プラグイン

krewdataのエラー報告・分析を効率化!kintoneアプリで実現する支援会社とのスムーズな連携

krewDataはデータの集計や加工に非常に便利なツールですが、時には予期せぬエラーが発生する可能性も否定できません。

特に、どのようなエラーなのか、いつ発生したのかといった情報の共有がうまくいかず、解決までに無駄な時間がかかってしまう場合があります。

このように、予期せぬエラーが発生するのはどうしても避けられない側面があります。

こういった課題に対して、kintoneアプリを活用したkrewDataエラー報告の仕組みを構築しました。これは、エラーが発生した際に必要な情報をスムーズに共有し、迅速な対応につなげるためのものです。

なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。

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また、本記事の内容はプラグインの本来の目的や全ての使い方を網羅しているわけではない可能性があることを理解しておきましょう。実際にプラグインを導入する際は、提供元が公開している公式情報なども合わせて確認することをおすすめします。
あくまでこんなことが出来るんだ。というイメージをしてもらう目的で記事にしていることをご了承下さい。

kintoneプラグイン「krewData」エラー発生時に起こりがちな課題

kintoneプラグイン「krewData」エラー発生時に起こりがちな課題

kintoneの導入企業が増加し、支援会社も多様化する中で、両者間のコミュニケーションの課題が顕在化しています。krewDataでエラーが発生した際、「エラーが出ました」という報告だけでは、支援会社側では状況を把握しきれません。

具体的にどのような操作をしたのか、いつ発生したのか、どのようなエラーメッセージが表示されたのかなど、詳細な情報が必要です。

これらの情報を都度、テキストや口頭でやり取りすることは、非常に手間がかかり、情報が抜け漏れる可能性もあります。また、お互いが「これは起きないはず」と想定していた状況でエラーが発生した場合、どちらに原因があるのかといった議論になり、関係性が悪化してしまう可能性もゼロではありません。

課題解決するために構築したkrewDataエラー報告アプリ

課題解決するために構築したkrewDataエラー報告アプリ

このようなkrewDataエラー発生時の情報共有の課題を解決するために、kintoneアプリを活用した仕組みが有効です。ここでは、以下の3つについて解説します。

  • kintoneアプリで情報共有を仕組み化
  • アプリで収集する情報項目
  • エラー発生から報告までの流れ

エラー報告アプリの目的は、エラー報告に必要な項目を定義し、アプリに入力してもらうことで、情報を構造化し、スムーズな共有を実現するものです。

kintoneアプリで情報共有を仕組み化

krewDataエラーが発生した際に、お互いを責め合うのではなく、前向きに共に課題を解決していく姿勢が重要です。

そのための具体的な工夫として、このkintoneアプリによるエラー報告の仕組みがあります。

エラー発生時に、お客さん側でこのアプリに必要情報を入力してもらうことで、情報共有のルール化を図っています。これにより、毎回同じ情報を聞き返す手間を省き、迅速な対応につなげられるでしょう。

アプリで収集する情報項目

アプリで収集する情報項目

エラーの原因究明と迅速な対応のためには、以下の情報が特に重要です。

  • エラー発生時のスクリーンショット
  • エラーが発生した日時
  • エラーが発生したkintoneのURL
  • krewDataのログメッセージ(エラーの原因が記載されていることが多い)
  • エラーが発生した際の操作内容や気づいたことなどのコメント

上記の項目を設けると、エラーに対応しやすくなります。

エラー発生から報告までの流れ

krewDataリアルタイム実行などでエラーが発生した場合、以下の流れでエラー報告を行います。

  1. krewDataのログアプリを開き、エラーとなったレコードを確認する
  2. エラー報告アプリの新しいレコードを作成し、ログアプリのURLとログメッセージをコピーして貼り付ける
  3. エラーが発生した日時を入力する
  4. 報告者として自分の名前を選択または入力する
  5. エラーが発生した際の操作内容や状況について、詳細なコメントを記入する
  6. レコードを保存する

レコードが保存されると、あらかじめ設定しておいた担当者に通知が届く仕組みです。これにより、エラー発生を迅速に把握できます。

krewDataエラー報告アプリ導入のメリット 

krewDataエラー報告アプリ導入のメリット 

kintoneアプリによるエラー報告の仕組みを導入することで、krewDataエラー発生時の対応において、以下のメリットが生まれます。

  • 迅速な原因特定と対応
  • 支援会社と顧客間の関係性向上

それぞれ解説します。

迅速な原因特定と対応

エラー発生時に必要な情報(スクリーンショット、ログメッセージ、発生日時、操作内容など)が構造化されてアプリに集約されるため、原因特定の調査時間を短縮できます。

これにより、問題解決までのリードタイムが短縮され、業務への影響を最小限に抑えられます。

毎回同じ情報を探し回ったり、問い合わせたりする手間がなくなり、効率的に対応できるようになるでしょう。

支援会社と顧客間の関係性向上

支援会社と顧客間の関係性向上

エラーはシステムの不具合だけでなく、お客さんの操作や想定外のデータによって発生する場合もあります。しかし、原因がどちらにあるかに焦点を当てるのではなく、発生した事象に対して共に解決策を見つけていく姿勢が重要です。

エラー報告アプリを共通のツールとして利用することで、客観的な情報に基づいたコミュニケーションが促進され、「情報共有を密にして一緒に解決していく」という前向きな関係性を築けます。

非効率な情報共有によるストレスも軽減され、伴走支援の質が向上します。

 まとめ 

 まとめ 

krewDataはkintone活用の幅を広げるツールですが、エラー発生時の対応に課題を感じているケースも少なくありません。kintoneアプリによるkrewDataエラー報告の仕組みは、エラー発生時の情報共有を円滑にし、原因特定と解決までの時間を短縮します。

この仕組みは、エラーに関する必要な情報を一つのアプリに集約し、関係者間での共有をスムーズにします。これにより、原因究明にかかる無駄な時間を削減し、より迅速な対応が可能です。また、「エラーが発生したら、このアプリに報告する」という明確なルールを設けることで、情報共有のプロセスが標準化されます。

また、この仕組みは支援会社とお客さんの間の関係性向上にも寄与します。エラーが発生した場合でも、お互いを責めるのではなく、共有された客観的な情報に基づいて共に解決策を検討するという前向きな姿勢を醸成できるでしょう。

伴走支援において情報共有の頻度が高まるからこそ、コミュニケーションの方法を工夫することが全体の工数削減につながります。

なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。

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