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「kintoneのプラグイン「Boost! Cascade」とは?強みや価格、導入事例まで徹底解説【kintoneプラグイン】」

kintoneを利用する中で、次のような悩みを感じていませんか?

  • 地方 → 県 → 市区町村といった階層的な選択項目を扱いたいが、標準機能ではうまく実現できず、複雑な選択肢管理に手間がかかっている
  • 選択肢同士の整合性が取れず、ユーザーが誤った組み合わせを選んでしまい、データ入力ミスが発生しやすい
  • ルックアップで参照するレコードを柔軟に絞り込めず、他アプリとの連携設計に制約が多い

この記事では、kintoneのプラグイン「Boost! Cascade」が、こうした課題をどのように解決できるのかを解説します。
具体的な機能や料金プラン、活用事例を紹介し、階層構造を持つ選択式フィールドの管理・運用を効率化するためのヒントをお届けします。

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kintoneのプラグイン「Boost! Cascade」とは

「Boost! Cascade」は、選択式フィールド(ドロップダウン)の選択肢を他の選択式フィールドの値に応じて動的に変化させることができるプラグインです。

地方→県→市といった階層的な絞り込み選択を実現し、データ入力の精度向上と業務効率化に貢献します。
また、「Boost! Action」のルックアップ機能と連携して取得レコードを絞り込むことも可能です。

Boost! Cascadeが解決できる悩み

  • 階層的な選択肢を標準機能だけでは実現できない
    地方→県→市区町村や、カテゴリ→サブカテゴリ→商品といった階層構造の選択肢を扱いたくても、kintoneの標準機能では1つ1つの選択式フィールドを個別に設定する必要があり、運用・メンテナンスの手間がかかります。
    Boost! Cascadeを使うことで、上位の選択内容に応じて下位の選択肢が自動的に絞り込まれるため、階層的な選択ロジックをシンプルに実装できます。
  • 選択肢の不整合による入力ミスが頻発してしまう
    上位と下位の選択肢が連動していない場合、「存在しない組み合わせ」で登録されてしまうなど、データの不整合や入力ミスが発生しがちです。
    Boost! Cascadeは、あらかじめ定義した組み合わせに基づいて選択肢を制御できるため、ユーザーが誤った組み合わせを選べない状態を作り、マスタデータの精度向上につなげられます。
  • ルックアップ連携時の絞り込み条件が柔軟に設定できない
    他アプリからルックアップで情報を取得する際、「上位の選択内容に応じて参照先を絞り込みたい」といった要件を標準機能だけで満たすのは難しい場合があります。
    Boost! Cascadeは、Boost! Actionのルックアップ機能と連携することで、選択内容に応じて参照レコードを自動的に絞り込み、入力担当者が迷わず必要なデータを選択できる環境を整えます。

Boost! Cascadeの提供メーカー紹介

合同会社ぱんだ商会

「Boost! Cascade」を提供している合同会社ぱんだ商会は、ソフトウェアやハードウェアの企画・研究・開発から、販売・保守、それらに関するコンサルティングまでを手がけるIT企業です。

ブラウザ上で利用できるオンラインフォトエディター「freepei」などの自社サービスを展開してきた実績があり、Web技術を活かしたプロダクト開発に強みを持っています。

こうした開発力を背景に、kintone向けの「Boost!」シリーズをはじめとした各種プラグインを提供し、業務の見える化や効率化に取り組む企業を支援している点が特徴です。

詳細については、合同会社ぱんだ商会公式サイトをご覧ください。

Boost! Cascadeの料金

料金プラン内容
無料試用3ヶ月間無料で利用可能
年間ライセンス年額10,000円(税抜)でメッセージなし

※「Boost! Cascade」は無料でダウンロードして使用できますが、3ヶ月の試用期間を過ぎると、インストールしているアプリ毎に1日1回、ライセンス購入を促すメッセージが表示されます。
このメッセージを表示させずに利用するには、年額10,000円(税抜)のライセンス料が必要です。

Boost! Cascadeの機能概要

機能一覧

  • 親フィールドと子フィールドの選択肢連動
    選択式フィールド同士を親子関係として設定し、親フィールドの値に応じて子フィールドの選択肢を自動で切り替えられるプラグインです。
    地方を選ぶとその地方に属する県だけを表示する、といった絞り込み選択をkintone上で実現できます。
  • 多段階の階層絞り込み設定
    親子の関係は一段だけでなく、地方 → 県 → 市のように複数段階で設定できます。
    業種 → サービス区分 → 詳細メニューなど、独自の階層構造にも対応できるため、入力項目の体系に合わせた選択肢制御が可能です。
  • Boost! Actionのルックアップ条件としての利用
    Boost! Actionのルックアップ機能と連携し、Cascadeで設定した絞り込みをルックアップの取得条件として使えます。
    親フィールドの値に応じて、ルックアップで検索される候補レコードを絞り込むような使い方ができ、参照先の選択ミスを抑えやすくなります。
  • PC版・モバイル版・Webフォームでの動作
    kintoneのPC版画面だけでなく、モバイル版やBoost! Injectorで作成したWebフォームでも同じ連動設定を反映できます。
    利用するデバイスや入力経路が分かれていても、共通の階層選択ルールで入力を受け付ける構成です。
  • 一覧画面での利用(Boost! Spreadとの連携)
    標準ではフォーム画面側で動作しますが、Boost! Spreadと組み合わせることで、表形式ビュー上での編集時にも選択肢の連動を効かせることができます。
    一覧画面で複数レコードを編集するときにも、親子関係にもとづいた選択肢制御を維持したい場合に使える組み合わせです。

Boost! Cascadeの活用事例

活用事例1

顧客住所の階層選択による入力精度向上
顧客管理アプリで「地方→都道府県→市区町村」のように住所を階層的に選択できるようにし、Boost! Cascadeで上位フィールドの選択内容に応じて下位の選択肢を自動絞り込みします。
ユーザーは順番に選ぶだけで正しい組み合わせの住所を入力できるため、入力ミスや表記ゆれが減少し、後続の集計・分析やDM発送などの業務精度向上につながります。

活用事例2

商品カテゴリ選択による見積・受注業務の効率化
見積・受注アプリにおいて、「商品カテゴリ→シリーズ→型番」といった商品マスタを階層構造で管理し、Boost! Cascadeでカテゴリごとに選択肢を連動させます。
担当者はカテゴリを選ぶと関連するシリーズと型番だけが表示されるため、商品選択にかかる時間を短縮できます。
誤った型番の選択やマスタ参照漏れも防止でき、見積・受注業務の品質とスピードの両方を高められます。

活用事例3

拠点・部署別のマスタ参照を前提としたルックアップ連携
拠点ごとに異なる取引条件や商品マスタを持つ場合、「エリア→拠点→部署」などの階層をBoost! Cascadeで制御し、その選択結果をもとにBoost! Actionのルックアップ機能で参照レコードを絞り込みます。
担当者は所属拠点や部署を選ぶだけで、該当する条件のレコードだけをルックアップできるため、誤ったマスタ参照を防ぎつつ、現場の入力作業をシンプルにできます。

まとめ

「Boost! Cascade」は、入力精度と運用効率の向上に貢献するkintone専用プラグインです。
複雑な階層構造を持つ選択式フィールドを親子関係で連動させる機能や、柔軟なルックアップ連携により、現場の入力負荷を軽減しながら、データの整合性を確保できます。

また、「Boost! Spread」と組み合わせることで、より柔軟なマスタ管理やデータ入力の運用も可能になります。
本記事の内容を参考に、「Boost! Cascade」の導入を検討し、選択式フィールド管理の効率化と業務改善に役立ててみてはいかがでしょうか。

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