kintone(キントーン)のルックアップ機能を使ってデータを自動取得する方法|javascriptでカスタマイズする手順も解説

kintone(キントーン)のルックアップ機能を使ってデータを自動取得する方法|javascriptでカスタマイズする手順も解説

「kintone(キントーン)のデータを自動取得する方法はありますか?」

「実際にデータを自動取得できるようにカスタマイズする方法を知りたい」

上記のような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?

kintoneの標準機能では「取得」ボタンを押さないとデータの値が取得できません。

しかしルックアップ機能を使うことで「取得」ボタンを押さず、データが更新された際に自動的に反映できるようにカスタマイズできます。

自動取得ができると手間が大幅に省けて作業効率が上がるのでぜひ参考にしてください。

もしkintoneの特徴やできることについて詳細を知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:サイボウズ社のkintone(キントーン)とは?機能や特徴をわかりやすく解説

また、kintoneの導入で、疑問や不安に感じることがあるときは、無料で相談できるサービスがあります。小さな疑問点でも無料相談できるため、気軽に活用してみてください。

目次

kintone(キントーン)ルックアップ機能とは?

kintone(キントーン)ルックアップ機能とは?

kintoneのルックアップとは、参照先のデータをコピーできる機能です。

たとえば、社員管理アプリが部署管理アプリを参照する際には、ルックアップ機能を使用して、部署管理アプリと社員管理アプリ間でデータコピーができます。

ルックアップの機能を使うことで、入力の手間が省け、さらに入力ミスやデータの一貫性を保つことができます。

kintone(キントーン)のルックアップを使ってデータを自動取得する方法

kintoneのルックアップ機能を解説しましたので、ここでは実際にkintoneのルックアップ先のデータを自動取得する方法を解説します。

実際にデータを自動取得する方法は大きく分けて以下の2つがあります。

  • プラグインを利用する
  • JavaScriptをカスタマイズする

kintoneのルックアップでデータを自動取得する方法①プラグインを利用する 

プラグインの利用によりkintoneの標準機能を拡張し、ルックアップフィールドのデータを自動取得できます。

無料で使用できるものもありますが、高機能のプラグインは利用料金がかかることがほとんどです。

自社に必要な機能と予算に合わせて自社に合ったプラグインを選択しましょう。

kintoneのルックアップでデータを自動取得する方法②JavaScriptをカスタマイズする

JavaScriptを使用することで、社内独自の機能を追加したり、標準機能からより高度な処理を実装できます。

kintoneはJavaScriptによるカスタマイズをサポートしており、これにより標準機能では実現できない自社のオリジナルな機能拡張や自動化が可能です。

ただし、プログラミングの専門知識が必要となるため、経験のある方でないとJavaScriptの使用は難しいでしょう。

kintone(キントーン)のルックアップ機能をJavaScriptで自動取得するカスタマイズ手順

kintone(キントーン)のルックアップ機能をJavaScriptで自動取得するカスタマイズ手順

JavaScriptを用いてルックアップの自動取得機能をカスタマイズする具体的な手順を紹介します。ルックアップ先のデータをアプリに自動的に反映させ業務効率を向上させましょう。

大きく分けて下記の2つのステップで実装できます。

  1. カスタマイズをするためのツールをインストールする
  2. サンプルコードの編集をする

基本的な自動取得機能の実装にフォーカスして大枠の手順を紹介しますが、それぞれ自社に必要な機能に合わせて細かなカスタマイズが必要であり、実装するためにはプログラミングの専門知識が必要です。

カスタマイズをするためのツールをインストールする

kintoneでJavaScripをカスタマイズするためのツールをインストールします。

jsEdit for kintone」というプラグインがcybozu developer networkから提供されているので、ダウンロードしてkintoneに追加します。

jsEdit for kintoneは、設定画面でJavaScriptおよびCSSファイルを作成して、それらをアプリに適用することができます。

サンプルコードの編集をする

インストールが完了したら、「jsEdit for kintone」プラグインの設定画面を開きます。

新規作成から以下のコードを貼り付けて保存します。

// ルックアップフィールドからデータを自動的に取得

kintone.events.on(‘app.record.create.show’, function(event) {

  event.record[“フィールド名”][“lookup”] = true; // データの取得を自動化

  return event; // データを返す

});

上記のコードは、kintoneアプリのレコード作成画面が表示される際に、ルックアップフィールドからデータを自動的に取得するためのJavaScriptコードです。

具体的には、kintoneのイベントAPIを使用して、レコード作成画面が表示されたときに特定のフィールドに対してルックアップを実行する設定を行っています。

kintone(キントーン)のルックアップ機能を自動化するプラグインするメリット

kintone(キントーン)のルックアップ機能を自動化するプラグインするメリット

ルックアップ機能の自動化を実現するプラグインを導入することで、入力作業のスピードアップによる効率化を図れます。

その理由は、他のアプリに登録された情報を参照してコピーできるため、各アプリ間で同じ情報を手動で入力する手間を省くことができるからです。

たとえば、「取得」ボタンを押すだけで、顧客管理アプリから注文管理アプリに顧客情報を自動的にコピーすることができるため、手動で情報を入力する必要がなくなります。

これにより、入力ミスも減り、業務プロセスがよりスムーズになります。

で、他のアプリに登録された情報を参照してコピーできるため、各アプリ間で同じ情報を入力する手間が省かれます。

kintone(キントーン)のルックアップ機能をプラグインするデメリット

kintone(キントーン)のルックアップ機能をプラグインするデメリット

ルックアップ機能に関するプラグインを導入するデメリットは、ルックアップ先のレコード情報が変更された際、ルックアップ元の取得済みデータは取得時の状態のまま維持されることです。

ルックアップ先のデータに誤りがあれば、各アプリで誤ったデータがコピーされてしまうので注意が必要です。

全てのルックアップ先データを同期するには別のカスタマイズが必要になります。もし気になる方は専門家に相談してみましょう。

kintone(キントーン)のルックアップ機能についてよくある質問

kintone(キントーン)のルックアップ機能についてよくある質問

ここでは、kintoneのルックアップ機能についてよくある質問をご紹介します。kintoneデータ自動取得を検討している際、ぜひ参考にしてみてください。

kintoneのルックアップによる自動取得機能について無料で試せるプラグインはありますか?

無料で提供されているプラグインも存在します。

中でもエムソリューションズ社から出ている「ルックアップ自動取得プラグイン」がおすすめです。

費用は年間50,000円。15日間の無料トライアルがあります。

また、トヨクモ社から出ている「データコレクト」は、ライト/スタンダード/プレミアムと契約プランが用意されています。30日間の無料トライアルが可能です。

まずは無料トライアルから試して見るのもよいでしょう。

kintoneのルックアップ機能は自動で実行できますか?

Kintoneのルックアップは自動実行が可能です。自動実行する方法は以下の2つが挙げられます。

  • ルックアップ自動取得のkinotneプラグインを利用する方法
  • kintoneのJavaScriptカスタマイズでルックアップの自動取得を行う方法

本記事の「kintoneのルックアップを自動取得する方法2選」を参考にしてみてください。

kintone(キントーン)のルックアップ自動取得機能について不明点は専門家に相談しましょう

kintone(キントーン)のルックアップ自動取得機能について不明点は専門家に相談しましょう

kintone(キントーン)のルックアップ機能を自動化することにより、業務効率を大幅に向上させることができます。

手動での「取得」ボタンの操作を省略し、データ入力の手間が省け、一貫性のあるデータ管理が可能になります。

kintoneのルックアップ自動取得機能を最大限に活用し、業務のスムーズな運営を実現しましょう。

また、kintoneの導入で、疑問や不安に感じることがあるときは、無料で相談できるサービスがあります。小さな疑問点でも無料相談できるため、気軽に活用してみてください。

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