドの値や選択内容に応じて、ほかのフィールドを自動で表示・非表示にできるプラグインです。
たとえば申請区分によって詳細欄の有無を切り替えるなど、入力画面を条件ごとに変化させる構成をノーコードで設定できます。
条件に応じた必須項目の切り替え
入力内容や選択肢に合わせて、「必須にする／任意にする」を自動で切り替えられます。
申請内容や対象区分ごとに必要な入力項目が変わるケースで、条件ごとに必須条件を分けた画面設計に対応します。
選択肢の絞り込み設定
ドロップダウンやラジオボタンといった選択フィールドの候補を、他フィールドの値にもとづいて絞り込めます。
都道府県の選択内容に応じて市区町村の選択肢を変えるなど、段階的な選択で入力ミスを減らしたい場面を想定した機能です。
複数条件を組み合わせた入力制御
複数の条件を組み合わせて、入力可否や表示制御を行う設定ができます。
現場で使われている業務フローに合わせて、どの状態のときにどの項目を表示・必須化するかを細かく調整できる構成です。
管理画面から行うノーコード設定
プログラミングなしで、管理画面上の設定だけで各種制御内容を登録できます。
現場担当者が自分たちの運用に合わせて画面制御ルールを見直しやすい前提の設計です。
クライアント完結型の処理と買い切りライセンス
処理はブラウザ上で完結し、ライセンス認証以外で外部にデータを送信しない構成になっています。
サブドメイン単位の買い切りライセンスで、アプリ数やユーザー数の制限なく利用できる前提のプラグインです。

基本機能拡張プラグインの活用事例

活用事例1

入力項目を条件ごとに出し分けて、現場入力をシンプルにする
見積・案件管理アプリで、案件種別（新規／追加／保守など）や取引形態によって必要な入力項目が大きく変わる場合に、基本機能拡張プラグインを利用してフィールドの表示・非表示を制御します。
新規案件では詳細な要件ヒアリング項目を表示し、保守案件では契約番号や対応履歴に関する項目だけを表示するなど、種別ごとに画面を最適化できます。
ユーザーは、自分のケースに必要な項目だけを見ながら入力できるようになるため、入力時間の短縮とミスの削減につながります。

活用事例2

ステータスに応じた必須項目の切り替えで、抜け漏れを防止する
問い合わせ対応アプリやワークフローアプリで、「ステータスが対応中から完了に変わるときは、必ず○○フィールドを入力してほしい」といった要件に対して、ステータス値と連動した必須制御を設定します。
たとえば、見積ステータスが「提出済み」になったタイミングで、見積金額・有効期限・担当者名を必須化するといった運用が可能です。
これにより、「対応は進んでいるのに、後から見ると重要な項目が未入力だった」といった抜け漏れを防ぎ、データの品質と業務プロセスの確実性を高められます。

活用事例3

選択肢の動的絞り込みで、マスタ運用と入力精度を両立する
商品マスタやサービスメニューが多い場合、「カテゴリを選んだあと、そのカテゴリに属する商品だけを選択肢に表示したい」といったニーズに対して、基本機能拡張プラグインの選択肢絞り込み機能を活用します。
まず大分類（カテゴリ）を選ぶと、中分類・小分類の候補が自動的に絞り込まれるため、ユーザーは膨大な選択肢の中から探す必要がなくなります。
これにより、誤った組み合わせでの登録を防ぎつつ、マスタの拡張にも柔軟に対応できるため、入力のしやすさとデータ整合性の両立が可能になります。