「kintoneでアプリを作成するのは手間がかかる」と悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?その場合、アプリテンプレートを使用すれば手軽にアプリを作成できます。
本記事ではkintoneアプリテンプレートの使い方とすぐ使えるアプリテンプレートを解説します。
また、kintoneでより高度な実装をカスタマイズをするには専門の知識を持った技術者が必要です。しかし、専門の技術者がおらず、kintoneの活用に不安を感じる方も多いでしょう。
もしkintoneの特徴やできることについて詳細を知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:サイボウズ社のkintone(キントーン)とは?機能や特徴をわかりやすく解説
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kintone(キントーン)のアプリテンプレート機能とは?
kintoneのアプリテンプレートとは、アプリの機能パターンを保存してプロトタイプが作成できる機能です。アプリテンプレートを使用すれば、同じパターンをもった機能を簡単に複製できます。
テンプレートをベースにアプリに追加したい設定を加えることで、業務に適したアプリが簡単に作成可能です。
kintone(キントーン)のアプリテンプレート機能を使うメリット
アプリテンプレートを使うメリットは主に6つあります。
- 手軽にアプリ作成ができる
- アプリの設定内容をバックアップできる
- 社内で作成するアプリのクオリティが向上する
- デザイン性の高いアプリを作成できる
- 社内・社外でアプリテンプレートを共有できる
- 複数のアプリを1つのアプリテンプレートにまとめることができる
アプリテンプレートを使用すれば、他のアプリと共通して実装したい機能をそのまま反映できるため、アプリ作成の手間は大きく減ります。
また企業、個人が公開しているアプリテンプレートを使用すれば、より高度な機能を持ったアプリを自社で作成しやすくなります。
kintone(キントーン)のアプリをテンプレート化する方法
アプリテンプレートは作成済みのアプリをテンプレート化してkintoneに登録して使用します。ここではkintoneのアプリをテンプレート化する手順をご紹介します。
主な手順は下記の6つです。
- kintoneシステム管理画面を開きます
- アプリテンプレートをクリック
- 作成をクリック
- テンプレートするアプリを選択し、「次へ」をクリック
- 各項目を入力し保存をクリック
- 保存後、作成したテンプレートが「アプリテンプレートの一覧」に追加されます。
以上でアプリテンプレートの作成は完了です。作成したアプリテンプレートはアプリストアの「登録済みのテンプレートから作成」で選択できます。
「アプリを作成できませんでした」というエラーが表示されたときの対処法
システム管理者以外のユーザーは読み込めるテンプレートファイルが制限されています。
その場合、システム管理者がアプリを作成することで対処できます。
下記に該当するアプリから作成されたテンプレートファイルをシステム管理者以外のユーザーが開こうとすると「アプリを作成できませんでした」というエラーが表示されるので、必ず確認しましょう。
- 「JavaScript / CSSでカスタマイズ」の設定を含むアプリ
- カスタマイズ形式のレコード一覧の設定を含むアプリ
- 使用中のkintoneにインストールされていないプラグインが追加されているアプリ
kintone(キントーン)アプリテンプレート機能の活用方法
kintoneのアプリテンプレートは社内・社外に共有できます。共有する方法は主に以下の2つです。
- アプリテンプレートをzipファイルとしてkintone外部に保存
- アプリテンプレートをkintone内に登録
アプリテンプレートを共有して、業務効率化を図りましょう。
アプリテンプレートをzipファイルとしてkintone外部に保存する
アプリテンプレートはzipファイルとしてkintoneの外部に保存できます。このテンプレートファイルはドメインが異なるkintoneでも読み込むことができます。
社内で複数のkintoneを運用している場合や社外にアプリテンプレートを共有したい場合、この方法を使用すれば共有が可能です。
アプリテンプレートをkintone内に登録する
アプリテンプレートをkintone内に登録しておくことで、同じkintoneアカウントを使用しているユーザーが登録済みのアプリテンプレートを使用できます。
社内でアプリテンプレートをクラウド上で共有したい場合この方法を使用すればアプリの作成が可能となります。
kintone(キントーン)アプリテンプレートの作り方
アプリテンプレートを実際に使って、アプリを作成してみましょう。以下の手順でアプリを作成できます。
- kintoneのポータルで、アプリエリアにある+マーク(アプリを作成する)をクリック
- 「テンプレートファイルを読み込んで作成」をクリック
- 「参照」をクリックして、使用するテンプレートファイルを指定
- 「アプリを作成」をクリック
以上の手順でアプリの作成は完了です。実際にアプリの運用を開始できます。
ダウンロードして使えるkintone(キントーン)のアプリテンプレート一覧【無料】
kintoneでは公式ホームページでダウンロード可能なサンプルテンプレートが公開されています。
部署や業種にあわせて多数のサンプルアプリが公開されているため、業務に活用できるアプリテンプレートを探しましょう。アプリテンプレートの例をいくつかご紹介します。
kintoneホームページから業務に活用できるサンプルアプリを探してみましょう。
kintone(キントーン)のアプリテンプレートの仕様
kintoneのアプリテンプレートを使用して、アプリを作成する場合、作成後のアプリに引き継ぐことができる設定とできない設定があります。そのためあらかじめアプリテンプレートの仕様を理解して適切に設定する必要があります。
引き継ぐことができる設定は以下の通りです。
- ルックアップや関連レコード一覧の設定の一部
- グラフの設定
- プラグイン有効・無効の設定
引き継ぐことができない設定は以下の通りです。
- ユーザー選択の初期値が利用環境固有の値の場合
- 定期レポート
- プラグインごとの設定内容
- アクセス権の設定
またアプリが所属するスペースはアプリ作成の場所に依存します。つまり、アプリテンプレートを読み込んだスペースにアプリが作成されます。アプリを運用する場所にあわせたスペースにアプリを作成しましょう。
kintone(キントーン)の活用を検討している方はサポートへ相談しましょう
今回はkintoneアプリテンプレートの使い方を徹底解説しました。kintoneアプリテンプレートを使いこなすことで、アプリ作成にかかる手間を大きく減らすことができます。
しかし、アプリテンプレートを使用したアプリ作成には注意点もあるため、専門知識を持った技術者が必要な場合があります。専門技術者が社内にいない場合、詳細なカスタマイズまでkintoneを使いこなすことは難しいでしょう。
そこで、kintoneの活用を検討している方はkintoneの活用に強い企業にサポートしてもらうことも1つの手段です。
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