- 「kintoneのカスタマイズ方法がわからないな…」
- 「kintoneをカスタマイズするときはどのようなことに注意すればいいの?」
このような悩みを抱えているkintone(キントーン)ユーザーも多いのではないでしょうか?
kintoneはプログラミングの知識がなくても、標準機能を活用すれば自社業務にマッチしたアプリやデータベースを作成できます。
しかし、標準機能だけでは行いたい動作や画面表示などができないこともありますよね。
そこで今回は、下記のkintoneのカスタマイズ方法を解説します。
【kintoneのカスタマイズ方法】
- プラグインを導入する
- APIを利用して外部サービスと連携する
- JavaScriptで開発したコードの埋め込みをする
他にもkintoneのカスタマイズ時の注意点や事例も詳しく解説します!
本記事を読むことで、「自社にマッチしたkintone」にカスタマイズできるようになるので、ぜひご覧ください。
「でもkintoneのカスタマイズってなんだか難しそう…」という方は、弊社(ぺパコミ株式会社)にご相談ください!
弊社はkintoneを提供するサイボウズ社の正式パートナーとして、さまざまな業種・業態の企業様のkinotneの運用サポートをしております。
無料相談も承っているので、kintoneのカスタマイズ・運用でお困りの方はお気軽にご相談ください。
サイボウズ社が提供する”kintone(キントーン)”とは?
サイボウズ社から提供されている「kintone」は、ビジネスの現場で役立つ多機能なクラウドサービスです。
「データ管理」「交通費の申請」「社内・社外のコミュニケーション」などの業務をkintoneのみで完結できるところが大きな魅力です。
たとえば、各プロジェクト管理、顧客情報の管理、スケジュール管理など、多岐にわたる業務をスムーズに処理できます。
またプログラムの知識がなくても簡単にアプリを作成できる点が特徴的です。
そのためkintoneを利用する敷居が低く、導入社数30,000社を超えるほど導入する企業も増えています。
kintone(キントーン)のカスタマイズ方法は3つ
kintoneのカスタマイズ方法は、下記の3つです。
- プラグインを導入する
- APIを利用して外部サービスと連携する
- JavaScriptで開発したコードの埋め込みをする
それぞれの方法によって、カスタマイズできる内容が変わってきます。これから紹介する3つのカスタマイズ方法を理解して、自社の業務改善に活かしてくださいね。
それでは、詳しく解説します。
kintoneのカスタマイズ方法①プラグインを導入する
プラグインを導入すれば、kintoneの機能をカスタマイズできます。JavaScriptで開発するのと違い、プラグインを導入するだけなので作業は簡単です。
たとえば、下記のような外出先でスケジュール管理できたり、見積書を簡単に出力できたりするプラグインなどがあります。
【kintoneプラグイン例】
カレンダーPlus | モバイルでも対応、外出先でも簡単にスケジュール管理できる |
手書き2プラグイン | タブレット画面でサインしたものを画像として保存できる |
レポトン | 見積書・請求書などの帳簿を簡単な操作で出力できる |
Repotovas | kintone内でPDFの帳簿を出力して指定した宛先に自動で配信できる |
Zendesk for kintone | 顧客との接客が円滑になるサポートができる |
プラグインはkintoneの公式ページで見つけることができ、簡単にインストールして利用できます。
ちなみに最後にご紹介した「Zendesk」の運営会社は、株式会社株式会社Zendeskという外資系企業です。
実は、株式会社Zendeskとkintoneを運営するサイボウズ社とパートナーシップを結んでます。
以上のことから、kintoneは海外からも注目されていることがうかがえます。
そのため国内外問わずプラグインが増えていき、よりカスタマイズがしやすい環境になるかもしれませんね。
kintoneのカスタマイズ方法②APIを利用して外部サービスと連携する
kintoneのREST APIを利用すれば、外部サービスとの連携が可能です。そもそもAPIとは「ソフトウェアの一部機能を共有する仕組み」のことです。
つまり、異なるWebサービスをつなぐ架け橋のようなものです。
たとえば、kintone内で管理している受注データを外部の請求書発行システムに送りたいケースです。
このような場合でも、kintoneのREST APIで”kintone”と”請求書発行システム”を連携させることができます。
連携させることで受注データを請求書発行システムで管理ができ、業務の効率化になります。
このようにREST APIを利用すれば、kintoneだけではできない作業でも外部サービスと連携してスムーズに業務を進められるでしょう。
kintoneのカスタマイズ方法③JavaScriptで開発したコードの埋め込みをする
JavaScriptで開発したコードを埋め込めば、思い通りのカスタマイズができます。JavaScriptでの開発はブラウザ上で行うほぼすべての動作を実現できるため、kintoneの標準機能では対応できない動作でも対応できます。
たとえば、店舗のレジとkintoneとの連携をJavaScriptで開発すれば、リアルタイムで販売数を集計できるようになります。
ただし、kintoneのカスタマイズをするにはJavaScriptの知識が必須です。
Javascriptはよく使われるプログラミング言語とはいえ、素人にはハードルが高いですよね。
「開発してみたものの思うような動作をしない…」という状況にならないためにも、Javascript開発はプログラミングに詳しいプロに依頼することをおすすめします。
kintone(キントーン)のカスタマイズをするときの注意点
kintoneのカスタマイズをするときの注意点を理解することはトラブルを回避するうえで重要になります。
本章では、下記の3つの注意点を解説します。
- 他のプラグインと競合する
- kintoneのアップデートによりカスタマイズ部分が動作しない
- JavaScriptの知識不足により誤作動する
それでは、詳しく解説します。
他のプラグインと競合する
カスタマイズ時には、他のプラグインとの競合に注意する必要があります。kintoneではプラグインを利用すれば、自分好みにカスタマイズできます。
しかし、導入したプラグイン同士が干渉し合うことで、正常に動作しないことがあるので注意しましょう。
プラグインを導入する前に互換性を確認することが大切です。無料お試し期間があるプラグインなら、その期間内で正常に動作するかを検証しましょう。
kintoneのアップデートによりカスタマイズ部分が動作しない
kintoneのシステムアップデート後、カスタマイズした部分が正しく動作しないことがあります。
kintoneのアップデートは、新機能の追加やバグの改善などを行い、ユーザーの利便性を高めてくれるものです。アップデート頻度は高く、毎月10日頃に実施されています。
しかし、kintoneのアップデートに合わせてプラグインのアップデートも実施される傾向があります。
そのためプラグインもアップデートしてあげないと正常に動作しなくなる可能性があります。
kintoneのアップデート情報だけでなく、使用しているプラグインのアップデート情報もチェックすることが大切です。
JavaScriptの知識不足により誤作動する
JavaScriptの知識不足は、誤作動の原因となり得ます。kintoneのカスタマイズにJavaScriptを使用する場合、コードの誤りがシステム全体に影響を与える可能性があります。
「インターネットで調べたコードを貼り付ければできるでしょ?」と安易な考えでコードをコピー&ペーストすると大きな失敗につながります。
JavaScriptによるカスタマイズを成功させるには、「正確なJavaScript知識」と「導入前のテスト」が重要です。
プログラミングに詳しい人が社内にいれば問題ないですが、もし知識をもった人がいない場合は、kintoneの開発実績のある専門家に相談することをおすすめします。
kintone(キントーン)のカスタマイズの具体例を3つ紹介
kintoneでのカスタマイズのイメージをしやすくするために具体例を紹介します。
紹介するkintoneのカスタマイズは、以下の3つです。
- 入力を自動化してミスを削減する
- 検索機能の利便性を向上する
- カレンダー機能でスケジュールを可視化する
それでは、詳しく解説しミます。
入力を自動化してミスを削減する
「項目選択フィールド連動各種設定プラグイン」を導入すれば、入力作業の自動化が可能となりミスを削減し、業務を効率化できます。kintoneを活用すればするほど、アプリ内の項目が増えていきますよね。
たとえば、顧客情報を入力する際に「プリンター」なら単価は「15,000円」と規則性のある数値を入力していくケースです。
この場合は、「プリンターは15,000円」と決まっているにも関わらず、わざわざ手入力する必要があります。
そんなケースでは「項目選択フィールド連動各種設定プラグイン」を導入すれば、「プリンター」と入力後、「15,000円」と自動的に入力されます。
これにより入力する手間がなくなりミスが減少し、作業時間を短縮できます。
検索機能の利便性を向上する
「ATTAZoo+」を導入すれば、検索機能の利便性を向上できます。「kintone内の検索窓が物足りないな…」と感じる方も多いと思います。そんな悩みを解決できるのが「ATTAZoo+」です。
ATTAZoo+を導入すれば、検索ボックスを最大6項目まで配置できます。そのため必要な情報をスムーズに見つけられるので、なかなか検索がヒットせずストレスを抱えることもありません。
ATTAZoo+は最大で2ヵ月間無料で使えるので、ぜひ試してみてくださいね。
カレンダー機能でスケジュールを可視化する
「カレンダーPlus」を導入すれば、スケジュールをわかりやすく可視化できます。カレンダーPlusの最大のメリットは、さまざまな情報を可視化できるところです。
たとえば、日付や時間、担当者などの情報ごとにスケジュール管理を行うことができます。
またプロジェクトの期限やイベントのスケジュールなどを直感的な操作で色分けもできるので、視覚的にもわかりやすいカレンダーが作れるところが魅力です。
スマートフォンにも対応しているので、外出先でもスケジュールを確認・登録ができるので、かなり便利なプラグインです。
kintone(キントーン)のカスタマイズ方法を学ぶ方法
実際に見よう見まねでkintoneのカスタマイズをするのではなく、しっかりと勉強することが大切です。
とはいえ、kitoneのカスタマイズ方法を独学するのは不安ですよね。そこで本章では、下記のkintoneのカスタマイズ方法をご紹介します。
- cybozu developer networkで相談する
- 無料の「ステップで学ぶkintoneカスタマイズ勉強会」に参加する
- kintoneカスタマイズスペシャリスト資格を勉強する
それでは、詳しく解説します。
cybozu developer networkで相談する
cybozu developer networkでは、kintoneのカスタマイズに関する相談ができます。このプラットフォームは、kintoneの提供元であるサイボウズが運営しているので安心して利用できます。
cybozu developer networkのコミュニティでは、初心者からプロの開発者まで、さまざまなユーザーと情報を交換し、知識を深めることが可能です!
またトラブルシューティングや最新のカスタマイズ例も紹介されているため、学びの場として最適です。
無料の「ステップで学ぶkintoneカスタマイズ勉強会」に参加する
「ステップで学ぶkintoneカスタマイズ勉強会」に参加すれば、kintoneのカスタマイズ方法を体系的に学ぶことができます。
それぞれのレベルに応じたステップごとに学べる構成となっているので、初心者の方でも安心して勉強を進められます。
また、他の参加者との交流を通じて、新しいアイデアや解決策を得ることも可能です!
実際に操作や実践を行いながら学ぶ”ハンズオン形式”で学習できるので、より実践的な知識を習得できるでしょう。
kintoneカスタマイズスペシャリスト資格を勉強する
kintoneカスタマイズスペシャリスト資格の取得を目指し勉強すれば、基本的な知識を習得できます。
たとえば、kintoneのカスタマイズに必要となる「kintone API、User API、cybozu.comの仕様や設定」の知識を学ぶことができ、kintoneの開発スキルを向上させることができます。
資格の取得は、自身のスキルアップはもちろん、社内での信頼度も上がるので取得を目指してみてはいかがでしょうか。
kintone(キントーン)のカスタマイズはプロに相談するのがおすすめ!
これまでkintoneのカスタマイズ方法を解説してきましたが、複雑な動作を実現するためには、JavaScriptを使用して開発する必要性も出てきます。
プログラミングの知識がない人が見よう見まねで開発しようとするとうまくいかずに、時間の浪費になります。
「kintoneのカスタマイズをしたいけど、何をどうすればよいか分からない」とお困りの方は、弊社「ぺパコ三株式会社」にご相談ください。弊社は、さまざまな業種の企業様のkintoneの運用サポートを行っています。
もちろんkintoneの開発によるカスタマイズも対応可能です。「kintoneの開発のイメージがつかない…」という方でも、無料相談を承っておりますので、お気軽にご連絡くださいね!
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