プラグイン

kintoneの日付計算プラグインで日付管理を効率化する方法

日々の業務でkintoneを活用する際、さまざまな日付の計算が必要になる場面が多くあります。

このような日付計算の負担を軽減し、正確性を向上させる手段として、kintoneの日付計算プラグインがあります。

本記事ではkintone無料プラグインで有名なTISプラグインについてです。

TISプラグインは無料で使えるプラグインですが、数が多いので今回日付系に絞ってご紹介します。

なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。

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また、本記事の内容はプラグインの本来の目的や全ての使い方を網羅しているわけではない可能性があることを理解しておきましょう。実際にプラグインを導入する際は、提供元が公開している公式情報なども合わせて確認することをおすすめします。
あくまでこんなことが出来るんだ。というイメージをしてもらう目的で記事にしていることをご了承下さい。

日付計算プラグインで実現する計算の種類

日付計算プラグインで実現する計算の種類

日付計算プラグインを使用すると、多様な条件に基づいた日付の計算が実現できます。

例えば、開始日から30日後や、契約更新日から6ヶ月後、プロジェクト開始日から1年後の日付などを自動的に算出できます。

また、月初や月末を基準とした計算も可能です。請求業務で当月末締め翌月末払いといった条件を設定する際に役立ちます。例えば、請求月を入力すると自動で請求月末日や翌月末日を計算し、フィールドに表示させられます。

また、月単位、週単位、年単位での計算にも対応しています。これにより、特定の期間に基づいた複雑な日付計算も柔軟に行えます。

これらのさまざまな計算機能を組み合わせることで、業務に必要なあらゆる日付管理をkintone内で自動化できます。

日付計算プラグインの設定方法

日付計算プラグインの設定は比較的シンプルです。

まず、計算の基準となる日付フィールドを指定します。次に、計算結果を出力したいフィールドを選択します。計算結果を出力するフィールドは、文字計算フィールドなどが利用できます。

設定画面では、基準フィールドに対して「〇年後」「〇ヶ月後」「〇日後」といった計算単位と、加算したい数値を入力します。

例えば、1ヶ月後の日付を計算したい場合は、加算値に「1」を入力し、単位として「ヶ月」を選択します。また、月初や月末を計算したい場合も、専用の設定項目を使用します。

これらの設定を完了すると、基準フィールドに日付が入力された際に、指定した計算に基づいた日付が結果フィールドに自動で出力されるようになります。設定内容を複数パターン作成し、用途に応じて選択することも可能です。

日付計算プラグイン利用上の注意点

日付計算プラグイン利用上の注意点

日付計算プラグインを使用する上で、理解しておくべき注意点があります。

動画で紹介された例では、一部の計算設定において、基準となる日付や加算する数値を変更しても、計算結果がリアルタイムで自動更新されない場合があることが示されました。

これは、計算がレコードを保存する際や、特定のトリガーによって一度だけ実行される設定になっている場合に発生します。

つまり、最初に入力した基準日付と加算値に基づいて計算された結果がフィールドに格納され、その後、手動で基準日付や加算値を変更しても、再計算が自動で行われない状態となります。

このため、計算結果が常に最新の状態であることを確認するためには、レコードの編集後に再度保存を行うか、プラグインの計算トリガーとなる設定を確認する必要があります。

リアルタイムでの計算反映が必要な場合は、プラグインの仕様や設定をよく確認することが重要です。

日付関連プラグインとの関連性

kintoneには日付計算プラグイン以外にも、日付に関するさまざまなプラグインが存在します。これらのプラグインはそれぞれ異なる機能を持っており、用途に応じて使い分けるようにしましょう。

例えば、「曜日計算プラグイン」は、指定した日付が何曜日であるかを自動で出力する機能を持っています。日付計算プラグインのように将来の日付を計算するのではなく、単に曜日を判別したい場合に役立ちます。

また、「日付フィールド入力補助プラグイン」は、日付フィールドへの入力を補助する機能を提供します。

通常、kintoneの日付フィールドに日付を入力する際にはスラッシュやハイフンが必要ですが、このプラグインを使用すると数字のみで入力できるため、入力の手間を削減できます。日付そのものの計算ではなく、入力の利便性を向上させるためのプラグインです。

「複数日付選択カレンダープラグイン」は、カレンダー形式で複数の日付を選択し、文字列フィールドに表示させる機能を持っています。これも日付計算を行うものではなく、日程調整などで複数の候補日を管理したい場合に利用できます。

これらの日付関連プラグインは、それぞれ特定の日付管理タスクに特化しています。日付計算プラグインは、将来や過去の特定の日付を自動算出することに特化したプラグインであり、他の日付関連プラグインとは異なる役割を担っています。

まとめ

まとめ

kintoneにおける日付計算は、業務効率化の鍵となります。

手動での計算は時間と手間がかかり、ミスの原因ともなり得ます。日付計算プラグインを導入することで、基準となる日付から自動的に計算された日付を正確に取得できます。

本記事でご紹介したように、日付計算プラグインでは、特定日数・月数・年数の加算計算や、月初・月末を基準とした計算など、幅広いニーズに対応する計算が可能です。

設定も、基準フィールドと結果フィールドを指定し、計算したい条件を入力するだけです。

設定によっては計算結果がリアルタイムで更新されない場合があるため、この点は注意が必要

ただし、設定によっては計算結果がリアルタイムで更新されない場合があるため、この点は注意が必要です。

なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。

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