kintone(キントーン)構築・伴走会社のペパコミ株式会社です。
どうも!kintone(キントーン)活用ちゃんねるのハルクです!
相変わらず毎日隙間なく、kintone(キントーン)の構築相談に乗っています。
本当にありがとうございます。
相談頂く中で今日お伝えしたかったのが、5%くらいの確率で言われることがあります。
それが何かと言うと・・・
「今回うちでやりたいことをkintone(キントーン)で実現したら、これをパッケージ化して同業界へ横展開したいです」っていうことを言われるんです!
掘っていくとほとんどが、IT関連のプロダクトを持つことに、一種の憧れを持っているケースが多いなと思っています。
サブスクリプションモデルですし、利益率も高いですのでそうなるのもわかります。
また、自分が悩んでいることを解決するシステムをパッケージ化にすれば、同じ業界の人は同じ悩みを抱えているから売れるはずだ!と思う気持ちもわかります。
ただここでハッキリ結論から言いますよ!
そんなに甘くないから!無理だから!っていうことを、お伝えさせていただければと思います。
本当にその話が出てくると「ああ、またかきたか・・」と思っちゃうくらい最近増えてきています。
基本的には僕は現実を、相手には伝えています。
少なくても「横展開していくから、うちのkintone(キントーン)構築費用を安くしてよ」みたいな話は一切断っています。
kintone(キントーン)構築をやりはじめの頃は横展開するなら・・と安く仕事を受けていました。
結局みんな横展開しないんですよ!
本気も出さないし、だから、そういう交渉は一切受け付けないことにしました。
そもそも横展開がkintone(キントーン)は難しいよと、僕は話しています。
kintone(キントーン)はとにかく、自由にアプリを作って効率化が実現できるソリューションです。
「その通り作れば横展開できるかも?」って思う気持ちも分かります。
今回はそれがなぜ難しいと僕が思っているか、ってことを今日は語っていきます。
kintone(キントーン)の横展開を考えているお客様、もしくはそれを言われているkintone(キントーン)ベンダーさんは、参考にしてくれればと思います。
また逆に横展開出来るパターンもあります。
こういう考え方や業界なら横展開考えてもいいよ!というパターンもお話しますので、本気で横展開を考えている方にも参考になるかと思います。
宣伝を挟んでから内容に入りたいと思います。
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なぜ横展開が難しいか?
そもそもまず大前提として、同じ業界だとしても課題が、全く同じとは限らないです。
「うちがこういう課題を持っているから、他の会社も同じ悩みを持っているはずだ!」みないになる人が多いです。
確かにその課題も持っていると思います。
でもその課題を解決する方法は同じ業界と言っても、会社によって全然違うのです。
例えば建設業A社さんが、建設業向けkintone(キントーン)パッケージを、建設業の同じB社さんに売るとします・・・
確かにA社とB社は同じ建設業界なのです。
だけど社内の風土・ITリテラシー・取引先の違い・人数・提供サービスが全然違います。
ですのでB社がA社の建設業のkintone(キントーン)パッケージを導入したとしても、同じように課題解決出来るケースは非常に少ないです。
結局B社のように、全く同じ業界の会社にkintone(キントーン)パッケージを販売したとしても、A社のパッケージをB社向けに肉付けして作らないといけない事が、大体発生します。
A社で作ったものをそのままB社に導入して使うなんてケースは、めちゃくちゃマレなケースです。
基本は、必ず肉付けします!
これは何100社とkintone(キントーン)構築・相談に乗っているからこそ分かる、僕なりの答えなので参考にして下さい。
実際に先日ある特殊な業界の方から、kintone(キントーン)構築案件を受注しました。
初回相談の段階で「うちの業界特殊なので、このパッケージがあれば売れると思うので横展開していきたいと思っています」と言われて、その瞬間に同じような話をしました。
ただやはり言われている当人側は腹落ち出来ていなかったのです。
「では試しに同業の人に、今御社が仰っている課題を全て解決出来るパッケージがあったら、導入したいか聞いてみて下さい」と言いました。
数日後にその担当者の方から、「聞いてみたらハルクさんの言う通り、確かにその課題はあるけど、うちではこういうふうに管理出来ないとキツいから難しいといわれました」と言われたとのことでした。
なので、そのお客様は方針転換をして、ベースのパッケージは作るけど、細かい部分の肉付け・カスタマイズはペパコミが請け負うといった形の協業で、プロジェクトが最近スタートしました。
こういう形の横展開なら僕はありだと思います。
kintoneパッケージの横展開が出来るパターン
逆にkintone(キントーン)パッケージの横展開ができるパターンは大きく3つありますので、説明していきます。
①kintone(キントーン)ベンダーが案件毎に肉付けをする
一つ目はkintone(キントーン)ベンダーが案件ごとに肉付けをする。
さっきお伝えしたパターンです。
ベースとなるkintone(キントーン)パッケージを、kintone(キントーン)ベンダーが肉付けして、横展開をどんどんしていく。
要は横展開先の会社さんに合わせて肉付けをしていく形で携わって、納品するパターンはありかなと思います。
②横展開する企業がkintone(キントーン)のことを理解して自社で肉付けをする
2つ目は横展開する企業がkintone(キントーン)のことを理解して、自社で肉付けするです。
これは①の仕事をペパコミがするのではなくて、横展開をしていきたいと思っている会社さんが、kintone(キントーン)を理解して自分たちで肉付けをするパターンです。
このパターンですと構築費用でも数字を稼ぐことが出来ますし、非常にメリットが大きいと思います。
ただそこがなかなか難しい事なんですけどね・・・。
ペパコミではそういったサポートもしています。
③業務フロー・悩みが全く同じな業界向け
最後3つ目は、業務フロー・悩みが全く同じな業界向けです。
あまり多くないとは思いますが、例えば法律で出さなければいけない資料・書式が完全に決まっていて、かつ社内で入力すべき項目などもバシっと決まっている業界であれば可能性はあるかと思います。
ただし結構、確率薄い確率ですので、あまり当てはまらないケースの方が多いと思った方がいいです
まとめ
まとめに入りますが、いかがでしたか?
kintone(キントーン)のパッケージを、横展開したい気持ちはよくわかりますが、「そんなに甘くないよ!」という事ですね。
①ベンダーに肉付け構築してもらう
②自社で肉付け構築をする
上記の2点を前提に考えてもらった方がいいかなと思います。
またkintone(キントーン)ベンダーにもこのような相談よく来るとは思いますが、あまり安請け合いせずに今回の動画で聞いたことを、頭に入れながら話をするといいのではないかなと思います。
横展開というのは、そんなに簡単じゃないので・・・!
ということで、厳しい言い方になりましたが以上になります!
これからもkintone(キントーン)の役立つ情報を発信していきますので、チャンネル登録をお待ちしております!
本日もありがとうございました!また次回お会いしましょう~!
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