Webサイトをご覧いただきありがとうございます。本記事では、kintone(キントーン)の基本と、それがどのように会社の経営に役立つのかを解説します。
女子高生が会社の仕組みやkintoneの活用方法を学ぶ様子を通して、kintoneの本質を分かりやすくお伝えします。
なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。
会社とは何か?
この社会は数多くの会社によって成り立っています。会社が存在する目的は、商品を作り、それを販売し、利益を得る点にあります。会社経営において、利益の理解は重要です。
会社の存在意義
会社は商品を生産し、販売を行い、その売上から利益を生み出すことを目的としています。例えば、「ペパコミ株式会社」のように、日本には数えきれないほどの会社が存在します。これらの会社は、それぞれが特定の役割を持ちながら、社会全体を構成しています。
利益の概念と計算方法
利益とは、会社が商品やサービスを販売して得た「儲けの額」を指します。利益を算出する計算式は「収入(売上)から原価を引く」という形で表されます。
具体的な例として、ショートケーキを販売するケーキ屋を考えます。ショートケーキ1個が600円で販売された場合、この600円は売上です。
利益を得るには、この売上からケーキを製造するためにかかった費用を差し引く必要があります。
原価の要素
原価とは、商品を製造したりサービスを提供したりするために直接かかる費用を指します。ケーキ屋の例では、ショートケーキ1個を作るためにかかる原価には、主に下記があります。
材料費 | ケーキの材料である小麦粉や生クリームなどがこれに該当します |
機械費用 | ケーキを作るためのオーブンやミキサーなどの機械にかかる費用です |
人件費 | ケーキの製造に携わる従業員や、レジ打ちなどの販売業務を行う従業員の賃金などが含まれます |
これらの原価の合計が、1個のショートケーキを生産・販売するのにかかる総費用となります。例えば、材料費50円、人件費100円、その他費用30円の場合、合計原価は180円です。
売上600円から原価180円を引くと、利益は420円となります。会社はこの得られた利益を使って、さらに会社を大きくするための投資を行います。世の中の全てのサービスは売上と原価と利益から成り立っています。
会社が利益を増やす二つの方法
会社が利益を増やすための方法は、主に二つ考えられます。
- 売上を増やすこと
- 原価を下げること
会社経営者は常にこれらの方法を追求しながら経営を行います。
売上を増やす施策
売上を増やすためには、主に下記があります。
単価を上げる | 商品やサービスの価格を高くする方法です。しかし、値段を上げすぎると顧客が離れてしまい、かえって売上が減少する可能性もあります |
販売数を増やす | より多くの商品を販売する方法です。例えば、ケーキ屋がショートケーキを月に100個販売し、売上が6万円だったとします。これを8万円に増やしたい場合、販売数を増やすことが考えられます |
販売数を増やすためには、多くの顧客に商品を購入してもらうための工夫が必要です。顧客を呼び込むための活動は「マーケティング」と呼ばれます。
例えば、ケーキの種類を増やすことや、季節ごとの売れ筋商品を分析し、需要が高い時期にその商品を多く製造するなどが挙げられます。
原価を下げる施策
原価を下げることでも利益を増やすことができます。原価を構成する要素のうち、特に影響が大きいのは人件費です。
人件費を削減する方法の一つは、自動化を進め、人が行う作業を減らすことです。
現代では、様々な場所でロボットが活用され、人件費の削減に貢献しています。会社がkintoneのようなシステムを導入することで、人が行っていた作業を効率化し、人件費を削減できるため、結果として利益の増加につながります。
例えば、ケーキ屋の1日の売上集計作業を考えます。手書きの伝票で売上を記録し、それを電卓で集計する作業は時間がかかり、手間がかかります。この作業をシステムで自動化できれば、その分だけ人件費を削減することができます。
kintone(キントーン)による利益向上の仕組み
kintoneは、会社の利益を増やすことを可能にするシステムです。kintoneを導入することで、売上向上や原価削減といった経営上の課題を解決するためのデータ分析や業務改善を支援します。
売上データ分析による販売戦略
kintoneは、様々な売上データを集計し、分析することを可能にします。例えば、ケーキ屋の場合、月ごとのショートケーキやチーズケーキ、モンブランなどの販売数をkintoneに入力することで、売上の傾向を把握できます。
具体的なkintoneの画面では、日付、ケーキの種類、単価、販売個数などを入力すると、自動的に売上合計が計算されます。このデータを保存すると、kintoneが自動で集計し、月ごとの売上金額や各ケーキの売上内訳を一覧で表示します。
例えば、2月はチーズケーキの売上が多く、11月はモンブランが多く売れるといった季節ごとの傾向を分析できます。
このような傾向を把握することで、来年同じ時期には売れ筋商品を多く製造し、販売数を増やすという戦略を立てることができます。このデータ分析により、売上を増やす施策に繋げられます。
人件費削減による業務改善
kintoneは、人の作業を効率化することで人件費の削減にも貢献します。日々の業務において、手作業で行っている集計や記録作業をkintoneでアプリ化することで、作業時間を短縮し、ヒューマンエラーを減らすことができます。
例えば、ケーキ屋の1日の売上報告では、これまで伝票に手書きで記録し、電卓で計算していた作業をkintoneで行うことができます。
kintoneに注文データが入力されると、自動で売上が集計されるため、電卓を叩く手間がなくなります。このように、kintoneは小さな業務の効率化を積み重ねることで、会社全体の人件費削減に貢献します。
kintone(キントーン)でのアプリ作成
kintoneの大きな特徴は、ユーザー自身が会社の業務に必要なアプリを簡単に作成できる点です。
kintoneのアプリ作成は、スマートフォンのアプリをダウンロードして自分好みに設定する作業に似ています。
直感的な操作でアプリ作成
kintoneでは、マウスのドラッグ&ドロップ操作でアプリを作成できます。左側のパネルにある「日付」「文字列」「ラジオボタン」などのパーツをキャンバスに引きずるだけで、入力項目を追加できます。
例えば、学校の「日直日誌」アプリを作成する場合、まず「日付」パーツを配置し、次に「文字列」パーツを配置して「日直者」と入力します。天気を選ぶ項目が必要であれば、「ラジオボタン」パーツを配置し、「晴れ」「曇り」「雨」「雪」といった選択肢を設定できます。
このように、必要な項目を自由に組み合わせて、オリジナルのアプリを構築できます。
日常業務への応用
kintoneで作成できるアプリは、日常の様々な業務に応用可能です。例えば、日直日誌アプリでは、日付、曜日、記入者、欠席・遅刻・早退の情報、各時限の授業内容、先生の名前、内容などを入力できる形式で作成できます。
このようなアプリは、紙媒体で行っていた記録作業をデジタル化し、利便性を向上させます。
kintoneは、会社が直面する「もっとこうなったら良いのに」という課題を解決するために役立つツールです。
まるで「企業版のiPhone」のように、それぞれの会社が必要とする機能をアプリとして自分たちで作り出すことが可能になります。kintoneを導入した会社は、売上が向上し、原価が下がるため、結果として利益が増加する状況になります。
まとめ
会社経営では「売上を増やす」「原価を下げる」ことで利益を高めることが基本です。
例えばケーキ屋なら販売数や単価を工夫して売上を伸ばし、人件費削減や作業効率化で原価を抑えます。ここで力を発揮するのがkintoneです。売上データを自動集計・分析し、販売戦略に活かせるほか、手作業だった集計や記録をアプリ化することで業務時間を短縮し、人件費削減にもつながります。
さらに、ドラッグ&ドロップ操作で誰でも簡単に自社に合ったアプリを作成できるのも特長です。
なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。
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