所要時間1分⁉ kintoneの帳票プラグイン「レポトンPro」の設定方法と活用法を徹底解説!

「kintoneからスムーズに帳票を出力したい」「どのプラグインを選べばいいんだろう」

そんなニーズに応えるのが、帳票出力プラグイン「レポトンPro」です。

ここでは、「kintone」と「レポトンPro」の連携によって実現する業務改善や設定のポイントや事例をご紹介します。

ペパコミ株式会社では、kintoneと連携サービスを活用した業務支援を行っています。

「どの帳票プラグインが適しているのか」とお悩みの方は、豊富な実績のあるペパコミ株式会社に、ぜひご相談ください。

ペパコミ株式会社へ無料で相談する

kintoneと連携できる帳票出力プラグイン「レポトンPro」とは?

kintoneと連携できる帳票出力プラグイン「レポトンPro」とは?

kintoneで活用できる帳票のプラグインです。kintone内の情報ならオンタイムでkintone上で帳票に出力ができます。帳票の種類は、任意様式でも、サンプル様式からも出力することが可能です。「レポトンProは、PDF出力とExcel出力の両方を活用できます。

レポトンProで改善できる業務内容

レポトンProを導入することで、以下のような業務改善が期待できます。

  • 差し込み印刷の調整ミスの減少
  • 常に最新のデータから出力されるため、印刷時のデータとの突合の手間の減少
  • 元の様式を活かせるため、手書きの手続きの減少
  • 帳票データの保存がkintone上で済むため、保存ミスの減少
  • バーコードやQRコードの出力もでき、リアルな物品管理との連携の円滑化

kintoneの帳票出力プラグインの種類

kintoneの帳票出力プラグインの種類

kintoneで帳票を出力するための主要なプラグインや連携サービスをご紹介します。

比較検討する際には、「kintone内かkitntone外のどちらで活用したいか」「シンプルな機能か、多機能か」「学習コスト」「他のサービスとの連携」などを基準に選定しましょう。

今回は、以下の3つのサービスをご紹介します。

  • プリントクリエイター(トヨクモ株式会社)
  • kReport(オーサムジョブ合同会社)
  • レポトンPro(株式会社ソウルウェア)

プリントクリエイター(トヨクモ株式会社)

「プリントクリエイター」はトヨクモ株式会社が提供するkintone連携サービスです。特徴としては、kintoneデータの帳票出力の連携サービスのなかでもメジャーな存在です。外部の方やkintoneアカウントを持たない人がPDFで帳票出力を行う際には特に便利です。

例えば、他のトヨクモ製品である「外部からkintoneへ入力できるフォームブリッジ」や「外部からkitnoneの情報を閲覧できるkViewer」も併用することで、マイページを中心とした連携ができ、マイページ上に「帳票出力ボタン」「入力フォームボタン」を表示させることができます。以上の理由から、kintoneを入れた企業に最初に導入を検討することが多いです。

k-Report(オーサムジョブ合同会社)

多機能なプラグインです。不動産情報のチラシやスーパーの商品ラインナップ、学校の教材やイベントの詳細情報にいたるまで、様々な帳票作成の事例があります。そのため、他の帳票出力サービスを契約していても、追加で契約するケースも多いです。

なお、フォームブリッジやkViewerとの連携機能も備えていますので、マイページを中心とした活用も可能です。他に特筆すべき点としては、株式会社Crenaのプラグインと連携した「Crena Plugin with k-Report」は、会計事務所等を中心に広がっています。以上の理由から、細かいチラシや冊子の微調整で例年苦労している場合は特におすすめです。

レポトンPro(株式会社ソウルウェア)

前述したサービスとの比較という点では、kintone内での打ち出しの際に役立ちます。また、Excel出力という選択肢があります。たとえば、レポトンProではPDFとExcelの両方が可能です。

特筆すべき点としては、シンプルな機能で構成され、使いやすいことが挙げられます。とくに、時間をかけた学習が必要ないので、人件費としてのコストがきわめて少なくて済む点が特長です。

「レポトンProの設定方法」と注意点

「レポトンProの設定方法」と注意点

ここでは、「レポトンPro」で任意様式でPDF出力するケースを例にして、任意の帳票での設定方法をあくまでも大まかな流れをご紹介いたします。実際に設定する際には、株式会社ソウルウェアの「レポトンPro」の公式ページをご覧ください。

① レポトンProのプラグインをダウンロードします。

② ダウンロードしたプラグインを、kintoneのシステム管理で読み込みます。

② ダウンロードしたプラグインを、kintoneのシステム管理で読み込みます。

③ 任意様式の帳票を準備します。(ここでは、PDFにします。)

③ 任意様式の帳票を準備します。(ここでは、PDFにします。)

④kintoneでアプリを作成します。

④kintoneでアプリを作成します。

⑤APIトークンを生成する。(「保存」「クリック」を忘れずに行ってください。)

生成したAPIトークンをコピーします。

⑤APIトークンを生成する。

⑥アプリ上のプラグインの設定でプラグインの対象になるという設定を行う。

⑥アプリ上のプラグインの設定でプラグインの対象になるという設定を行う。

⑦アプリ上で、レポトンProの設定を行うため、ダウンロードしたプラグインをインストールする。kintoneアプリの設定画面の「アプリを設定・プラグイン」で「追加する」をクリックします。

⑦ アプリ上で、レポトンProの設定を行うため、ダウンロードしたプラグインをインストールする。kintoneアプリの設定画面の「アプリを設定・プラグイン」で「追加する」をクリックします。


⑧アップロードされてあるレポトンProを選択し、右下の保存を押す。

⑧アップロードされてあるレポトンProを選択し、右下の保存を押す。


⑨レポトンProの設定をおこなうため、アプリ設定のプラグインページに進み、設定の歯車をクリックします。

⑨レポトンProの設定をおこなうため、アプリ設定のプラグインページに進み、設定の歯車をクリックします

⑩認証方法を選択します。今回はAPI認証の例をご紹介します。APIトークンをチェックし、APIトークンの入力欄にさきほど生成しコピーしたAPIトークンを貼り付け、保存をクリックします。

⑩認証方法を選択します。今回はAPI認証の例をご紹介します。APIトークンをチェックし、APIトークンの入力欄にさきほど生成しコピーしたAPIトークンを貼り付け、保存をクリックします。

⑪帳票設定に必要な項目を設定します。(例:様式のファイルの選択・フィールドの配置) ほかにもございますので、ご確認ください。

⑪帳票設定に必要な項目を設定します。(例:様式のファイルの選択・フィールドの配置) ほかにもございますので、ご確認ください。

⑫ドラッグドロップで印字したい場所を指定します。表示された画面上で微調整し、「保存」を押すことも可能です。様式の左下の「保存」をクリックします。

⑫ドラッグドロップで印字したい場所を指定します。表示された画面上で微調整し、「保存」を押すことも可能です。様式の左下の「保存」をクリックします。

kintone上に現れた「報告書作成」のボタンをクリックします。

kintone上に現れた「報告書作成」のボタンをクリックします。

⑬PDFに印字された帳票が生成されました。

⑬PDFに印字された帳票が生成されました。

なお、注意点として、他のJavaScriptやプラグインとの競合により、ボタンが表示されない場合があります。導入前に動作確認を行いましょう。

kintoneとレポトンProの実践事例

レポトンProは、さまざまな業界・業種で活用されています。下記のとおり代表的な3事例をご紹介します。

  • 自治体事例「書かない窓口」
  • 介護業界事例「介護保険の帳票や外部への報告書作成」
  • 小売業事例「商品説明書である『ポップ』の出力」

自治体事例「書かない窓口」

亡くなられた方のご遺族の手続きの事例です。おくやみに関する手続きのワンストップ窓口が開設され、さらに窓口で申請書を書く手間をなくし、kintoneに入力した情報をレポトンProで自動的に印刷することにしました。

これまでは、ご遺族が市役所でしなくてはならない手続きは10数種類あり。悲しみのなかにあるご遺族にとって非常に負担でした。こうした窓口の改革の結果によって職員の時間も、市民の時間も有効に使えるようになり、事務面以外のお話が聞けるようになりました。

介護業界事例「介護保険の帳票や外部への報告書作成」

介護保険サービスの一種である「福祉用具のレンタルや販売」の会社での事例です。介護保険の帳票が、各自治体によって微妙に異なっている点や介護請求のための書類、介護記録等、介護業界特有の紙の多さに悩まされていました。

そこで、レポトンProを活用し複雑な帳票をテンプレートにし、ケアプランと実績の突合作業や、報告書や契約書作成にかかる作業時間が減りました。

小売業事例「商品説明書である『ポップ」の出力」

1万人の従業員のいるスポーツ用品店の事例です。商品説明書(ポップ)や、取り寄せ商品の受注管理業務のお客様控えや店舗控えにレポトンを活用しています。サブスク型の「レポトンPro」と買い切り型の「レポトン PDF」を使い分け、想定約50万枚/月の帳票の印刷が可能でありコストが膨れ上がらない仕組みにすることができました。

帳票出力プラグインを比較するポイント

帳票出力プラグインを比較するポイント

いくつかある帳票プラグインを選定する際には、以下の視点で比較しましょう。

  1. kintoneの中だけで完結するか、kintone外でも利用するか。
  2. 出力はPDFかExcelか。
  3. 多機能か、シンプルな機能か。
  4. 他のサービスとの連携はどんなものがあるか。

プラグインの活用を進めるためにkintone研修を選ぼう

今回ご紹介したように、kintoneは、帳票出力などの多様なプラグインの活用で効果が広がります。しかし、各種プラグインの設定作業としての内製に慣れていただくことが前提として必要です。そんなとき、研修を活用することで、把握に時間がかかる「学習コスト」を最小限に抑えることができます。そのため、kintoneのパートナー企業が提供する研修を有効活用しましょう。

「帳票出力プラグイン」の選定をまちがえる前にペパコミ株式会社へご相談ください

ペパコミ株式会社は、kintoneやプラグインの研修や、プラグインの知識の広さに定評があるパートナー企業です。今回、ご紹介した「レポトンPro」をはじめとした各種kintoneプラグインの情報を、どこよりも多く的確に収集しています。そのため、kintoneの操作を短期間に学ぶだけでなく、業務を踏まえてのプラグインの選定の相談や研修も柔軟に対応することができます。

さらに、運用改善に必要な組織のマインドセットや属人化させない方法、業務整理事例のノウハウも豊富です。現場に寄り添った支援が受けられます。まずはお気軽にご相談ください。

ペパコミ株式会社へ無料で相談する

機能から探す

機能から探す

kintone構築・内製化支援は
お気軽にお問い合わせください

サイボウズ認定マーク

サイボウズ認定マーク

このマークは、サイボウズ株式会社が動作やセキュリティなどを審査し、基準を満たしていることを示す「安心・安全なプラグイン」の証です。

トップへ戻るアイコン トップへ戻るアイコン
top