kintone(キントーン)構築・伴走会社のペパコミ株式会社です。
こんにちは。kintone(キントーン)活用チャンネルのハルクです。
本日の動画はkintone(キントーン)ユーザー企業である日本エンジニアリングの能重様と伴走パートナーであるペパコミ株式会社のハルク、サイボウズ社の方を司会とし、伴走について三者面座談会の内容となっています。
司会「三者座談会に入っていきます。kintone(キントーン)ユーザー企業である「日本エンジニアリングの能重様」また、その伴走パートナーである「ペパコミ株式会社の小川様」にご参加いただきます。本日はよろしくお願いします」
能重様「よろしくお願いします」
ハルク「よろしくお願いします」
司会「それでは早速、お二方の自己紹介をお願いできればと思います」
能重様「初めまして。日本エンジニアリングの株式会社の代表取締役をしています能重祐介と申します。
手前の会社は、一般的に建設会社で設備や建築などエンジニアリングする会社であり、グループ会社を含めて35名ほど従業員がいる会社になります。
内容は、設計と加工 施行・管理 メンテナンス 、本来はバラバラに発注するであろう工事をワンストップで提供するという事業体でやっております」
司会「能重さん ありがとうございました。
それでは続きまして、小川さんより自己紹介と、今回の日本エンジニアリングさんの事例について簡単にご紹介いただけますでしょうか」
ハルク「はい、ペパコミ株式会社の代表の小川喜句と申します「kintone(キントーン)活用ちゃんねる」というYouTubeを運営している会社です。
弊社はkintone(キントーン)の構築・伴走のコンサルティングをメインとした会社をやっておりまして、いろいろ賞も受賞させていただいています。
今回は日本エンジニアリングさんの構築も携わらせていただきましたので 、その辺りを色々としゃべらせていただきます。よろしくお願いします」
能重様「よろしくお願いします」
ハルク「簡単に弊社サービスだけご紹介させていただきます。
大きく2つサービスがあり、1つ目が伴走サービスで、初期構築サービスをやっております。
特徴としてはいきなり納品ではなく、仮納品を経て認識のズレをなくしながら構築するサービスとなっており、ゼロイチで完全に作っていくというサービスです」
ハルク「2つ目が運用コンサルサービスで 、伴走サービスです。
納品後に実際にお客さまの方で運用をしていったときに、必ず現場からいろいろな課題「こうしたい」「ああしたい」に対して、改修をさせていただきます。
ただ改修するだけではなくて、その改修のやり方をお客さまにお伝えして、改修と教育というのを同時で進めることができる”運用サポートコンサル”という、この2つのサービスを提供しています」
ハルク「今回、隣にいらっしゃる日本エンジニアリングさんの事例を簡単にご紹介させていただきますと、大きく要望としては3つございました。
1つ目が工事ごとの実行予算管理
2つ目が社内の受発注支払管理
3つ目がこれら各種の業務のところを全部freeで連携して、会計の自動化をしたいというところ。
その上でアプリ設計内容としては、業務をとにかくアプリごとで分解。
2つ目がこの分解したアプリに入力した情報を、自動で工事台帳に全部入ってくる仕組みにし、工事台帳さえ見れば、全部の情報が一元でわかるような仕組みというのを、アプリ設計でさせていただきました」
ハルク「kintone(キントーン)の導入効果というところは、これは僕が喋るのも変な話なんですけど、製造原価でいったら年間約4,000万円、販管費でいったら年間約4,000万円、残業時間でいえば年間約5,500時間程の削減をしたというお話を聞いています。
僕の方でドヤ顔で導入効果をしゃべらせていただきました。
ということで、 事例の概要としては以上となっております」
司会「ありがとうございます。ではここから座談会の本題に入っていきたいと思います。
今回もっとプロジェクトの詳細についてお伺いしていきたいと思うんですけれども、今回は大きくトピックスとしては3つご用意しております。
まずプロジェクトの始まり、そして具体的にどうやって進めていったのか、そして最後にプロジェクト成功の秘訣についてお伺いしていきたいと思います。
改めてよろしくお願いします」
ハルク「よろしくお願いします」
能重様「よろしくお願いします」
kintone(キントーン)導入の背景
司会「最初に、プロジェクトの始まり・きっかけ部分について能重さんにお伺いしていきたいと思います。
今回そもそも、プロジェクトってどうやって始まっていったのか、また パートナーさんと一緒に今回は進められたと思うんですけれども、パートナーさんに相談しようと思った背景のところをお伺いしてもよろしいでしょうか」
能重様「単純に売上が上がっていった時期に仕分けをしなければいけない、やはり営業管理の量というのが倍々に増えていきまして、その時点での会社のシステムだと保管できなくなっていたんですよね。
当時はExcelベース管理が主になっていましたし、また他社システムも入れようとしていたんですけど、なかなかうまくいかなかったというのが現状でしたね」
司会「やっぱりそこで他社さんのパッケージ製品が難しくて 柔軟性のあるkintone(キントーン)というか、そういったところでkintone(キントーン)を検討いただいたという形ですかね」
能重様「そうですね。やっぱり自分たちで作らないと、かゆい所に手が届かないというか、やっぱりシステム側に合わせなくてはいけない部分が大きいので、なかなか導入して運用するということが難しいという判断になりました」
パートナーへの相談背景
司会「なるほど。実際にkintone(キントーン)は触られて 自分たちでも構築していったところがあるかと思うんですけど、その中でもパートナーさんに頼られたきっかけって何だったんですか?」
能重様「やっぱり知見があるかないかが、一番ですよね。
僕らにはやっぱりシステム構築の知識がないという部分もそうですし、特に重要なのが組み方、構築の仕方がすごく重要でその辺はやっぱり知見のある方に構築をしてもらわないと、後でやっぱり加工ができなかったり、その部分が大きかったと思います」
司会「ありがとうございます。kintone(キントーン)って本当に直感的に触るの自体は簡単かと思うんですけど、システムではあるので、ある程度 知見がある方がやらないと、なかなか業務で使えないシステムになってしまったり、というところがあるのかなというふうに思いました。
やっぱり知見があるパートナーさんに入ってもらうことで、安心・安全・スピーディに進んでいくのかなというふうに思います」
パートナーを探すポイント
司会「今回ペパコミさんをパートナーさんとして選ばれたというところだと思うんですけども、ペパコミさんを選ばれた背景だったり、パートナーさんを探すときに何か能重さんが重視していたポイントはありますか?」
能重様「先ほども言いましたけど、システムに合わせていくという作業を当時はしていたわけですよね。
”kintone(キントーン)をやりましょう”とうちの職員から言われた中で 、やっぱり一番今までの導入でストレスを感じたのは、コミュニケーションの部分だったというのがあるんですよね。
当時ベンダーさんも2社ぐらい確か検討していたと思うんですけど、私がYouTubeで小川さんのことを見つけて・・・」
ハルク「あざっすw」
能重様「こりゃもう、こいつは大丈夫だと思って」
ハルク「www」
能重様「やっぱりkintone(キントーン)で 一番構築で重要なのが・・・、見た目?」
司会「見た目ww」
ハルク「wwwww」
能重様「違うよ!顔のことを、言ってるんじゃないよ」
ハルク「顔じゃないのwwwww」
能重様「顔もそうなんだけど、露出の仕方というか。
僕らが今構築しているkintone(キントーン)のシステムもそうなんですけど、やっぱり視覚的な効果というのがかなりシステム上 大きいポイントを占めてくるので、やっぱり、そういうわかりやすい形をとっている方にお願いしたかったというのがありましたね」
司会「なるほど。小川さんってかなりパートナーさんの中でも特徴的で、kintone(キントーン)の良い悪いみたいなところを、かなり赤裸々に話してくださっているので、そういった意味ではやっぱり信頼度が感じられたというところですかね」
能重様「そうですね。デメリットをちゃんと言ってくれるベンダーが、やっぱり重要ですよね。いいところは、それはいっぱいあるわけですよ」
能重様「でもそれって、会社側がすごく宣伝している部分が大きいので 。
そういう意味で「こうすれば?」というところと、「ここが駄目だよ」というのを、ちゃんと分かっているベンダーさんにお願いした方が、確実に目的にはたどり着くかなと思います」
司会「ありがとうございます。
結構、弊社にもたくさんのパートナーさんがいて、相性みたいなところもあると思うんですけど、ぜひ能重さんの観点も参考にいただけたらと思いました」
プロジェクトの進め方
司会「続いて プロジェクトの進め方、具体的にどういうふうに進んでいったのかというところをお伺いしていきたいと思います。
このあたりを小川さんにお伺いできればと思うんですけれども、伴走を開始してからこれまで具体的にどうやって支援を進められていったんですか」
伴走パートナーの支援の進め方
ハルク「ありがとうございます。うちの構築の進め方は 先ほど簡単に紹介したんですけれども、図を出しますね。
これは能重さんの会社とはまた違う案件ですが、分かりやすかったのでこれを例にしています」
ハルク「第一フェーズ、 第二フェーズ 、第三フェーズと分けているんですけど、うちの会社が意識している点というのは、フェーズごとに分けて構築するというのをやっています。
フェーズごとに分けて、例えば黄色い部分が第一フェーズなんです。
第一フェーズを一旦作って この段階で一旦お客さまに触ってもらう。
触ってもらいながら第二フェーズ 、第三フェーズの構築を進めていく。
つまり一気に納品をしないというのは、構築する上では意識しているところですね」
なぜこうする必要があるかというと、大きく2つ理由があって、1個目が そもそも認識のずれをなくすというところですね。
やっぱりkintone(キントーン)って、皆さんシステムを作るとなると結構自分の理想の世界みたいのがあるわけですよ。システムってこうなんだみたいな」
ハルク「それをkintone(キントーン)で作ると、こう言ってはあれですけど「あっ こんな感じ?」みたいに結構なりがちなんですよね。
そういう意味で、やっぱり実際に作って触ってみてもらうというのは、すごく大事だなと思っていて、そういう意味でkintone(キントーン)に慣れてもらいながら、認識のズレをなくす。
「kintone(キントーン)って こんな感じなんですよ」というのを、第一フェーズの中で触ってもらうというのが目的の1個目です」
ハルク「2つ目は触ってもらうことで、kintone(キントーン)を理解してもらえるんですよね。
そうすると第二フェーズ 、第三フェーズって、やっぱりプラグインの組み込みとか、よりコアな部分の構築なってくるんですよ
そうなったときにkintone(キントーン)のことを分かっている人と詰めていくのと、kintone(キントーン)を全くわかっていない状態の人と細かく詰めていくのとでは、精度にめちゃめちゃ差が出るんですね。
そういう意味で認識のズレをなくすだけではなくて、その後の構築の深さにも関わってくるところなので、この第二フェーズ、第三フェーズという形で分けて構築しているというのは、結構うちのやり方としてはよくやっている手法です」
司会「ありがとうございます。
一気に作らずフェーズを分けて お客さまに触ってもらいながらやることで、お客さまのkintone(キントーン)習熟度を上げていくというような感じですよね」
ハルク「そうです」
司会「そうするとフェーズ2にいく段階でお客さまもkintone(キントーン)の理解が上がっているので、活用の幅ももっとこういうことができそうみたいなところとかも、広がっていきそうですよね」
ハルク「そうですね、従来のシステムってぶつかりがちなんですよ。
こちらがベンダーさんでこちらがお客さまだとしたら、”こう要望を出したらこう返すみたいな”ではなくて、kintone(キントーン)って並行で一緒に進んでいくものだと思っています。
並行で一緒に進めていくためにはどうしたらいいかといったら、やっぱり実際に触ってもらって、どうやったらもっとうまくいくかなというのを、お互いすり合わせながらやっていくというのが、kintone(キントーン)の良さが最も出ると思っているので、そこは結構意識しています」
司会「ありがとうございます。
kintone(キントーン)で共通の画面を見ながら認識のズレをなくしていくというところが今上がっていたと思うんですけど、kintone(キントーン)にいきなりアプリを作るといっても、その前にお客さまの業務理解だったり、どこをまずアプリ化するとか、というところがあると思います。
今回のケースだと、最初ってアプリに着手する前のところって、どういうふうに会話をされていたんですか?」
ハルク「それでいうと、kintone(キントーン)を理解してもらう必要があるので、実際に例えば能重さんの場合だったら建設業なので、建設業だったら一般的に建設業で実行予算管理をしたいんだったら、”こういうアプリ設計を組むことが一般的に多いです”というのを一回見せるんですよね。
お客様って、フローチャートだけだとわからないんですよ。実際に画面だとこんな感じですみたいな。
理解してもらった上で、さらに「だったらうちは、こういう感じがいいかな」っていう意見をもらって、それを基にアプリを作っていく感じなので、結論としては、ちゃんと画面を見せるというところ。あとは認識のズレをなくすところを意識して、アプリ設計はしていますね」
司会「結構kintone(キントーン)って、アイデア次第でいろいろな使い方ができる製品かと思うので、他社さんの事例だったり、ノウハウというところがあると、”こういうことを実はうちもやりたかったんだよね”みたいな感じで、発想の広がりみたいなところにもつながっていくのかというふうに思いました!ありがとうございます。
能重さんにもお伺いしたいんですけど、実際にペパコミさんとプロジェクトを進めていく中で、ここ難しかったな、大変だったなみたいなところって何かありましたか?」
プロジェクトで大変だったこと
能重様「今、話にもありましたけど、どこまでいってもやっぱり業務フローの分解と、再構築という話に多分なってしまうと思うんですよね。
私がベンダーなわけではないですけど、ベンダーの立場から言わせると、業務フローを会社(導入企業)が理解しているのはまだいい方なんですよ。
能重様「”そういう業務の流れなんだ”というのを そこで気付く方がいらっしゃるので、お客さんとしては(我々の立場ですよね)、指導を受ける立場としては「やっぱりベンダーに頼んだんだから、全部やってくれるでしょ」というのが強くて、その部分がすごくグレーゾーンになりがちなんですけど 、うちも担当者として1人立たせました。
kintone(キントーン)を導入する際に。その人間とすり合わせをしていくのはもちろんですけど、認識のズレというか、主導はあくまでも企業側(導入側)が行わなければならない」
能重様「業務フロー設計もそうですし、プロセス管理が特に重要になってくるとは思うんですけど、当初の設計に関しては、今、第三フェーズまでとありますけど、まさに同じような形で我々も進んでいったんです。
第一フェーズの時点で出されたアプリケーションのスタンダード、汎用性が高いものに対して、自分たちの業務フローを当てはめていくというのを、自分たち主導でやっていかないと難しい部分がありましたよね」
ハルク「そうですね、今はエンドユーザー目線 (つまり)お客さま目線の話なんですけど、ベンダー目線でいうと、まさに業務フローがまず例として、お客さまが自分たちの業務フローをある程度わかっている前提でいうと、提示された業務フローに対して、ベンダー側って肉付けをしていくんですね。
でも僕は社内の人間全員に言っているんですけど、「それは仕事じゃない」と。
ハルク「ベンダーの仕事は、業務フローの表面的なものを理解するのではなくて、こういう業務フローでこういう業界だったら、裏側で実際に作業をしている人は、”こんな作業をしているんだろうな?”とか、想像力を働かせるのはものすごく大事だと思っています。
なぜかというとkintone(キントーン)のアプリに入力するのって、現場の人じゃないですか」
ハルク「その裏側でどういう現場の人が、どんな使い方をするのかというのを想像しながら理解をすることをしないと、本当の意味での理解とは言わないと思うんですね。
だからベンダー側というのは、表面的なフローを理解するのではなくて、その背景までちゃんと理解してあげるというのは、めちゃくちゃ大事だなっていうのは、今聞いて思いました」
司会「ありがとうございます。結構今の業務をそのままkintone(キントーン)化してしまうというお客さまって、意外と多いかなと思うんですけど、せっかくシステムを新しくするタイミングなので、改めてうちの業務ってどうなっていたんだっけ?とか、状況を整理して可視化して、それをしっかりシステム化してあげるというところが、やっぱり業務改善だったりとか、そういった成果にもつながってくるのかなというふうに、お二人の話を聞いていて思いました」
ハルク「そうですね。結構一緒に業務フローを作ることもよくあるんですよ。やっぱりまだ固まっていないケースもよくあるので。
それもベンダー側としては、すごく面白い仕事だなと思いますけど、そこは結構これから先求められるのではないかと思います」
能重様「そこで一番重要なのが、その業務の差し替えしようとするんですよ」
ハルク「はいはいw」
能重様「本当これは言っておかないと駄目だから言うけど、業務の差し替えをやったら絶対に導入できないので、運用ができないんですよ!「置き換える」って考えないと」
司会「なるほど」
能重様「現状の業務を置き換えた形で、kintone(キントーン)で表現するというのが絶対条件ですね」
ハルク「そうですね運用ができないですからね。置き換えないと」
能重様「そうですね」
司会「ありがとうございます。今いろいろワードとしては出ていたかとは思うんですけれども、かなりいろいろと業務フローの段階から会、話されていくというところだと思うんですけど、具体的に伴走が始まってから、1年半ぐらいですかね?」
ハルク「1年半ぐらいですね」
司会「伴走されていると思うんですけど、もう少し具体的にどういう役割で、それぞれ第一・第二・第三フェーズで関わり合われていたのか、教えていただいてもいいですか?」
役割分担
ハルク「わかりました 図を出しますね。
最初に能重さんと、担当者と、打ち合わせをして、こういうことをやりたいんだというのをお伺いして、フロー全体を作っていって 、まず思ったことが「これ運用できる?」ってめっちゃ思ったんですよ。
「これ大丈夫?」みたいに思って、能重さんに多分、何回も確認したんですよね。
能重さんとあと担当の小澤さんという方がいらっしゃるんですけど、もう二人に何度も確認して「これkintone(キントーン)でできますけど、運用は本当に大丈夫ですか?」って聞いたら、「大丈夫!大丈夫!」みたいに言うんですよww」
能重様「www」
ハルク「本当かな?と思ってスタートしたんですけど、やっぱりちょっと心配だったんですよね。
大丈夫って言う人って結構いっぱいいるんですよ「うちは大丈夫」みたいな。
大体、大丈夫じゃないケースが多いので、今回の構築案件は、図にありますけれども、1月が初期構築という感じで、こちらであくまでざっくり全体を作らせてもらったんですね。
2月と3月はテスト運用と改修期間と設けて、ここで実際にその状態で触ってもらったんですよ。
触ってもらって、フィードバックをもらって改修をするというのを、ゴリゴリやっていくというのを、2カ月間でみっちりやりました」
ハルク「なので本来は初期構築の期間を、もうちょっと長めに作っていくんですけど、僕は運用のところが結構不安だったので、こういうご提案をさせてもらって、そこは能重さんにも快諾いただいて、そういう運用をさせてもらいました。
基本的には最初の1カ月間は こちらでアプリ構築をさせてもらって、残りの2カ月間はこちらで構築と改修はやるけれども 現場での運用と、結果のフィードバックは能重さん側でゴリゴリ回してもらったという感じのスタートにしています。
3カ月たってか、ら4月から本番運用というゴールが決まっていたので 、そこから逆算してこういう設計・役割分担でやらせてもらいました」
司会「結構 短期間にぎゅっと、詰まっているような形ですよね」
ハルク「はい」
司会「最初はペパコミさんの方でアプリは作られて その後、検証をしながらkintone(キントーン)を一緒に触っていって、今は能重さんを中心にアプリを作られているという形なんですか?」
能重様「そうですね。今はうちで営業管理システムという形で、主に営業管理を作ったんですけど、今は構築しているのは、人事労務関連と営業そのものだったり、工事に関わるようなものも構築しているような形ではありますね。
自社で完全にコントロールしていって、今の段階は更に都度アドバイスをもらうという形ですかね」
ハルク「結局これは4月から運用開始して、大体1年ぐらいですかね?1年もたっていないか?1年ぐらいはサポートで入らせてもらったんですよ。
そこで例えばkrewdataのやり方とか、そういったものを教育させてもらって、小澤さんや能重さんが完璧に理解されたので もうそこからは僕らは一切入っていないですね。
本当にたまに相談されるぐらいで、完全に内製化している例かなというのは思います」
司会「なるほど。今は何かあったときに、相談が来るという形なんですね」
ハルク「そうですね」
司会「ありがとうございます。フェーズによって、本当に逆転してったというか」
ハルク「そうです 逆転していったという感じですね」
司会「最初にプロの方のノウハウを見ると 自分たちのノウハウを作るのも、かなり効率よくkintone(キントーン)導入というところが進んでいくのかなと、お二人のお話を聞いていても思いました」
kintone(キントーン)導入効果
司会「ありがとうございます。そろそろ最後のセッションのところに入っていきたいと思います。
プロジェクト成功の秘訣というところですね、冒頭で小川さんから今回のkintone(キントーン)の導入効果をお話し頂いたんですけども、改めて能重さんに 今回kintone(キントーン)を導入してから1年半を過ぎて、効果を感じられているところ教えていただけますでしょうか」
能重様「数字でいえば、色々とありますよ。だけど実態の効果としては、やっぱり「認識する」ということが容易になったというのが一番ですかね。
”何をやっているのかわかる”というのが、すごく大事かなと。結局、見えていないんですよ。何をしているのか?数字もそうだし、プロセスまで、当時は紙でやっているでしょ?
そうすると、その紙がどこで何をしているかって。みんな知らないわけじゃないですか。だけどkintone(キントーン)って、ステータスの履歴を見れば、何時に・どこで・どう回っているかというのがあるので、めちゃくちゃオープンなんですよね。
だから一番よかったのは、その履歴が見えることによって、管理者もそうだし、実際にその業務を行っている人間というのも、どういう形で何が行われているかというのが、わかったということが、やっぱり一番メリットとしては大きいのかなと思います」
司会「会社の状況が、見える化されたというところなんですね」
能重様「その結果的に、先ほど言った(数字的な)効果が生まれたという話で、直接的にどうかと言われれば、それはちょっと・・・、効果が高いことを謳っているから、あれかもしれないけどww」
ハルク「あっ 言っちゃうwww」
能重様「www!でも実際の効果は、もっとあったよね。会社を成長させるという意味では、 すごくあれ以上の効果が実際にはあって、ものすごくよかったとは思いますよ」
ハルク「ありがとうございます」
能重様「導入して。うちは、小川さんにやってもらってよかったと思いますよ」
ハルク「ありがとうございます」
司会「数字だけではなくて、会社の文化とまで言えるかわからないですけど、やっぱり業務の仕方だったり、そういったところを考えて、かつ今回は能重さん自身もkintone(キントーン)のスキルがついていったというところで、内製の体制もつくっていったというところですね。
今後の改善ができるような体制が、社内でつくられたというところも、すごく大きいのかなというふうに、お伺いしていて思いました」
ハルク「やっぱり見ていて思うのは 、(能重さんは)色々な会社をやられているんですよ。色々な会社をやられているので、その都度(業務に対して)すぐにアプリを、がーっと作ってしまって、もうkintone(キントーン)化してしまっているんですよね、
こうなってしまうと、最強ですよね」
司会「結構、脳がシステムというかww」
ハルク「そうですねw」
能重様「僕 大学まで行きましたからね」
司会「そうなんですか?」
能重様「ある大学に、ちゃんとシステムを学びにいったんですけど、 やっぱりやる側の意識の高さは、すごく基の設計に関わってくるところがあるので、それを話せないと使い切れないなって。
今、多分、色々な会社さんが導入していると思うんですけど、限定的に使うということは多分容易に運用できると思います。
うちみたいに基幹システムで使っているようなところって、多分少ないと思うんですよ。ある程度システムという成り立ちを理解しないと、先ほど仰いましたけが、自社で構築できるということは、要は変化させられるというのが、kintone(キントーン)って一番のストロングポイントだと思うんです。
だって会社が5年後に、同じ形であるわけがない。5年後の会社の形をつくるために、ノーコードでkintone(キントーン)の構築をして、会社のレールを敷いていくというのは、非常にいい運用の仕方かなと」
ハルク「もう素晴らしいと思います。思ったことが、すぐに形になるわけですから。従来ってやっぱり、システム会社にお願いして、何カ月後とか何年後ぐらいに出来上がるって、それだと、もう遅すぎますよね」
能重様「遅いですね」
ハルク「思った瞬間に作れるというのは、やっぱりkintone(キントーン)のいいところだし、内製化した大きな数字以上のメリットかな、というのは思いますね」
プロジェクト成功の秘訣
司会「ありがとうございます。すてきなkintone(キントーン)の効果も話していただいて、ありがとうございました。
最後に、ここのテーマに出ているプロジェクト成功の秘訣というところで、ぜひお二人それぞれにお話しいただければと思います。最初に小川さん いいですか?」
ハルク「はい。もうこれに関しては、僕もいろいろなところで言っているんですけけど、 kintone(キントーン)のプロジェクトの成功って、社長と担当者、この二人がやる気があれば 、うまくいくと思っているんですよ。
どちらか片方だけでは、駄目ですよね。担当者だけがやる気のパターンとか、社長だけがやる気のパターン。どちらも僕は散々見てきましたけど、社長だけがやる気のパターンだと、最初だけなんですよ。
最初だけやる気満々で、あとは担当者にどこかで渡すタイミングが来るので、そうすると一気に下がっていってしまうみたいな。担当者だけだと、社内の人がkintone(キントーン)をやるという意欲になってくれないんですよ。
ハルク「なぜなら、社長がやる気ではないから、トップダウンで会社全体がkintone(キントーン)に触るという、そういう空気感にならないんですよ。
そうすると、担当者に孤独感があるので、うまくいかないんですよ。
だから社長と担当者この二人がやる気の、エンジニアリングさんもそうなんですけど、そういう会社は、僕は成功すると思うんですよね。
本当に秘訣というのは、能重さんも先ほど仰られていた、大学に行ったって。そのぐらいシステムを改めて勉強し直すぐらいの熱量があって、かつそれについてきてくれる担当者も一緒にいたというのが、間違いなく成功の秘訣かなと思います。もっと細かいことはいっぱいあるんですけども、大枠でいえば僕はここだと思います」
司会「担当者と社長と、パートナーさんが入っての、 三者間で本気でやっていくというところですね」
ハルク「僕らなんか全然、そんな大したことないです。本当にもう、ぐいぐい ぐいぐいやっていたのでwww」
能重様「www」
司会「ありがとうございます。能重さん いかがですか?」
能重様「今 仰っていたことが、ほとんどだと思うんですけど、僕の個人的な見識からいうと、全ての物事がそうだと思うんですけど、好きになれるかどうかというところだと思うんですよね。
例えば 別に、システム設計が好きで大学に行ったわけでもなければ、会社の営業管理が好きでやっていたわけでもないんだけど、kintone(キントーン)自体を好きになるというのと、それは人も一緒で、やっぱり俺は小川君だからできたっていうのが一番にあるんですよ。
好きかどうかで言ったらまあ、こんなところで告白されてもあれだけどww」
ハルク「wwwww」
能重様「人間的に好きなんですよね 。それって実は、みんなよくわかっていないかもしれないけど、仕事のモチベーションとして、好きか嫌いかっていうのは、ものすごく生産量に差があるわけですよ。
そういった意味で、好きなベンダーさんとやってくださいっていうのが、一番の秘訣ですね」
司会「なるほど 成功の秘訣ですね。
ハルク「www ありがとうございます」
司会「やっぱり業務改善とかシステム導入って、大変そう、辛いみたいなイメージを持たれることが多いかと思うんですけど、そこを楽しい、好きみたいな感じに変換できるとモチベーションにもつながりますね。
次にもっとこうしていきたい、みたいなアイデアにもつながっていくのかなというふうに思いました。
ありがとうございます!最後に、ぜひ能重さんにお聞きしたいんですけど」
能重様「はい 私ですかw」
伴走パートナーとはどんな存在か
司会「はい 最後に 日本エンジニアリングさんにとって ペパコミさんというのはどんな存在か一言頂けますでしょうか?」
ハルク「wwwww」
能重様「wwwww」
ハルク「今言った上でwwwww」
能重様「今言った上で、ですねwww
でも、結婚しているようなものですよ」
ハルク「wwwww」
能重様「もう夫婦関係と一緒ですよね」
ハルク「まじっすか?」
能重様「いや本当に」
ハルク「ああ もうwww」
司会「パートナーということですね」
能重様「本当にビジネスパートナーとか、いろいろなパートナーがありますけど、 特にシステムって継続性だったり、先ほど言った変化をかけていくということが非常に重要なので、それは子どもを育てているようなものですから」
ハルク「ああ 確かに」
司会「なるほど システムという」
能重様「うまいこと言った!今」
ハルク「確かに子育てだ」
能重様「子育て」
司会「一緒にするという」
能重様「まあ 夫婦?」
ハルク「うんwwwww」
能重様「wwwww」
ハルク「どういう顔したらいいの?」
能重様「まあ そのぐらいの気持ちですよね やっぱり」
ハルク「でもうれしいですねめちゃくちゃうれしいです」
能重様「いい夫婦関係だったら いい子どもが育ちますから」
ハルク「確かに!確かに!うまいこと言いますねwwwww」
司会「ありがとうございます。最後にすてきな夫婦という言葉も頂けて、今日の座談会の中では、お二方のすてきな関係性というところが すごく勉強になりました。ありがとうございます」
能重様「ありがとうございます」
ハルク「ありがとうございます」
司会「以上で座談会は終了とさせていただきます。改めて本日は貴重なお時間をありがとうございました」
ハルク「ありがとうございました」
能重様「ありがとうございました」
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