「kintoneのプラグイン「kinveniシリーズ複合グラフ」とは？強みや価格、導入事例まで徹底解説【kintoneプラグイン】」

2025.03.26

企業の業務において、データの可視化と分析は欠かせない要素です。
しかし、次のような課題を感じることはないでしょうか。

kintone標準のグラフ機能では、複雑な指標や比較を分かりやすく表現しづらい
複数アプリに分かれているデータを統合して集計・グラフ化するのが大変
作成したグラフを報告資料やプレゼンに転記する作業が手間になっている

こうした課題の解消に役立つのが、「kinveniシリーズ複合グラフ」です。

このプラグインを利用すると、棒グラフと折れ線グラフなど異なる種類のグラフを組み合わせて表示したり、複数のkintoneアプリから集計したデータを1つのグラフとして可視化したりできます。

本記事では、「kinveniシリーズ複合グラフ」の主な機能や特徴、活用シーンについて解説し、kintone上のデータをどのように見やすく・伝わりやすく表現できるのかを紹介します。

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kintoneのプラグイン「kinveniシリーズ複合グラフ」とは
kinveniシリーズ複合グラフが解決できる悩み
kinveniシリーズ複合グラフの提供メーカー紹介
kinveniシリーズ複合グラフの料金
kinveniシリーズ複合グラフの機能概要
- 機能一覧
kinveniシリーズ複合グラフの活用事例
まとめ

kintoneのプラグイン「kinveniシリーズ複合グラフ」とは

「kinveniシリーズ複合グラフ」は、kintone標準機能では対応していない複合グラフを中心に、さまざまなグラフを作成できるプラグインです。

棒グラフと折れ線グラフなど異なる種類のグラフを組み合わせて表示したり、複数のアプリにまたがるデータを集計して1つのグラフとして可視化できます。
これにより、kintone上のデータをより柔軟な形で視覚化し、比較・分析しやすくなります。

kinveniシリーズ複合グラフが解決できる悩み

kintone標準グラフでは表現しきれない指標を見える化したい
kintoneの標準グラフだけでは、売上と件数、目標値と実績など、複数の指標を同時に比較しづらいケースがあります。
kinveniシリーズ複合グラフを使えば、棒グラフと折れ線グラフを組み合わせた複合グラフなどを表示できるため、1つの画面で複数の指標を直感的に比較しやすくなります。
複数アプリに分散したデータをまとめてグラフ化したい
部門別や拠点別など、アプリを分けてデータを管理している場合、それぞれのアプリごとの集計はできても、横断的な比較や集約がしにくくなります。
kinveniシリーズ複合グラフは、複数のkintoneアプリから集計した値を1つのグラフにまとめて表示できるため、全体傾向の把握や部門間比較をしやすくなります。
報告資料や会議用に分かりやすいグラフを用意したい
定例会議やレポート作成の際、データをExcelなどに出力してからグラフを作り直していると、作業工数がかかりがちです。
kinveniシリーズ複合グラフであらかじめ見やすいグラフをkintone上に用意しておけば、その画面をキャプチャして資料に貼り付けたり、会議でそのまま画面共有したりでき、レポート作成や説明の手間を減らせます。

kinveniシリーズ複合グラフの提供メーカー紹介

株式会社シーアイエス

「kinveniシリーズ複合グラフ」を提供している株式会社シーアイエスは、愛知県名古屋市に本社を置き、1982年の設立以来、企業向けの情報システム構築を手がけてきたシステムインテグレーターです。

中部エリアのものづくり企業を中心に、基幹業務システムの開発や、クラウド・セキュリティを含むIT基盤の構築、運用・保守までを一貫して支援している点が特徴です。
また、JBCCグループの一員として、グループの知見と体制を生かしながら、企業の経営課題や業務課題に対応したITサービスを提供しています。

詳細については、株式会社シーアイエス公式サイトをご覧ください。

kinveniシリーズ複合グラフの料金

料金プラン	ユーザー数	月額料金（税抜）
L1	～100ユーザー	5,000円
LX	101ユーザー以上（無制限）	10,000円

※最低利用期間はサービス開始日より1年間です。

kinveniシリーズ複合グラフの機能概要

機能一覧

複合グラフの作成
kintoneの一覧画面上で、縦棒グラフと折れ線グラフなど異なる種類のグラフを1つのチャートとして表示できます。
縦2軸の設定に対応しており、単位の異なる指標も同じグラフ上で比較しやすい構成です。
条件に応じて色分けを行うこともでき、特定の値だけを目立たせたいケースにも使えます。
複数アプリのデータ統合
複数のkintoneアプリで集計した値を、1つのグラフにまとめて表示できます。
案件管理アプリと売上管理アプリなど、別々のアプリで管理している情報も、グラフ上でまとめて俯瞰できるようになります。
アプリをまたいだ集計や比較を行う場面で役立つ機能です。
ダッシュボード形式でのグラフ表示
1つの一覧画面に複数のグラフを並べて表示できます。売上推移や件数の推移など、関連する指標を一画面で確認できるレイアウトです。
日々の業績確認など、ダッシュボードとして活用しやすい構成になっています。
グラフのコピーと再利用
作成したグラフは、グラフ上で右クリックして画像としてコピーしたり保存したりできます。コピーした画像を資料やプレゼンテーションに貼り付けて共有する使い方を想定した機能です。
kintone外での社内説明や報告書にも流用しやすい点が特徴といえます。
グラフとkintoneレコードの連携
グラフとkintoneレコードを併せて表示でき、グラフの要素をクリックしてその値に該当するレコードだけを絞り込むことが可能です。
グラフで気になった部分から、そのまま対象レコードの詳細確認に移れる構成になっています。
集計結果と個別データを行き来しながら分析したいときに使いやすい連携です。

kinveniシリーズ複合グラフの活用事例

活用事例1

売上と目標値を1つのグラフで可視化
月次の売上実績はkintoneで管理しているものの、「売上金額」と「受注件数」「目標値」がバラバラにしか見られないと推移が把握しづらくなります。
kinveniシリーズ複合グラフを使えば、売上金額を棒グラフ、目標値や件数を折れ線グラフとして1つの画面に表示できます。
これにより、会議の場で「どの月に何が起きているか」を直感的に説明しやすくなります。

活用事例2

拠点別の業績を複数アプリから集約して比較
営業拠点ごとにkintoneアプリを分けて管理している場合、拠点単位の集計はできても、全体の比較はExcelなどでやり直していることがあります。
kinveniシリーズ複合グラフなら、複数アプリから売上・件数などを集計し、拠点別の棒グラフ＋全体推移の折れ線グラフとして表示可能です。
拠点ごとの傾向や強み・弱みを一目で把握でき、マネジメントの判断材料として活用できます。

活用事例3

月次レポート用グラフをkintone上でそのまま作成
毎月の報告資料を作るたびに、CSV出力→Excelでグラフ作成、という作業が負担になっているケースでは、kinveniシリーズ複合グラフであらかじめ「月次レポート用グラフ」をkintone上に用意しておく運用が有効です。
最新データに応じて自動更新されるグラフをキャプチャして資料に貼り付けたり、会議ではkintone画面を直接投影したりすることで、レポート作成と説明の工数をまとめて削減できます。