「kintoneの利用を考えているけど、他のサービスとの違いを知りたい」
「kintoneが選ばれる理由が知りたい」
このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
kintoneは認知度が高く知っていても、詳しくは知らなかったり、慎重に選択をしたい方も多いことでしょう。
本記事では、kintoneだけでなく、競合にあたる7製品との比較もしているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
もしkintoneの特徴やできることについて詳細を知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:サイボウズ社のkintone(キントーン)とは?機能や特徴をわかりやすく解説
また、ペパコミ株式会社では、kintoneの導入サポートを無料で行っております。導入に関することから改修内製化までの相談ができるため、業務をより効率的に行えるようサポートいたします。
そもそもkintone(キントーン)とは
kintoneは、サイボウズが提供するクラウドベースの業務アプリ作成プラットフォームです。
ビジネスのさまざまな業務ニーズに対応するカスタマイズ可能なアプリケーションを簡単に作成できるため、企業や組織の業務効率化や情報共有を促進します。
データベース、ワークフロー、権限管理などの機能を備え、プログラミングの知識がなくても直感的に利用できる業務効率化ツールです。
以下の表で、kintoneについてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
特徴 |
|
初期費用 | 無料 |
月額費用 | – スタンダードコース:1,500円※/1ユーザー
※年額17,640円 ライトコース:780円※/1ユーザー ※年額9,170円 |
主な機能 |
|
無料トライアルの有無 | 30日間の無料トライアルが可能 |
サポート体制 |
|
公式サイト | https://kintone.cybozu.co.jp/ |
kintoneの機能について
kintoneのアプリは、日時や金額などのデータを入力し、チェックボックスやボタンで選択するなど、業務に必要な機能を柔軟に組み合わせることができます。
例えば、営業部門向け機能には「日報」「案件管理」「タスク管理」「交通費申請」などの業務に特化したアプリがあります。総務・人事部門やカスタマーサポート部門向けにも、「契約書管理」「休暇申請」「問い合わせ管理」「アンケート集計」など、部署ごとに適したアプリが提供されています。
さらに、kintoneには外部サービス連携や拡張機能があり、既存の業務システムとの連携も可能です。
監査ログやアクセス制限などのセキュリティ対策機能も備わっており、組織全体での導入もスムーズに行えます。
これにより、効率的な業務管理とセキュリティの確保が両立し、組織の業務効率化に貢献します。
kintoneの価格について
kintoneは初期費用が無料で、1ユーザー単位の料金体系で提供されています。月ごとに契約更新が可能であり、最低でも5ユーザーからの契約が必要です。
料金プランには下記の2プランがあり、それぞれ拡張機能の有無やアプリ数に違いがあります。
- 「スタンダードコース(1,500円/1ユーザー)」
- 「ライトコース(780円/1ユーザー)」
オプションサービスとしては、モバイルセキュリティを強化する「セキュアアクセス(月額250円/1ユーザー)」や、ディスク容量を増やす「ディスク増設(月額1,000円/10GB単位)」などが提供されています。
小規模での導入であればkintoneは低コストで導入しやすく、さらにオプションサービスも柔軟に選択できるため、多くの企業にとって魅力的な選択肢となっています。
kintone(キントーン)と競合類似サービス7選との比較
ここでは、kintoneの競合にあたる以下7つのサービスをご紹介します。
- Salesforce
- サスケWorks
- PigeonCloud(ピジョンクラウド)
- JUST.DB
- Pleasater(プリザンター)
- AppSuite
kintoneの競合①:Salesforceとの比較
Salesforceは、マイクロソフト社が提供している統合CRMプラットフォームです。
企業と顧客の関係を強化し、ビジネスの課題や成果を把握できる多彩な機能が提供されています。
kintoneとSalesforceは、どちらもクラウド型の業務プラットフォームで、初期の導入コストが低いため、利用しやすい共通点があります。また、両者とも柔軟なカスタマイズ性を備えており、企業のニーズに合わせて利用可能です。
しかし、kintoneとSalesforceにはいくつかの違いがあります。
その中で最も大きな違いは導入の目的です。Salesforceは主に顧客との関係を重視し、ビジネスの成果を可視化することに焦点を当てています。一方のkintoneは、データベースに関する業務の効率化が主な目的です。業務プロセスの改善に重点を置いている場合、kintoneの方が適しています。
kintoneの競合②:サスケWorksとの比較
サスケWorksは、手軽にWebアプリを作成できるツールです。売上分析や稟議申請など、業務を効率化するアプリを簡単に作成できます。
無料で利用できるアプリが豊富で、作成が簡単なのが特徴です。また、アプリを販売する側としても活用できます。
kintoneとの共通点は、簡単にアプリを作成できることです。両者とも直感的な操作でアプリを作成でき、マルチデバイスに対応しています。
一方相違点について、サスケWorksはアプリ作成に特化しており、kintoneほど幅広い機能はありません。データベース管理や社内コミュニケーションなど、さらに多岐にわたる活用が必要な場合は、kintoneが適しています。
kintoneの競合③:PigeonCloud(ピジョンクラウド)との比較
PigeonCloud(ピジョンクラウド)はkintoneとほぼ同等の機能を持ちながら、低価格を実現しているので、コスパ重視の企業におすすめです。
PigeonCloudは、国産のWebデータベースで、株式会社ロフタルが提供しています。直感的な操作性と手頃な価格が魅力で、人気が急上昇しています。
kintoneに比べると利用ユーザーが少ない製品ですが、コスパが高く機能も充実しているため、「予算を抑えながらも高品質なソフトを使いたい」と考える方におすすめです。
また、PigeonCloudには「同時ログインプラン」プランもあります。これは、利用者数は多いが同時に接続するユーザーが限られている場合に適しています。通常プランに比べてお得に利用できるため、大人数での利用を検討している方はチェックしてみてください。
kintoneの競合④:JUST.DBとの比較
JUST.DBは、企業に求められるあらゆる業務システムをプログラミングの知識やスキルがなくても構築できる、国産のノーコードのクラウドデータベースです。業種や業界を問わず利用できます。
このデータベースでは、蓄積されたデータに対して編集、移動、複製、統合など、さまざまな処理を自由に組み合わせることができます。さらに、RPAを使わずに自動的に実行でき、高度な拡張性を備えています。また、kintoneのようにワークフローの機能や標準の帳票機能も備えています。
kintoneの競合⑤:Pleasater(プリザンター)との比較
プリザンターは、無料で利用できるOSSのノーコード・ローコード開発ツールです。
プリザンターはkintoneと異なり、オンプレミスやクローズド環境でも利用できます。クラウドでの利用の場合、kintoneと比較して少し安価に利用でき、オンプレミスでの利用は無料です。
kintoneの競合⑥:AppSuiteとの比較
AppSuiteは株式会社ネオ・ジャパンが提供する業務効率化ツールです。ローコードアプリの作成を行い、データ集計や分析などさまざまな機能を利用できます。
ローコードアプリをゼロから作成するのは大変な場合もありますが、AppSuiteでは既存のアプリをコピーしてアレンジできるため、初めての企業でも利用しやすいです。
kintoneと類似していますが、月額費用は1ユーザー400円からと比較的低価格なので、スタートアップ企業や個人事業主で構成されたチームでも導入しやすいでしょう。
kintoneの競合⑦:Microsoft 365 Salsesとの比較
「Dynamics 365 Sales」は、Microsoft社が提供する営業ソリューションです。
営業の分野を担うSalesのほか、サービスやコマースなどの各分野を担うソリューションも用意されており、これらを組み合わせて導入できます。AI(人工知能)が営業のアクションを提案する機能があり、最先端のテクノロジーで営業強化を実現できるのが特徴です。
「Dynamics 365 Sales」は、kintoneと比べて営業に特化したサポートサービスで、「営業アクセラレーター」の機能では、システムが次に連絡すべき顧客を自動で提案し、売上獲得を最短で実現します。グローバル企業でも多くの導入実績を持ち、大規模なビジネスにも適しています。
開発ツールのおすすめ8選を比較紹介!導入メリットや比較ポイントも解説!という記事にもまとめられていますのでご確認下さい。
kintone(キントーン)が競合に比べて優れている機能5選
本項では、kintoneが競合に比べて優れている機能を以下5つご紹介します。
- 業務プロセス管理機能
- 外部サービス連携機能
- データベース機能
- アプリ作成機能
- データ集計機能
これらの機能を重視する場合、kintoneの導入を検討するのが良いでしょう。
業務プロセス管理機能
kintoneの業務プロセス管理機能は、複数のユーザーがタスクを管理できます。
直感的な操作でワークフローが簡単にカスタマイズでき、タスクの自動割り当てや進捗追跡も可能です。1ユーザーにつき1つのアカウントデータ管理しかできないサービスはありますが、チームで行う業務や大規模になる場合はkintoneの利用が適しています。
外部サービス連携機能
kintoneの外部サービス連携機能は、他の製品と比較して柔軟性に優れています。APIを介してさまざまな外部アプリケーションやサービスと連携でき、業務の効率化を支援します。
財務管理システムやEメールマーケティングツールなど、多くの外部サービスと統合が可能です。自社サービスだけで完結するツールはありますが、kintoneは外部サービス連携機能により、さまざまなビジネスニーズに柔軟に対応します。
データベース機能
kintoneのデータベース機能は、柔軟性と使いやすさが特徴です。直感的なインターフェースを持ち、もちろん非技術者でも簡単に操作できます。エクセルやCSVからのデータ取り込みもスムーズで、特定のビジネスニーズに合わせてデータベースを構築できます。設定やプログラミングが不要な点もkintoneの大きな利点であり、データの変更や履歴の記録・復元も容易です。
アプリ作成機能
kintoneのアプリ作成機能を活用することで、自社の状況を数値で把握したり、自動連携による二重入力を削減できます。
プログラミングの知識がなくても、必要なアプリを簡単に作成可能です。事前に用意されたテンプレートを使用すれば、数分でアプリを作成できます。
ITスキルを持つ従業員が不足している企業にとって、kintoneのアプリ作成機能は特に価値があるでしょう。
データ集計機能
kintoneのデータ集計機能は、効率的なデータ管理と分析が可能です。ユーザーは販売データや顧客情報、プロジェクト進捗などを一元的に管理し、さまざまな形式でレポートを生成可能です。
また、複数のkintoneアプリに分散するデータを自動で集計・グラフ化ができるため、ビジネスの効率性と意思決定の質を同時に向上できます。
この機能を活用することで、データを収集・整理してレポートを生成できます。
kintone(キントーン)の競合サービスと比較して業務効率化を図りましょう
ここまで、kintoneの競合サービスと比較して解説してきました。
自社の抱えている課題や予算に合わせて導入するサービスを検討しましょう。
その際は、本記事の比較内容や、選び方を参考にしていただけますと幸いです。
また、ペパコミ株式会社では、kintoneの導入サポートを無料で行っております。導入に関することから改修内製化までの相談ができるため、業務をより効率的に行えるようサポートいたします。
コメント