「kintone(キントーン)の構築はサポートを受けるべき?」
「自社でkintone(キントーン)を構築しても問題なく使える?」
企業の業務効率化を目指す際、kintone(キントーン)の導入は有効な手段ですが、kintone(キントーン)の構築方法について悩みを抱えている会社も多いでしょう。
そこで今回はkintone(キントーン)の構築を自社で行う場合や構築支援を受けるべきケース、構築支援を受ける際の注意点について解説します。kintone(キントーン)構築の選択を最適化できれば、より業務効率化を達成しやすくなります。
ぺパコミ株式会社はkintone(キントーン)を提供しているサイボウズ社のオフィシャルパートナーです。さまざまなkintone(キントーン)導入・構築の支援をしてきた実績があります。
これまでの経験をもとに分かりやすく解説するので、ぜひ最後まで読んでいただき、自社に最適なkintone(キントーン)の導入を実現しましょう。
kintone(キントーン)とは
kintone(キントーン)とは、累計20,000社以上・毎月500社以上が導入している、サイボウズ株式会社が提供するデータベース型の業務システム構築サービスです。
kintone(キントーン)の特徴はプログラミング知識がなくても案件管理や予算管理、日報管理など、あらゆるシステムを自分自身で構築できる点にあります。プログラミング知識が不要なkintone(キントーン)では、システム運用の過程で問題が発生したとき、自社で改善を行えるのです。
しかし、複雑な設定や外部システムとの連携においては、一定の専門知識や経験を持った業者に改修を依頼しましょう。データの連携に失敗して、うまくkintone(キントーン)を活用できないケースも考えられるからです。
自社で開発する際の注意点
プログラミング知識が必要なくアプリを作成できるkintone(キントーン)ですが、自社で開発する際の注意点を3つ紹介します。
プラグインを増やし過ぎない
kintone(キントーン)の開発に利用されるプラグインは多く存在します。現在200以上ものプラグインが提供され、機能拡張の魅力に引き寄せられる方も多いのですが、プラグインの増やし過ぎには注意しましょう。
無料のプラグインが多いため、便利だからとつい追加してしまいがちですが、プラグイン同士の競合によりシステムが動かなくなることも考えられます。したがって必要な機能を絞り込み、適切なプラグインの選択と導入を意識することが重要です。
データ構造を整える
kintone(キントーン)の開発で大切なのは、データ構造をきちんと整えることです。過去の紙やExcelのデータをそのままkintone(キントーン)に移すのではなく、kintone(キントーン)の持つ「テーブル」「ルックアップ」「関連レコード」などの機能を活用しましょう。
kintone(キントーン)の持つ機能を活用せずに開発すると、将来的なアプリの拡張が難しくなります。データ構造を整理し、美しいデータ構造を目指すことで効率的な運用が可能になります。
不明点は専門家に相談する
プログラミング知識無しでアプリを作成できることから、1人でkintone(キントーン)の開発に取り組むことは、簡単に見えるかもしれません。しかし、開発を進めていくなかで出てくる疑問や問題、その他実際の運用での問題に対処するためには、専門家のサポートが必要です。
サイボウズのサポートは親切に対応してくれますが、自社の業務に特化した質問や開発したものが適切かどうかの判断は、専門家に相談することが最善の解決策となります。
kintone(キントーン)の構築費用
kintone(キントーン)は初期費用が無料でランニングコストを抑えられるのが特徴です。運用は2つのコースがあり「ライトコース」であれば1ユーザーあたり月額780円、一方で「スタンダードコース」であれば1ユーザーあたり月額1,500円で利用できます。
以下、構築を依頼する場合の費用相場を紹介します。
小規模の構築
kintone(キントーン)の構築を考えているが予算や利用したい機能が限られている場合、小規模の開発が適しています。
例えば「メニュー項目の変更」などの基本的なカスタマイズならば、30万円程度で構築が可能です。他のシステムを一から構築する場合は費用が高くなりがちですが、kintone(キントーン)なら必要な部分だけを開発することができます。これにより、予算内で自社に適したカスタマイズを行うことができるのです。
新たなシステムを要する構築
一方、システムの自動化や複雑なフローで利用するアプリケーションを作成したい場合はJavaScriptやプラグインの使用により、費用は100万円以上となることもあるでしょう。新しいアプリケーションの開発の場合は、500万円程度かかることも考えられます。
そして開発を外部に委託する場合、見積もりの価格はリーズナブルに見えても、追加のカスタマイズ費用がかかることもあるため注意が必要です。最終的な費用については、打ち合わせ段階で確認しておくことが大切です。
kintone(キントーン)の構築支援を利用するべきケース
kintone(キントーン)を構築するにあたって、専門家の構築支援を利用するべきケースを3つ紹介します。
取引先に権限設定をする場合
kintone(キントーン)を利用して社外の取引先とのやり取りをスムーズに進めたい場合、権限設定の重要性が増します。取引先ごとに見せるべき情報や制限すべき情報が違う場合、複雑な権限設定が求められるからです。
権限設定を適切に行えていないと、外部の人に見られてはいけない情報が見えてしまったり、逆に必要な情報が見えなくなるというリスクを伴います。適切な情報管理を行うためにもkintone(キントーン)の権限設定は、専門家に依頼することをおすすめします。
外部システムと連携する場合
Zapierなどのオンラインの連携サービスを使用すれば、kintone(キントーン)と他のシステムの連携が可能になりますが、複雑な連携を行うケースでは専門家の意見を求めることが賢明です。
SaaS同士の連携には独自の特性や課題があり、これらを理解していないとデータ連携の不具合が発生するなど予期せぬ問題に直面する可能性があります。特に社内のデータベースとの連携はセキュリティの観点からも専門家に相談することが重要です。
複雑な連携が必要な場合
ひとつのkintone(キントーン)アプリの更新が他のアプリに影響を及ぼすような複雑な連携が必要な場合、専門家のサポートを受けましょう。
簡単にアプリを作成できるkintone(キントーン)であっても、複雑な連携を行うには専門的な知識が無いと、思ったようにデータが反映されない事態になりかねません。したがって複数のアプリを連動して更新する際には、想定通りにアプリを活用するためにも専門家の意見を求めることが重要です。
kintone(キントーン)の構築支援を依頼する会社の選び方
費用を払ったにもかかわらず、kintone(キントーン)の構築支援を受けて失敗したと後悔しないように、構築支援を依頼する会社の選び方を3つ紹介します。
導入後のサポートが受けられるか
kintone(キントーン)の導入後、使い始めてみて不明点や困りごとが出てくることもあります。そのため、導入後のサポートが充実している会社を選ぶことは非常に重要です。
具体的にはトラブル対応はもちろん、ユーザー教育やシステムの改善提案なども含めた総合的なサポートを提供しているかどうかを確認しましょう。会社によってはサポート内容に差があるため、具体的なサポート内容とその範囲を詳しく説明してもらうことが大切です。
運用まで考えた予算の範囲内か
kintone(キントーン)の構築支援を依頼する際、構築費用だけでなく運用費用も考慮することが重要です。
kintone(キントーン)の導入後に発生する可能性のあるカスタマイズ費用や、定期的なメンテナンス費用などがあるかもしれません。見積もりをとる際には、開発から運用までの全体的なコストを把握し、自社の予算内に収まるかどうかを確認しましょう。
スキルや実績は十分か
構築支援を依頼する会社のスキルや実績も重要な選択基準となります。実績が豊富な会社は、さまざまな業界や業務でのkintone(キントーン)導入経験があり、問題解決のノウハウを持っている可能性が高いです。
また技術的なスキルも重要で、複雑なカスタマイズや他のシステムとの連携が必要な場合、高い技術力を持つ会社のほうが信頼できます。
なお、ぺパコミ株式会社はサイボウズ社のオフィシャルパートナーであり、サイボウズ評価制度で2022年・2023年の2年連続受賞しております。
2022年
インテグレーション部門2つ星(上位8%)
2023年
インテグレーション部門2つ星(上位8%)
セールス部門2つ星(上位5%)
「CYBOZU AWARD 2022(サイボウズ アワード 2022)」で弊社代表取締役 小川 喜句がパーソン・オブ・ザ・イヤー賞を受賞
これまでの豊富なkintone(キントーン)構築の経験から、お客様に最適な構築・運用を提案いたします。
【関連記事】
kintone(キントーン)構築会社を選ぶ5つのポイントを解説
ぺパコミのkintone(キントーン)構築支援サービス
パぺコミが提供している「初期構築」と「運用サポート」の2つのサービスを紹介します。
kintone(キントーン)初期構築サービス
kintone(キントーン)初期構築サービスは、新たにkintone(キントーン)を導入したいお客様向けのサービスであり、次のような流れで行います。
【初期構築サービスの流れ】
|
初回の相談は無料で行い、お客様の課題やkintone(キントーン)の活用方法を提案いたします。まだ社内の課題が明確になっていない状態でも、丁寧に掘り下げて提案するサービスです。
kintone(キントーン)運用サポートサービス
運用サポートサービスは、定期的に打ち合わせを行いながら改修していく伴走支援サービスです。「ライト」「スタンダード」「プレミアム」の3つのプランがあり、打ち合わせの回数や打ち合わせ外の構築・改修・教育の有無などに違いがあります。
初期構築と運用サポートを合わせてのご利用もいただけますので、今後の活用イメージを明確にするためにも、ぜひ初回の無料相談へお申し込みください。
構築支援を受けて効率的にkintone(キントーン)を活用しよう
今回はkintone(キントーン)を自社で構築する際の注意点や、専門家に構築を依頼するべきケースなどについて解説しました。
kintone(キントーン)は非常にカスタマイズが簡単で、プログラミング知識が無くても自社に合わせたアプリを開発できるプラットフォームです。しかし複雑な設定を行ったり、数多くの外部サービスやプラグインを最適化したりするためには、一定の経験と知識が必要です。
kintone(キントーン)の構築支援サービスを活用して、最大限の業務効率化を実現しましょう。
kintoneを使って業務改善できることを網羅的にまとめましたので興味のある方は下記の記事をご覧ください。
kintone(キントーン)でできることとは?企業の業務改善のために特徴や機能をわかりやすく解説
コメント