kintone(キントーン)で勤怠管理は効率化できる?導入事例と合わせて解説!

「kintone(キントーン)で勤怠管理は行えるの?」
「kintone(キントーン)を導入したけど、勤怠管理の効率化が実現できない…」

さまざまな業務課題を解決できるkintone(キントーン)。柔軟な働き方が広がり、業務課題のなかでも出退勤時間を正確に把握したいと感じている企業は多いものです。

そこで今回はkintone(キントーン)で勤怠管理を行う方法やメリット、具体的な導入事例などを紹介します。
ぺパコミ株式会社はkintone(キントーン)を提供しているサイボウズ社のオフィシャルパートナーです。さまざまなkintone(キントーン)構築の支援をしてきた実績があります。

これまでの経験をもとに分かりやすく解説するので、ぜひ最後までよんでいただき、kintone(キントーン)で勤怠管理の効率化を実現しましょう。

目次

kintone(キントーン)で勤怠管理は可能

kintone(キントーン)とは、サイボウズ社が提供するクラウドサービスです。プログラミング知識が無くてもさまざまなアプリを作成できるのが特徴で、勤怠管理用のアプリも作成できます。

kintone(キントーン)でできる勤怠管理の主な機能は次のとおりです。

【勤怠管理の主な機能】

  • 出退勤の管理
  • 休暇や残業の申請と承認
  • 残業時間と有給残日数の管理
  • 急な勤怠の連絡
  • 申請に紐づくコメント機能

さらに、必要に応じて拡張機能を用いることで、自社に適した仕様の勤怠管理システムとして利用できます。

勤怠管理を効率化したいときは、kintone(キントーン)の導入が効率化の鍵となるでしょう。

kinotone(キントーン)で勤怠管理ができるアプリ

kintone(キントーン)には、無料ですぐに使えるサンプルアプリがあります。勤怠管理を効率化できるサンプルアプリは「タイムカード」と「タイムカード(月次版)」です。

タイムカード

出典:kintone公式HP

タイムカードは勤怠の記録や申請、管理ができるアプリです。従業員が出勤時間と退勤時間を入力すると、勤務時間を自動で計算してくれます。

また、上長への申請はアプリでワンクリックのみで行えるため、スムーズに承認作業が進むでしょう。

アプリ上で一括してログを残すこともできるので、後から勤務時間の確認を行いたいときも簡単に確認できます。

タイムカード(月次版)

出典:kintone公式HP

タイムカードは勤怠の記録や申請、管理ができるアプリです。従業員が出勤時間と退勤時間を入力すると、勤務時間を自動で計算してくれます。
また、上長への申請はアプリでワンクリックのみで行えるため、アナログな形式で行うよりもスムーズに承認作業を進めることができます。

アプリ上で一括してログを残すこともできるので、後から勤務時間の確認を行いたいときも簡単に確認が可能です。

kincone(キンコン)を導入するとICカードで勤怠管理が可能

出典:kincone公式HP

kincone(キンコン)は、1従業員あたり月額200円で利用できる有料のプラグインです。kincone(キンコン)アプリをインストールした端末をオフィスに設置すれば、通勤に利用したICカードをかざすだけで打刻できます。

ICカードに記録された交通機関の利用情報は自動で連携されるため、営業や出張の際の交通費・旅費精算が簡単です。移動に現金を利用した場合や、勤務以外の移動の情報はクラウド上で削除できるので、仕事とプライベートで使い分ける必要はありません。

交通費の精算を手入力で行っていると、利用した交通機関を忘れてしまったり、乗り換えの検索が手間だったりと効率が悪くなります。しかしkincone(キンコン)を導入すれば、ICカードだけで勤怠管理と交通費精算が完結できます。

kinotone(キントーン)で勤怠管理を行うメリット

kintone(キントーン)で勤怠管理を行うメリットを4つ紹介します。

ペーパーレスな勤怠管理が実現できる

kintone(キントーン)を導入すると、勤怠管理がアプリ上で完結できるため、ペーパーレスな勤怠管理が可能です。

紙での勤怠管理は出勤簿や休暇申請書などの書類を用意し、従業員がそれぞれの日付に記入をする必要がありました。会社によっては複雑な申請書だったり、書類の種類が多くて制度の理解が難しかったりすることがあるかもしれません。

しかしkintone(キントーン)を利用すると、従業員はスマートフォンやパソコンから出退勤時間や休暇申請の入力ができます。そのため、書類の印刷や記入、集計などの手間を省くことができ、ペーパーレスで効率的な勤怠管理が実現できるのです。

申請や承認が簡単

kintone(キントーン)はスマートフォンやタブレットなど、幅広いデバイスに対応しているため、いつでもどこでも申請や承認作業が簡単に行えます。さらに申請や承認はワンクリックで完了するので、操作も簡単です。

営業の移動時間や上長の出張中でも、kintone(キントーン)を使うと申請や承認が進められ、月末に申請・承認作業に追われることもありません。

給与計算の自動化が図れる

kincone(キンコン)と連携すれば、従業員が出勤時間と退勤時間を入力すると、kintone(キントーン)で給与計算も自動で行えます。

残業時間や休憩時間はあらかじめ設定した基準に従って計算してくれるので、人の手による調整も必要ありません。人の手で計算すると人的ミスが発生してしまい、修正作業に時間を取られてしまうケースがあります。

しかしkintone(キントーン)では、すべて自動でミスなく計算してくれるので、余計な業務を発生させずに効率的な給与計算が可能です。

自社に合わせてカスタマイズできる

kintone(キントーン)は200種類以上の連携サービスがあるため、必要に応じてさまざまな機能が搭載できます。

例えば、勤怠管理アプリを作業詳細表示アプリと連携させると、それぞれの作業にどのくらいの時間を要していたかが見える化されます。作業時間から課題を抽出して改善を行えれば、社内全体の業務効率化につながります。

kintone(キントーン)はさまざまな可能性を秘めているので、業務課題の解決を図れるように、自社に合わせてカスタマイズして活用しましょう。

kintone(キントーン)で勤怠管理を行う際の注意点

業務課題を解決できる魅力的なkintone(キントーン)ですが、勤怠管理として導入する際に注意するべき点が2つあります。

現場の意見を取り入れる

kintone(キントーン)を導入する際には、使用する現場の意見を取り入れることがおすすめです。

業務課題を解決したい経営陣と、実際にシステムを利用する現場の意見がすれ違ってしまうと、導入してもkintone(キントーン)が使われなくなってしまいます。
現場の意見として見られるのが「入力項目が多すぎる」「入力しにくい」といった声です。まずは必要最低限の項目だけ取り入れて、必要だと感じた項目に関しては導入後に修正するという考えが大切です。

勤怠管理だけが目的だと割高になる可能性がある

勤怠管理だけが目的でkintone(キントーン)を導入を考えている場合は、費用が割高となる可能性があります。

出典:kintone公式HP

kintone(キントーン)には2つのコースがあり、ライトコースは1ユーザーあたり780円、スタンダードコースは1ユーザーあたり1,500円です。勤怠管理だけを目的とする場合、従業員数によっては割高と言える金額でしょう。

今回ご紹介する勤怠管理手法はプラグインの導入を前提としています。
プラグインを利用するためにはスタンダードコースでの契約が必要となります。
詳しくはkintone公式のQ&Aをご覧ください。
【kintone公式】関連Q&A:ライトコースとスタンダードコースのどちらを契約すればいいですか?違いを教えてください。

また、自動的に処理できるシステムをkintoneで構築する場合は別途有償プラグイン等が必要となりますので、ペパコミまでご相談ください。

kintone(キントーン)は勤怠管理だけでなく、在庫管理や日報などあらゆる業務課題を解決できるプラットフォームです。

勤怠管理以外の利用も視野に入れて導入を検討しましょう。

kintone(キントーン)で勤怠管理を行っている事例

実際にkintone(キントーン)で勤怠管理を行い、業務効率化を実現した事例を2つ紹介します。

h3:木村屋總本店

木村屋總本店では10数年以上利用していたシステムが重く、サーバートラブルが発生して電話でコミュニケーションを取るケースもありました。

そこでkintone(キントーン)を導入し、約80もあった帳票を4パターンに整理します。kintone(キントーン)で開発したアプリは「発注」「実績」「出退勤」「時間帯別情報」の4つです。

そのなかでも出退勤アプリは、iPadの画面に大きく表示されるようにカスタマイズし、誰でも操作しやすいようにしています。

また、誤操作を防ぐための工夫もしました。出勤を押したら出勤データをいじれないようにし、出勤が押されていないと退勤が押せないようにすることで、無駄な修正作業が発生しない仕様となっています。

株式会社現場サポート

株式会社現場サポートは、出退勤の情報をExcelで管理していました。有給休暇やフレックスタイム制度を利用するときは、毎回サイボウズ社Officeの掲示板で報告していたようです。

実は、すでにkintone(キントーン)は導入されていたのですが、活用されていない状態でした。

そこで出退勤だけでなく、有給休暇やフレックスタイム制度もkintone(キントーン)で申請できるようなアプリを開発します。すると、毎月約35時間かかっていた勤怠に関する作業が2.5時間に短縮される結果となりました。

kintone(キントーン)で勤怠管理を行うにはサポートを受けよう

 

kintone(キントーン)は、業務課題を解決できる魅力的なサービスです。いくらアプリ開発にITの知識が必要ないとはいえ、200種類以上ある連携システムを含めて最適な環境構築は手間とコストがかかります。

ぺパコミ株式会社は、サイボウズ社のオフィシャルパートナーです。kintone(キントーン)の初期構築や導入後のサポートなど、これまでの経験を活かしてお客様に最適な支援を行えます。

ぜひkintone(キントーン)を最大限に活用して業務課題を解決したいときは、弊社へお問い合わせください。

kintone(キントーン)の導入は勤怠管理を効率化できる

今回はkintone(キントーン)を活用するメリットや、勤怠管理を効率化する方法について解説しました。

kintone(キントーン)は非常にカスタマイズが簡単で、自社に合わせたアプリを開発できるプラットフォームです。勤怠管理を紙で行っている場合でも、kintone(キントーン)を導入すると、すべてクラウド上で完結させられます。

効果的にkintone(キントーン)を活用して、勤怠管理の効率化を実現しましょう。

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