kintoneのプラグイン「地図表示プラグイン」とは？強みや価格、導入事例まで徹底解説【kintoneプラグイン】

2025.04.30

kintoneのデータ活用で、次のような課題を感じていませんか。

住所や位置情報を一覧だけで管理しており、現場や顧客の分布が直感的に把握しづらい
地図上で情報を可視化できず、訪問計画やエリア分析に時間がかかっている
データの見える化が進まず、社内での情報共有や意思決定のスピードが上がらない

こうした悩みを抱える企業担当者に適した解決策が、kintoneの「地図表示プラグイン」です。

本記事では、地図表示プラグインの基本的な特徴から料金プラン、具体的な機能、実際の導入事例までを詳しく紹介します。
地図上でのデータ可視化を取り入れることで、業務の見える化と効率化を同時に進めるヒントが得られるでしょう。

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kintoneのプラグイン「地図表示プラグイン」とは
地図表示プラグインが解決できる悩み
地図表示プラグインの提供メーカー紹介
地図表示プラグインの料金
地図表示プラグインの機能概要
- 機能一覧
地図表示プラグインの活用事例
まとめ

kintoneのプラグイン「地図表示プラグイン」とは

kintoneの「地図表示プラグイン」は、アプリ内に登録された住所や緯度・経度の情報をもとに、Googleマップなどの地図サービス上にレコードを表示できるプラグインです。

顧客情報や営業先、配送先などの位置を視覚的に把握できるようになり、訪問計画の立案やエリア分析など、業務の効率化や戦略的な意思決定に役立ちます。

住所データを単なる文字情報として管理するのではなく、地図上にピンとして表示することで、拠点同士の距離感やエリアごとの分布といった空間的な関係性を直感的に理解できるようにするツールです。

地図表示プラグインが解決できる悩み

住所データだけでは顧客・現場の位置関係がイメージしづらい
顧客や営業先、現場の住所を一覧で管理しているだけでは、「どのエリアに案件が集中しているのか」「どの拠点からのアクセスが良いのか」といった空間的な関係性が把握しにくくなります。
地図表示プラグインを使えば、kintoneに登録した住所や緯度・経度をもとに地図上へピン表示できるため、エリアごとの偏りや分布状況を一目で確認でき、営業戦略や拠点配置の検討に活かせます。
訪問計画やルート設計に時間がかかってしまう
訪問順の検討やエリアごとの担当割りなどを、住所の一覧表や紙の地図を見比べながら行っている場合、計画立案に時間がかかり、抜け漏れや非効率なルートが発生しがちです。
地図表示プラグインを利用すると、担当エリアや案件種別ごとにマーカーを表示・条件絞り込みできるため、「どの順番で回るのが合理的か」「どのエリアを優先すべきか」を視覚的に判断しやすくなり、訪問計画の質とスピードを高められます。
社内で位置情報を共有できず、意思決定や情報連携が遅れがち
営業や現場担当とマネジメント層で、位置情報の認識が揃わないと、「どの地域を強化すべきか」「どのエリアにリソースを再配置するか」といった議論が感覚ベースになりがちです。
地図表示プラグインにより、kintone上のデータをそのまま地図で共有できるようになることで、関係者間で同じ地図を見ながら状況を確認でき、エリア戦略やリソース配分に関する意思決定をスムーズに進められます。

地図表示プラグインの提供メーカー紹介

合同会社Pons

「地図表示プラグイン」を提供している合同会社Ponsは、企業や自治体の業務改善やDX推進を支援するITサービス企業です。
kintoneプラグインの開発・販売をはじめ、Google Workspaceを活用した業務環境の構築支援や、業務プロセスの見直し、継続的なDX伴走など、クラウド技術を活かした幅広いサービスを展開しています。

また、サイボウズのオフィシャルプロダクトパートナーとして蓄積した知見を生かし、現場業務に適した使いやすいプラグイン開発を行っている点が特徴です。
プラグインはすべてクライアント側で処理され外部へのデータ送信を行わない設計を採用しており、操作性とセキュリティの両立を重視したプロダクトづくりに取り組んでいます。

詳細については、合同会社Pons公式サイトをご覧ください。

地図表示プラグインの料金

プラン名	価格（税抜）	形態
地図表示プラグイン	45,000円	買い切り型

地図表示プラグインの機能概要

機能一覧

住所・座標データの地図表示
kintoneアプリに登録された住所や緯度・経度を読み込み、地図上にピンとして表示できます。
レコードごとの位置を地図上で確認できるため、データの地理的な分布を把握しやすくなります。
地図クリックによる座標取得とレコード反映
レコードの登録・編集時に地図をクリックすると、その地点の緯度・経度を取得してレコードのフィールドに反映できます。
現地の位置を地図上で指定しながら、位置情報付きのレコードを作成する運用に対応しています。
複数種類の背景地図表示
地図の背景図として、オープンソースの地図や国土地理院地図など複数の地図を選択できます。
用途や社内ルールに合わせて利用する地図種別を切り替えられる構成です。
ピンの色分けと詳細情報ポップアップ
顧客種別や案件ステータスなど、任意の条件にもとづいてピンの色分けができます。
ピンをクリックすると、担当者名や連絡先、案件内容など、レコードから指定した項目をポップアップで表示でき、地図画面から概要を確認できます。
条件指定による表示フィルタとモバイル対応
特定の地域や条件に該当するレコードだけを地図上に表示するフィルタ機能を備えています。
スマートフォンやタブレットからも地図表示・操作が行えるため、外出先で位置情報を参照しながら業務を進める場面にも対応できます。

地図表示プラグインの活用事例

活用事例1

営業先・顧客の分布を可視化してエリア戦略に活用する
顧客管理アプリに登録された住所情報を地図表示プラグインでマッピングし、担当エリアや業種別にマーカーの色分けを行います。
これにより「どのエリアに見込み顧客が多いか」「既存顧客が集中している地域はどこか」といった分布をひと目で把握でき、重点エリアの選定や新規開拓の優先順位付けに役立ちます。
エクセル一覧では見えなかった偏りや空白エリアが可視化されることで、より根拠のある営業戦略立案が可能になります。

活用事例2

保守・点検ルートの最適化による移動工数の削減
設備保守や定期点検の対象拠点をkintoneで管理し、地図表示プラグインを使って地図上に表示します。
訪問予定日の近い拠点を条件で絞り込み、位置関係を見ながら訪問ルートを組み立てることで、無駄な移動を減らせます。
紙地図や複数ツールを併用せず、kintone上の最新データだけでルート設計ができるため、現場担当者の計画立案時間の削減と、移動コストの抑制につながります。

活用事例3

問い合わせ・クレーム発生エリアの分析によるサービス品質改善
問い合わせ管理アプリやクレーム対応アプリに登録された顧客住所を地図表示プラグインで表示し、ステータスや内容種別ごとにマーカー色を変えて管理します。
これにより、「特定エリアでトラブルが集中していないか」「どの地域でサービス品質課題が出やすいか」を地図上で把握できます。結果として、エリア別の原因分析や重点フォロー地域の設定がしやすくなり、サービス改善施策の優先順位付けに活かすことができます。