自治体のkintone事例の交換や発表の場をさがす

今回は、自治体のkintone事例の交換や発表の場」のさがし方を紹介させていただきたく、記事を執筆させていただきました。

まず事例発表は、kintoneの活用の背中を押してくれる機会になります。

しかし、多くの自治体で「まだ事例発表の機会まで行きません」となるでしょう。

まずは、民間中心の場も含めて、個人でkintoneの事例発表を体験することから始めてみるのがおすすめです。先人の方々が奮闘している姿にであえます。

目次

kintoneと自治体業務とは

kintone(キントーン)はプログラミングの知識がなくてもノーコードで、業務のシステム化や効率化を実現するアプリがつくれるクラウドサービスです。

表計算ソフトよりも快適に、専門システムより柔軟に、自社でシステム開発をするよりスピーディーかつ低コストに、思いついた業務改善をすぐに実行できるのが特長です。

自治体や行政にとっては、データを共有し見える化できるだけでなく、データ一元化により、日ごろの「照合作業」から解放されます。

さらに、kintoneの拡張機能を使って、帳票、ウェブページ、メール、フォームと連携でき、低コストでDXを進める行政機関が続々と増えています。

kintoneコミュニティ活動の場や事例発表の場に参加する

kintoneには、「kintone界隈」というコミュニティがあります。

背景には、kintoneを提供しているサイボウズ社のコミュニティマーケティングの成果でもあり、非常に穏やかな雰囲気なので、誰でも気軽に参加できます。

※コミュニティマーケティング

自社サービスを利用する顧客を集めたコミュニティをつくり、そのコミュニティの発信力などを活用してマーケティングを行う手法

オフライン(リアル)やオンラインで、他人の事例を知り、悩みを共有する場があります。

①kintone hive

①kintone hive

 https://kintone.cybozu.co.jp/jp/event/hive/

キントーンハイブとは? kintoneの活用アイデアをユーザー同士で共有するライブイベントです。 全国各地でコンテスト方式になっており、各地の最優秀者は、Cybozu Daysで優勝者が選ばれます。

②Cybozu Daysの各種セミナー(年に1度)

②Cybozu Daysの各種セミナー(年に1度)

https://days.cybozu.co.jp/

上記のkintone hiveの大会も開かれますが、セミナーも多く開催され、そのなかには、500人以上を集めるケースもございます。苦労を乗り越えた事例から学ぶものがあると思います。

③「キンコミ」・キンコミのイベント(数ケ月に一度)

③「キンコミ」・キンコミのイベント(数ケ月に一度)

https://kincom.cybozu.co.jp/

「キンコミ」は、kintoneを勉強する方のコミュニティです。

普段は文字のやり取りですが、数か月に一度、イベントがあるので、ぜひ、参加してみましょう。

④行政職員限定kintoneコミュニティ「ガブキン」

④行政職員限定kintoneコミュニティ「ガブキン」

https://kintone.cybozu.co.jp/jp/government/community/

自治体職員だけの情報共有の場です。

⑤kintone cafe(全国各地でボランティア運営)

⑤kintone cafe(全国各地でボランティア運営)

https://www.kintonecafe.com/

全国各地で、有志が企画から運営まで行っています。

そのため、アットホームな雰囲気のなかで、事例発表ができます。

また、他にも、拡張機能の企業単位の事例発表会があるので、興味ある拡張機能については、ぜひ、動向を伺うようにしてみましょう。

事例発表の場で、自らLTに登壇してみる

上記のイベントのなかでも、kintonecafeは比較的気軽に「LT」を募集していることがあります。

※ LTとは、ライトニングトーク(Lightning Talk)の略で、カンファレンスや勉強会などで行われる短いプレゼンテーション手法)

「登壇」というと、重々しい印象ですが、気軽に紹介してみてはいかがでしょうか。

自分の事例が、他者から見て「どんな印象を持つのか」知れますし、庁内でプレゼンするときのために、度胸がつきます。とくに、失敗したことは、みんなで共有しあって、仲間で力にしていきましょう。

事例紹介の場を企画・提案してみる

また、コミュニティの場で「楽しい」と感じたら、ぜひ、庁内にも持ち帰ってみましょう。

例は次の3つです。

  1. 課内の勉強会を提案・企画し事例を紹介してみる。
  2. 全庁的なアプリ発表会の開催をDX部門に提案してみる
  3. kintonecafeを地域で企画してみる。

それぞれ、勇気のいることですが、あらかじめ、人間関係を大切にしながら、賛同してくれる人を増やしておきましょう。

では、最後に、他自治体の「庁内展開の向けのアプリ発表会」を紹介して、終わりにします。

・宇都宮市の事例は公開されています。

宇都宮市DX実現に向けた取組事例集

・神戸市の事例は公開されています。

デジタルソリューションを活用したシステム内製化への挑戦

庁内だけで活用を進めるのが心配な場合はぺパコミへ

「開発のミスが心配」

「セキュリティ設定は合っているだろうか」

「IT苦手な文化で、人材が育成できるか」

「幹部・上役へのプレゼンが苦手」

そんなときは、伴走支援のパートナーのぺパコミにご相談ください。

この記事を読んで迷っている担当者の皆さんの力になります。

https://pepacomi.com/

執筆 ぴょん@ノーコードに勤しむ事務員

元自治体職員でkintone好きです。

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