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「kintoneのプラグイン「Boost! Delete」とは?強みや価格、導入事例まで徹底解説【kintoneプラグイン】」

kintoneを日々の業務で利用する中で、次のような不安や課題を感じることはないでしょうか。

  • 誤って重要なレコードを削除してしまい、そのまま復元できない
  • 誰がいつ削除したのか分からず、削除履歴を追いにくい
  • 削除の承認フローやバックアップ運用が属人化しており、管理が煩雑になっている

こうした課題の解消に役立つのが、kintoneのプラグイン「Boost! Delete」です。
削除前の確認や削除データの一時退避、削除操作のログ管理などを組み込むことで、誤削除のリスクを抑えつつ、安全性の高い運用を実現できます。

この記事では、「Boost! Delete」の主な機能や料金プラン、活用事例を紹介し、自社のkintone運用をどのように改善できるかを解説します。

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kintoneのプラグイン「Boost! Delete」とは

「Boost! Delete」は、レコード削除前に確認メッセージを表示し、必要に応じて他アプリへバックアップを行うkintone専用プラグインです。
このプラグインを使用することで、削除データの復元性や操作管理が向上し、安全で効率的な運用が可能になります。

Boost! Deleteが解決できる悩み

  • うっかり削除によるデータ消失が不安
    標準機能のレコード削除はワンクリックで実行できてしまうため、確認漏れによる誤削除が起こりやすくなります。
    Boost! Deleteを使うと、削除前に確認メッセージを表示できるため、「本当に削除してよいか」をユーザーに再確認させる運用が可能になり、重要データの消失リスクを抑えられます。
  • 削除後に内容を確認したいのに、元データが残っていない
    削除したあとで「どんな内容だったのか確認したい」「復元したい」という場面でも、バックアップがなければ対応できません。
    Boost! Deleteは、削除前のレコード内容を別アプリにバックアップしておけるため、必要に応じて内容の参照や再登録がしやすくなり、削除後のフォローもしやすくなります。
  • 誰がいつ削除したかを把握したいが、記録の仕組みが整っていない
    削除操作の履歴を残す仕組みがないと、「いつ・誰が・どのレコードを削除したのか」を後から追いかけるのが難しくなります。
    Boost! Deleteでは、バックアップ先アプリ側で削除日時や削除実行者用の項目を持たせることで、削除操作の記録を残す運用がしやすくなり、運用管理やトラブル時の原因確認にも役立てられます。

Boost! Deleteの提供メーカー紹介

合同会社ぱんだ商会

「Boost! Delete」を提供している合同会社ぱんだ商会は、ソフトウェアやハードウェアの企画・研究・開発から、販売・保守、それらに関するコンサルティングまでを手がけるIT企業です。

ブラウザ上で利用できるオンラインフォトエディター「freepei」などの自社サービスを展開してきた実績があり、Web技術を活かしたプロダクト開発に強みを持っています。

こうした開発力を背景に、kintone向けの「Boost!」シリーズをはじめとした各種プラグインを提供し、業務の見える化や効率化に取り組む企業を支援している点が特徴です。

詳細については、合同会社ぱんだ商会公式サイトをご覧ください。

Boost! Deleteの料金

料金プラン内容
無料試用3ヶ月間無料で利用可能
年間ライセンス年額10,000円(税抜)でメッセージなし

※「Boost! Delete」は無料でダウンロードして使用できますが、3ヶ月の試用期間を過ぎると、インストールしているアプリ毎に1日1回、ライセンス購入を促すメッセージが表示されます。
このメッセージを表示させずに利用するには、年額10,000円(税抜)のライセンス料が必要です。

Boost! Deleteの機能概要

機能一覧

  • 削除前の確認メッセージ表示とバックアップ
    レコード削除のタイミングで確認メッセージを表示し、必要に応じてレコード内容を他のアプリにバックアップできるプラグインです。
    削除操作の前に一度確認を挟みつつ、削除予定のレコードを別アプリ側に控えとして残す運用ができます。
  • コメントを含むレコード内容の詳細バックアップ
    バックアップにはレコード本体だけでなく、レコードに付属しているコメントも含めて保存できます。
    削除前の状態をほぼそのまま別アプリに保管できるため、後から内容を確認したり、別プラグインを使って復元したりするときの情報源として活用できます。
  • レコード状態とユーザー属性にもとづく処理条件の指定
    どのレコード状態のとき、どのログインユーザーに対して処理を有効にするかを設定画面で指定できます。
    特定のステータスのレコードだけバックアップ対象にしたり、所属グループやロールに応じて動作させるユーザーを絞り込んだりといった制御が可能です。
  • 削除イベントをトリガーにしたバックアップ処理の実行
    設定した条件に合致した場合、レコード削除時にバックアップ処理を自動実行します。
    削除操作そのものをきっかけに処理が走るため、ユーザー側でバックアップの有無を毎回意識しなくても、あらかじめ決めたルールどおりに削除前のデータを残せます。
  • Boost! Restoreとの連携による復元前提の運用
    バックアップしたデータを復元するときは、別プラグインのBoost! Restoreと組み合わせて利用します。
    Boost! Delete側で削除レコードを蓄積し、必要に応じてBoost! Restoreから元のアプリへレコードを戻す、といった流れを前提にした設計になっています。

Boost! Deleteの活用事例

活用事例1

基幹マスタの誤削除を防ぐバックアップ運用
顧客マスタや商品マスタなど、業務全体に影響するレコードを扱うアプリでBoost! Deleteを導入した例です。
削除ボタン押下時に確認メッセージを表示しつつ、削除前のレコード内容を「削除ログアプリ」に自動バックアップ。
万が一誤削除が発生しても、ログ側から内容を確認して再登録できるため、重要マスタの運用リスクを抑えられます。

活用事例2

プロジェクト終了時のアーカイブと削除履歴管理
案件管理アプリで、終了から一定期間経過した案件を削除して運用しているケースです。
Boost! Deleteにより、削除前にレコード内容を「案件アーカイブアプリ」にコピーしてから削除するよう設定。
アーカイブ側では「削除日」「削除担当者」を保存しているため、過去案件の参照や監査対応が必要になった際も、削除履歴を含めて確認できます。

活用事例3

テストデータ削除時の確認プロセスを強化
開発・検証用のkintone環境で、テストデータと本番に近い検証データが混在しており、誤って必要なデータを削除してしまうリスクがあった事例です。
Boost! Deleteで、削除前に「本番想定データです。削除してよろしいですか?」といった注意文を表示し、バックアップアプリへの退避も同時に実行。
テストデータの整理はしつつ、必要な検証データを誤って消してしまった場合でも、内容を確認・復元できる体制を整えました。

まとめ

「Boost! Delete」は、レコード削除前に確認メッセージの表示や、別アプリへのバックアップを自動で行えるkintoneプラグインです。
削除の直前にユーザーへ再確認を促しつつ、削除対象レコードの内容を退避しておけるため、うっかり削除によるデータ消失リスクを軽減できます。

また、バックアップ先アプリに削除日時や削除実行者の情報を残す運用にすることで、「誰が・いつ・どのレコードを削除したのか」を後から追跡しやすくなります。
重要マスタや案件データなど、削除ミスが業務へ与える影響が大きいアプリで、削除プロセスの安全性と透明性を高めたい場合に役立つプラグインです。

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