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「kintoneのプラグイン「Boost! Mail」とは?強みや価格、導入事例まで徹底解説【kintoneプラグイン】」

kintoneを活用する業務のなかで、メール対応に手間がかかると感じる場面はないでしょうか。

  • レコード保存やステータス変更のたびに、関連する担当者や顧客へ手動でメールを送っている
  • 案件内容に応じてメール本文や宛先を変えたいが、仕組み化できておらず属人的な対応になっている
  • メールサーバーとの連携設定が難しく、運用に乗せるまでのハードルが高い

こうした課題の解消に役立つのが、kintoneのプラグイン「Boost! Mail」です。

レコードの追加・更新などをトリガーに自動でメールを送信できるようになり、件名や本文、宛先を条件に応じて柔軟に切り替えられます。

本記事では、「Boost! Mail」の主な機能や料金、具体的な活用事例を取り上げながら、kintoneとメール業務をどのように連携させていけるかを解説します。

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kintoneのプラグイン「Boost! Mail」とは

「Boost! Mail」は、kintoneからメールを送信するためのプラグインです。

レコード保存時やプロセスアクション、ボタンクリックをトリガーにメールを送信できるほか、既存のメールサーバー設定を利用して差出人アドレスやサーバー情報を指定できます。

また、テーブル内のメールアドレスフィールドにも対応しているため、複数宛先への送信や、レコード構成に合わせた柔軟なメール配信が可能です。

kintoneのレコード情報を基に、通知メールや案内メールを自動化したい場面で活用しやすいプラグインです。

Boost! Mailが解決できる悩み

  • レコード更新のたびに手作業でメールを送っていて負担が大きい
    案件のステータス変更や申請の承認・却下など、kintone上のイベントが発生するたびに担当者がメールを作成して送信していると、件数が増えるほど負担が大きくなります。
    Boost! Mailを使えば、レコード保存時やプロセスアクション、ボタンクリックをトリガーにメール送信を自動化できるため、定型的な通知や連絡を省力化できます。
  • 案件や相手ごとにメール内容を変えたいが、運用が属人化している
    案件種別やステータス、担当者などに応じてメール本文や件名を変えたい場合、個々人の判断に任せていると書き漏れや表現のばらつきが発生しがちです。
    Boost! Mailでは、レコードの値を差し込んだテンプレートメールを設定できるため、条件に応じて内容を自動切り替えしながら、一定のフォーマットで通知を送ることができます。
  • 複数の宛先やテーブル内のメールアドレスへの送信が煩雑
    社内担当者と顧客、関係部署など、複数の宛先に同じ情報を送る必要がある場合、メールアドレスの管理や宛先設定が手間になります。
    Boost! Mailは、テーブル内のメールアドレスフィールドにも対応しているため、レコード構成に合わせて宛先を柔軟に指定でき、複数宛先への一括送信も設定しやすくなります。

Boost! Mailの提供メーカー紹介

合同会社ぱんだ商会

「Boost! Mail」を提供している合同会社ぱんだ商会は、ソフトウェアやハードウェアの企画・研究・開発から、販売・保守、それらに関するコンサルティングまでを手がけるIT企業です。

ブラウザ上で使えるオンラインフォトエディター「freepei」など、自社サービスを継続的に展開してきた実績があり、Web技術を活用したプロダクト開発を得意としています。

こうした開発力を背景に、kintone向けの「Boost!」シリーズをはじめとした各種プラグインを提供し、業務の見える化や効率化に取り組む企業を支援している点が特徴です。

詳細については、合同会社ぱんだ商会公式サイトをご覧ください。

Boost! Mailの料金

料金プラン内容
無料試用3ヶ月間無料で利用可能
年間ライセンス年額10,000円(税抜)でメッセージ表示なし

※「Boost! Mail」は無料でダウンロードして使用できますが、3ヶ月の試用期間を過ぎると、インストールしているアプリ毎に1日1回、ライセンス購入を促すメッセージが表示されます。
このメッセージを表示させずに利用するには、年額10,000円(税抜)のライセンス料が必要です。

Boost! Mailの機能概要

機能一覧

  • レコードイベントをトリガーにしたメール送信
    レコード保存時だけでなく、プロセスアクションやボタンクリックをトリガーにメール送信処理を実行できるプラグインです。
    どのレコード状態・どのログインユーザー・どのイベントで動かすかを設定画面で指定し、運用ルールに合わせてメール送信タイミングを制御できます。
  • 自社メールサーバーを利用した送信設定
    利用中のメールサーバー情報(送信元アドレス、差出人名、サーバー名、ポート番号、認証ユーザー名・パスワードなど)を登録し、そのサーバー経由でメールを送信します。
    TLSやSTARTTLSを使った接続にも対応しており、既存のメール環境を活かした送信が可能です。
  • テーブル内メールアドレスフィールドへの対応
    kintoneレコードの通常フィールドだけでなく、テーブル内に配置したメールアドレスフィールドも宛先として扱えます。
    レコード構成を大きく変更せず、既存のアプリ設計のままメール送信機能を追加できる点が特徴です。
  • フィールド値の差し込みによる件名・本文の自動生成
    件名や本文の任意の位置に、kintoneフィールドの値を差し込む設定ができます。
    差し込みたいフィールドコードを%で囲んで指定する形式で、レコードごとに内容を変えた通知メールや案内メールを自動生成する使い方に対応しています。
  • 条件指定にもとづく処理実行
    レコードの状態やログインユーザーの属性に応じて、メール送信処理を実行するかどうかを切り替えられます。
    特定ステータスの更新時だけ担当者に通知するなど、業務フローに合わせた条件付き送信を設定しやすい構成です。

Boost! Mailの活用事例

活用事例1

承認フローのステータス変更通知を自動化
経費精算や稟議申請などの承認フローで、ステータスが「承認」「却下」に変わったタイミングをトリガーに、Boost! Mailで申請者へ自動メールを送信します。
件名や本文には、申請番号や金額、承認者名などを差し込んでおくことで、申請者はkintoneを開かなくても結果を把握できます。
担当者側は個別メールの作成が不要になり、承認処理に集中しやすくなります。

活用事例2

問い合わせ対応の受付完了メールをテンプレート化
Webフォームからkintoneに問い合わせが登録された際に、Boost! Mailで顧客宛てに受付完了メールを自動送信する運用です。
問い合わせ内容や受付日時、今後の対応目安などをテンプレートにしておくことで、どの案件でも一定品質の返信を即時に返せます。
初動対応を自動化しつつ、担当者には別途通知メールを送る設定にすることで、対応漏れも防ぎやすくなります。

活用事例3

セミナー・イベント申込者へのリマインド送信
セミナーやイベントの申込情報をkintoneで管理し、開催日の数日前にBoost! Mailで一斉リマインドメールを送る例です。
プロセスアクションやボタンクリックをトリガーに、申込者のメールアドレスへ開催日時・会場情報・当日の持ち物などを自動配信できます。
開催前後の案内メールもテンプレート化しておくことで、イベント運営時のメール対応の手間を減らせます。

まとめ

「Boost! Mail」は、kintone上のイベントをきっかけにメールを自動送信できるようにするプラグインです。

レコード保存やプロセスアクション、ボタンクリックをトリガーに、あらかじめ設定した件名・本文・宛先でメールを送信できるため、承認通知やステータス変更の共有など、定型的な連絡を省力化できます。

レコードの値を差し込んだテンプレートメールや、テーブル内のメールアドレスを含む複数宛先への送信にも対応しており、案件管理・問い合わせ対応・申請フローなど、さまざまな業務でメール連絡の抜け漏れ防止と標準化に役立ちます。

kintoneを中心に業務を回しつつ、メール通知も同じ仕組みの中で整えたい場合に活用しやすいプラグインです。

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