kintone×kViewerで使える5つの機能と企業の活用事例を紹介

kintone×kViewerで使える5つの機能と企業の活用事例を紹介

kintone内の情報やデータを、ライセンスを持たない方と共有したいとお考えではないでしょうか。

kintoneに保存されたコンテンツを外部に公開するとき、その都度別の形式に差し替えるのは手間がかかって非効率ですよね。

そのようなときは、kintoneに連携できるデータ共有ツールの「kViewer」がおすすめです。kViewerを用いると、kintoneのライセンスを保有していない人にも、簡単に情報やデータを共有できます。

本記事では、kintone内のコンテンツを外部と共有したい方に向けて、kViewerで使える機能や活用事例を紹介します。

ぜひ最後までお読みいただき、自社の業務効率化にお役立てください。

【この記事でわかること】

  • kintone連携サービス「kViewer」の基礎情報
  • kintoneにkViewerを連携すると使える機能
  • kintoneにkViewerを連携している企業の活用事例

【こんな人におすすめです】

  • kintoneにkViewerを連携して業務効率化を図りたい人
  • kintone内の情報やデータを外部に公開したい人
  • kViewerを利用している企業の事例を参考にしたい人
目次

kintone連携サービス「kViewer」とは

kintone連携サービス「kViewer」とは

kViewer(ケイビューワー)とは、トヨクモ株式会社が提供するkintoneの連携サービスです。kViewerを連携すると、ライセンスを保有していない方にもkintone内のコンテンツを簡単に公開できます。

そのため、コンテンツを外部と共有する際に、ExcelやPDFといった別の形式に差し替える必要がありません。また、データをそのまま外部と共有できるため、専門的な知識やスキルをもたない方でも簡単に利用できます。

kViewerを導入すると、これまで行っていた作業を削減でき、業務効率が大幅に高まるでしょう。

参考:kViewerとは|トヨクモ

kintone連携サービス「kViewer」の料金コース

kViewerのコース別料金は、次のとおりです。

コース 月額料金(税抜) 年額料金(税抜)
ライトコース 6,000円 68,400円
スタンダードコース 9,000円 102,600円
プレミアムコース 15,000円 171,000円
プロフェッショナル 24,000円 273,600円

kViewerのコース別料金には、月額・年額の2種類の支払い方法が用意されています。年額契約を選択すると、割引価格での利用が可能です。

また、契約の際の初期費用や解約費用が無料のため、利用するハードルが低いと言えるでしょう。

各コースの機能詳細については、以下のリンクよりご確認ください。

参考:料金|トヨクモ

kintone×kViewerで使える5つの機能

kintoneにkViewerを連携した場合に使える主な機能は、以下の5つです。

  1. コンテンツを外部公開できる
  2. 複数のビューから選択できる
  3. ビューのレイアウト設定やカスタマイズができる
  4. ビューへのアクセス制限ができる
  5. 他サービスとの連携で業務の幅を拡大できる

kViewerには、コンテンツを外部公開する際に役立つさまざまな機能が備わっています。

各項目について以下に詳しく解説します。

1.kintone内の情報やデータを外部に公開できる

kViewerを利用すれば、kintone内の情報やデータをそのまま外部に公開することが可能です。kintone単体では外部に公開できる機能が備わっていないため、ライセンス保持者以外との共有ができません。

kintone単体でコンテンツを外部と共有するには、その都度ExcelやPDFなどの別形式に書き出すことが必要です。

対してkViewerは、kintoneのアプリやフィールドを選ぶだけで、誰もが閲覧できる専用ページを簡単に作成できます。

2.複数のビューから最適なものを選択できる

kViewerを導入すると、複数のビューから用途に合わせて最適なものを選択できます。ビューとは、kintone内に保存された資料やファイルを外部に共有する際に使用される共有画面のことです。

選択できるビューのタイプは、以下の8つです。

ビュータイプ 特徴
1 リストビュー リアルタイム更新が可能な「お知らせページ」を作成できる。
2 ダッシュボードビュー 同じ画面内に複数のビューを表示できる。
3 グラフビュー kintoneで作成したグラフをそのまま表示できる。
4 高度なグラフビュー 複数のグラフを組み合わせて表示できる。
5 カードビュー 画像を強調したリッチなビューを作成できる。
6 セグメントビュー アプリ内のデータをグループ化して表示できる。
7 カレンダービュー 日付や時刻に関連するデータをカレンダー形式で表示できる。
8 Myページビュー 1レコード(データ)を1つの専用ページとして公開できる。

kViewerの公式サイトでは、各ビューのサンプルを閲覧できたり、テンプレートをダウンロードしたりできます。ビューのサンプル閲覧やテンプレートのダウンロードについては、以下のリンクをご確認ください。

参考:活用例|トヨクモ

3.ビューのレイアウト設定やカスタマイズができる

kintoneにkViewerを組み合わせると、ビューのレイアウト設定やカスタマイズが可能になります。ビューのレイアウト設定やカスタマイズとは、共有する画面のデザインを調整する機能のことです。

レイアウト設定では、kintoneのフィールドを画面内の領域に自由に配置できます。

また、JavaScriptやCSSを活用したカスタマイズにも対応しているため、より細やかな見た目の調整が可能です。

ビューのデザインにお困りの場合は、トヨクモ公式サイトで提供されているデザインテンプレートをご活用ください。

参考:デザインテンプレート|トヨクモ

4.ビューへのアクセスを制限できる

kintoneにkViewerを組み合わせると、作成したビューごとに多様なアクセス制限を適用できます。ビューに適用できる主なアクセス制限は、以下の5つです。

  • 公開期間制限
  • IPアドレス制限
  • ID/パスワード認証
  • メールアドレス認証
  • 仮想待合室

アクセス制限機能を適用すると、期間限定で公開したいページや社内向けの資料など、要件に合わせた外部共有が可能になります。

kViewerのアクセス制限機能を用いることで、kintoneのコンテンツを安全に共有できるでしょう。

参考:セキュア/アクセス制限|トヨクモ

5.他サービスとの連携で業務の幅を拡大できる

kViewerは、フォームブリッジやPDF、SNSといった他サービスとの連携により業務の幅を拡大できます。他サービスとの連携によって拡大できる主な業務内容は、次のとおりです。

  • 公開ビューのデータを編集できる(フォームブリッジ)
  • 公開ビューのデータを帳票出力できる(PDF)
  • ビューのアクセス解析ができる(Googleアナリティクス)
  • ビュー内にSNS投稿ボタンを設置できる(X・Facebookなど)

kViewerに他サービスを連携すると、上記のような「できること」が増え、さらなる業務の効率化が目指せるでしょう。

公開ビューのデータ編集を可能にするサービス「フォームブリッジ」の詳細については、本記事で後述します。

参考:他サービスとの連携|トヨクモ

kintone連携サービス「kViewer」を活用する企業事例

kintone連携サービス「kViewer」を活用する企業事例

kintone連携サービス「kViewer」を活用する企業事例として、次の2社を紹介します。

  • サイボウズ株式会社
  • 株式会社星野リゾート

kViewerの導入は、各社が抱える問題の解決に大きな役割を果たしました。

以下に各社の活用事例を詳しく解説します。

サイボウズ株式会社

サイボウズ株式会社は、kViewerの活用により、協賛企業への資料提供に関する問題を解決しました。イベントディレクターの鈴木亜希子氏は、インタビュー記事内でkViewerの活用方法について以下のように述べています。

パスワードを設定したビューで資料を公開することで、予期せぬ第三者に資料を閲覧されることを防ぎつつ、協賛企業様に資料を提供することができます。

公開する一覧ビュー毎に、絞込条件を設定することができるので、『申込前』『申込後』に協賛企業様を分けて資料提供できるという点でも活用できました。

引用:協賛企業への資料提供に関する問題をkintoneと連携サービスで解決!|トヨクモ

サイボウズ株式会社は、協賛企業への資料提供において、kViewerのアクセス制限機能やビュー別の絞込機能を活用しました。これにより、資料提供の履歴管理や協賛社ごとの資料管理など、さまざまな業務の効率化に成功しています。

株式会社星野リゾート

株式会社星野リゾートは、GoToトラベルキャンペーンの決済に関する問題の対処法として、kViewerを活用しました。情報システムグループの小竹潤子氏は、インタビュー記事内でkViewerの利用方法について以下のように述べています。

自社予約は原則クレジットカード支払いで受けてつけているのですが、一部のカード返金でエラーが発生します。その場合、「kViewer」のMyページ機能を利用し、返金先の口座情報を伺うことで、一連のフローがトヨクモ製品+kintoneの機能で完結するようにしました。

引用:kintone連携サービスの利用で、GoToトラベルキャンペーンの申請から返金手続きまでの自動化に成功した星野リゾート|トヨクモ

株式会社星野リゾートでは、kVieweとともにデータコレクトやフォームブリッジといった他のトヨクモ製品も導入済です。これらのトヨクモ製品を組み合わせて、予約システムの構築を行い、大幅な業務削減に成功しました。

kViewer×フォームブリッジ連携でkintoneがより便利に

kViewerとともにフォームブリッジを連携させることで、kintoneはより便利に利用できます。フォームブリッジとは、トヨクモ株式会社が提供するkintone連携サービスの一つです。フォームブリッジを導入すると、ライセンスを持たない方でも、直接データの登録や保存ができます。

たとえば、作成したアンケートやお問い合わせフォームを外部共有した場合、回答が自動的にkintone内に保存されます。そのため、顧客やユーザーが入力した情報をkintone内へ移す手間が省け、入力ミスの心配もありません。

kViewer×フォームブリッジの連携により、kintoneはさらに便利になり、自社の業務効率を大幅に高められます。

参考:フォームブリッジ|トヨクモ

kintoneにkViewerを連携して業務効率を向上させよう!

kintoneにkViewerを連携すると、コンテンツを簡単に外部共有できるため、自社の業務を大幅に効率化できます。

さらに、フォームブリッジをはじめとするトヨクモ製品を組み合わせると、業務上のさまざまな課題を解決できるでしょう。

kintoneの導入や活用に関するご質問やご相談は、ぜひ当社の無料相談をご利用ください。課題の掘り下げからご提案・デモまで、専門スタッフがお客様のニーズに合わせてサポートいたします。

また、当社の公式LINEアカウントに登録すると、kintoneでの管理・活用に役立つ全プラグインリスト(デモ動画・参考資料付き)が無料で受け取れます。プラグインリストの内容は常時アップデートされるため、ぜひご活用ください。

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