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「kintoneのプラグイン「Boost!Upsert」とは?強みや価格、導入事例まで徹底解説【kintoneプラグイン】」

kintoneを業務で活用する中で、次のような課題を感じることはないでしょうか。

  • アプリ間でレコードをコピー・更新する作業に手間がかかる
  • 更新漏れや二重管理が発生し、データの一貫性を保ちにくい
  • 特定の条件に応じてレコードをコピー/更新する仕組みを作りづらい

こうした悩みの解消に役立つのが、kintoneのプラグイン「Boost!Upsert」です。

この記事では、Boost!Upsertの主な機能や料金、具体的な活用事例を紹介し、アプリ間連携やデータ更新の負担を減らしながら、kintone運用をどのように改善できるかを解説します。

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kintoneのプラグイン「Boost!Upsert」とは

「Boost!Upsert」は、kintone内でアプリ間のレコードコピーや更新処理を自動化できるプラグインです。

レコード保存時やプロセスアクション、ボタンクリックなどをトリガーにして処理を実行でき、指定したキー項目をもとに「既存レコードは更新」「存在しない場合は新規作成」といった動きを組み込めます。

また、自アプリ内へのコピーにも対応しており、Boost!シリーズ独自の関数を組み合わせることで、テンプレートレコードの一括再利用や、条件に応じたレコード生成など、柔軟なデータ運用を実現できます。

Boost!Upsertが解決できる悩み

  • アプリ間のデータ更新が二重管理になっている
    同じ情報を複数のアプリで扱っている場合、どちらか片方だけ修正されてしまい、内容がズレてしまうことがあります。
    Boost!Upsertを使えば、レコード保存やプロセスアクションをトリガーに、キー項目を基準としたコピー/更新処理を自動で行えるため、アプリ間の情報をそろえた状態で維持しやすくなります。
  • 既存レコードを使い回したいのに、毎回イチから入力している
    よく使うパターンのレコードをベースに新しいレコードを作りたい場合でも、手作業で項目をコピーしていると時間がかかります。
    Boost!Upsertは自アプリへのコピーにも対応しており、テンプレート的なレコードを元に必要な項目だけ変更したレコードを自動生成できるため、入力の手間とミスの削減につながります。
  • 条件ごとにコピーか更新かを判断する運用が属人化している
    「同じキーがあれば更新」「なければ新規作成」といったルールを人が判断していると、対応が漏れたり、誤って重複レコードを作成してしまうことがあります。
    Boost!Upsertでは、指定した条件にもとづいてコピー/更新の動きをあらかじめ設定できるため、処理ルールを仕組み化し、担当者に依存しない運用に切り替えやすくなります。

Boost!Upsertの提供メーカー紹介

合同会社ぱんだ商会

「Boost!Upsert」を提供している合同会社ぱんだ商会は、ソフトウェアやハードウェアの企画・研究・開発から、販売・保守、それらに関するコンサルティングまでを手がけるIT企業です。

ブラウザ上で使えるオンラインフォトエディター「freepei」など、自社サービスを継続的に展開してきた実績があり、Web技術を活用したプロダクト開発を得意としています。

こうした開発力を背景に、kintone向けの「Boost!」シリーズをはじめとした各種プラグインを提供し、業務の見える化や効率化に取り組む企業を支援している点が特徴です。

詳細については、合同会社ぱんだ商会公式サイト をご覧ください。

Boost!Upsertの料金

料金プラン内容
無料試用3ヶ月間無料で利用可能
年間ライセンス年額10,000円(税抜)でメッセージ表示なし

※「Boost!Upsert」は無料でダウンロードして使用できますが、3ヶ月の試用期間を過ぎると、インストールしているアプリ毎に1日1回、ライセンス購入を促すメッセージが表示されます。
このメッセージを表示させずに利用するには、年額10,000円(税抜)のライセンス料が必要です。

Boost!Upsertの機能概要

機能一覧

  • アプリ間のレコードコピー・更新
    kintoneアプリ同士で、レコードのコピーや更新を行えるプラグインです。
    コピー専用・更新専用といった動作を設定で切り替えられ、既存レコードの内容を別アプリ側に反映するような運用に対応しています。
  • 自アプリへのコピーによるレコード再利用
    同じアプリ内へのレコードコピーにも対応しており、既存レコードをもとに新しいレコードを複製できます。
    定期的に同じ形式のレコードを作成したい場合などに、入力の手間を抑えつつ一括再利用しやすい構成です。
  • レコードとテーブル間のコピー・更新
    レコードからテーブルへのコピーや、テーブルからレコードへのコピーといった特殊な転送も行えます。
    最新版では、テーブルを分割してコピーする際に、コピー先アプリ側のテーブルにもデータを転送できるようになっており、明細行を含むデータ構造の連携にも対応しています。
  • Boost!オリジナル関数を使った値変換コピー
    コピーや更新の際に、Boost!オリジナル関数を使ってフィールドの値を変換できます。
    例えば、日付フィールドの値に一定期間を加算したうえでコピー・更新するといった設定が行え、単純な複製にとどまらない加工コピーに対応します。
  • レコード保存・プロセス・ボタンクリックをトリガーにした実行
    レコード保存時だけでなく、プロセスアクションの実行や、配置したボタンのクリックをきっかけに処理を走らせることができます。
    どのタイミングでコピー/更新を行うかを設定側で制御でき、業務フローに合わせた自動処理を組み込みやすい仕様です。

Boost!Upsertの活用事例

活用事例1

顧客マスタと案件アプリの情報を自動で同期
顧客マスタアプリと案件管理アプリの両方で顧客情報を扱っているケースです。
顧客マスタで住所や担当者情報を更新したタイミングでBoost!Upsertを実行し、顧客コードをキーに案件アプリ側のレコードを一括更新。
二重管理になりがちな基本情報を、自動的に最新状態へそろえる運用に切り替えられます。

活用事例2

テンプレートレコードから定型案件を量産
毎月発生する定型の契約や請求レコードを、テンプレートとして1件だけ保持しておき、Boost!Upsertで自アプリにコピーする使い方です。
ボタンクリックをトリガーに、テンプレートレコードを複写しつつ日付やステータスだけ変えた新規レコードを作成できます。
毎回イチから入力する手間を削減しつつ、記入漏れや設定ミスも防ぎやすくなります。

活用事例3

外部フォーム取込アプリから本番アプリへの登録・更新
外部フォーム連携で取り込んだデータを一時保管するアプリと、本番運用用のアプリを分けているケースで、Boost!Upsertを利用して本番アプリへの登録・更新を自動化する例です。
メールアドレスや会員IDなどをキーに、既存なら更新、新規なら追加というルールを設定しておくことで、取り込みデータの確認後にワンクリックで本番側に反映できます。

まとめ

「Boost!Upsert」は、kintone内のアプリ間でレコードのコピーや更新処理を自動化できるプラグインです。

レコード保存やプロセスアクション、ボタンクリックをきっかけに処理を実行でき、キー項目を基準に「既存レコードは更新」「存在しない場合は新規作成」といった動きを組み込めます。
自アプリへのコピーにも対応しているため、テンプレートレコードを使った定型案件の作成や、一括再利用といった運用も行いやすくなります。

アプリ間で同じ情報を扱う場面や、繰り返し発生するレコードを効率よく作成したい場面でBoost!Upsertを活用することで、更新漏れや二重入力の削減につながり、kintone上のデータを整理された状態で保ちやすくなります。

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