kintone(キントーン)のアプリコピー方法とは?データを再利用するポイントも紹介

kintone(キントーン)のアプリコピー方法とは?|データを再利用するポイントも紹介

kintone(キントーン)を利用している中でアプリコピーの機能があることは知っているけれど、どのような機能のものなのか不明なことから活用に踏み切れていない方もいるのではないでしょうか。

本記事では、kintoneのアプリコピーにピントを当てて紹介をしています。kintone(キントーン)のアプリコピーを活用する前に知っておくべきポイントや、データを再利用する方法も解説しています。

kintoneのアプリコピーを使えば、一からアプリを作成する作成する必要がなくなり、入力にかかる時間や手間・ミスも減らせるためかなり便利です。

もしkintoneの特徴やできることについて詳細を知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:サイボウズ社のkintone(キントーン)とは?機能や特徴をわかりやすく解説

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目次

kintone(キントーン)のアプリコピーとは一体どんな機能?

kintone(キントーン)のアプリコピーとは一体どんな機能?

アプリコピー機能は、すでに作成されているアプリを再利用して、新たにアプリを作成する機能です。

アプリコピー機能を活用できれば、新たなアプリを作成する場合に、フォームや一覧などの設定をそのまま引き継ぐことができます。

これにより新しいアプリで類似機能を持たせたい場合は、細かな設定をする必要がなくなります。

はじめからアプリをつくるよりも、データをそのままコピーしてカスタマイズをする方が、手間は各段に省けるのはメリットでしょう。

また、便利な箇所はそのまま活用して新しい機能のみを追加していくことが可能なため、常に1番使いやすいアプリの作成が可能です。

すでに活用しているアプリをコピーするため、一覧項目や設定などでミスの発生もなくなります。

kintone(キントーン)のアプリコピーをする前に知っておくべき4つのポイント

kintone(キントーン)のアプリコピーをする前に知っておくべき4つのポイント

kintoneのアプリコピーの概要の知識を深められたところで、実際にkintoneのアプリコピーを活用していきましょう。

kintone(キントーン)のアプリコピーをする前には、下記の4つのポイントを知っておく必要があります。

  • kintoneのアプリコピーとアプリテンプレートの違い
  • コピーしたいkintoneアプリの管理権限が必要
  • 同じゲストスペース内のアプリしかコピーできない
  • コピーを作成しても引き継ぎができない項目がある

ここから詳しく解説していきます。

kintoneのアプリコピーとアプリテンプレートの違い

kintoneのアプリコピーと似ている機能に「アプリテンプレート」という機能があります。

フォームや一覧などの設定の機能をそのまま引き継ぎ、新たなアプリを作成するのがアプリコピーです。

アプリテンプレートとは、アプリコピーとは異なり、作成したアプリをテンプレート化して保存できる機能のことを指します。

機能としては、似ているため混同しやすくなりがちですが、大きな違いといえば「kintoneの中にある」のか「ゲストスペースを利用している」のかというところです。

自分のチームのアプリを別のグループで使用したい場合には、アプリコピーを使用した方が便利です。

反対にkintoneを利用していない業者に依頼をする際に、複数のアプリをコピーしたい場合には、アプリテンプレートを使用した方が効率よく活用できます。

コピーしたいkintoneアプリの管理権限が必要

アプリを再利用するため、コピーをする際にはアプリ管理の権限が必要になります。アプリコピーをする前には、自分自身にアプリ管理の権限が付与されているのかをチェックしましょう。

もしアプリ管理の権限を持っていなかった場合には、権限を持っている方に「アプリ管理の権限を付与してほしい」旨を伝えましょう。

権限はすぐに付与されるため、すぐにコピー機能を使えるようになります。

同じゲストスペース内のアプリしかコピーできない

同じゲストスペース内のアプリしかコピーできない

ゲストスペースでは、同じゲストスペース内のアプリしかコピーができないことを把握しておきましょう。

ゲストスペースでアプリをコピーするのであれば、先ほどの見出しで簡単に紹介した「アプリテンプレート」の機能を活用すると便利です。

コピーを作成しても引き継ぎができない項目がある

これまで、データ一覧や設定などをコピーして、アプリを複製できると紹介しました。ただし、場合によってはコピーをしても引き継げないデータもあります。

コピーをしても引き継ぎができないデータは下記の項目です。

  • アプリレコード 
  • コメント
  • APIトークン
  • Webhook
  • kintone以外のクラウドサービスとの連携設定
  • 利用しているプラグインに適用している設定。ただし、プラグインの有効/無効の設定は引き継がれます。
  • アプリ管理者用メモ 

上記の項目以外のデータや設定を引き継ぐことができても、すでに入力をしている情報に関してもコピーができないため注意が必要です。

kintone(キントーン)元アプリのレコードデータをコピーする方法 

kintone(キントーン)元アプリのレコードデータをコピーする方法

kintoneのアプリコピーをする前に、知っておくべきポイントを理解できました。実際にアプリコピー機能を使っていると「すでに登録されているレコードデータもそのままコピーできたらいいのに…」と悩みがある方もいるでしょう。

kintoneで元アプリのレコードデータコピーをするには、CSVで出力したのちに、複製したアプリに読み込ませる方法が簡単で便利に活用できます。

まず、kintoneの画面一覧の右上段の部分にある「・・・」のアイコンをクリックします。

クリックすると「ファイルに書き出す」というコマンドがでるためクリックをしましょう。

ファイルを書き出す項目が画面上に表示されたら、フィールド一覧の下に表示されている「すべて追加」ボタンをクリックすると、すべてのフィールドのコピーができるようになります。

ドラッグ&ドロップで一つひとつ追加をしていく方法もありますが、すべてコピーするのであれば、上記の方法で行うのが確実でしょう。

項目の設定が完了したら、画面左上に設けられている「書き出す」ボタンをクリックします。

データの書き出しにはデータの量によって、時間が異なります。「ファイル書き出し状況の一覧」の「状況」が「完了」になっていれば問題なくデータが変換できている証拠です。

CSVファイルを端末にダウンロードを行いましょう。

次にバックアップデータから復元する方法を紹介します。kintoneの画面一覧の右上段の部分にある「・・・」のアイコンをクリックし「ファイルから読み込む」というコマンドがでるためクリックしましょう。

「コピー元のフィールドに値の重複禁止を設定してないルックアップフィールドは、表示されません」が表示されたら「参照」をクリックします。

端末の選択画面が表示されたら、先ほど作成したバックアップしたファイルを選択します。

フィールドの対応設定画面が表示されます。「読み込むファイルの先頭行はフィールド名ですか?」というメッセージがでたら「はい」を選択してください。

コピーをする際に注意が必要なのは、フィールドの対応設定である「一括更新のキー」というチェックボックスです。アプリにともない、データのコピーも同時に行う場合には、こちらのチェックを忘れずに外しましょう。

すべての設定が終われば、画面左上の「読み込み」ボタンをクリックして、データの読み込みを開始しましょう。

万が一、エラーが発生した場合にはエラーメッセージを参考に対策をしてみてください。

kintone(キントーン)のアプリコピーは別部署や別グループへのデータ共有にも便利

kintone(キントーン)のアプリコピーは別部署や別グループへのデータ共有にも便利

kintoneのアプリコピーの方法はおわかりいただけたと思います。

ここでは、kintoneのアプリコピーがどういった場面で活用できるのかを解説しましょう。

kintone(キントーン)のアプリコピー機能は、別部署や別グループへのデータ共有が必要な際にも便利に活用できます。

進捗共有やタスクの依頼をするために、チーム内でのデータ共有を行うことは実は多くあります。

どこかのチームで作成されたアプリの中で、すべての情報共有が可能です。

また、チームごとに運用を進めていくことで、使い勝手のいい機能はさらに活用し、不便な箇所は改善を続けることで、常に1番使いやすいアプリの作成が可能です。

「そのアプリの機能は便利そう!私たちのチームにもコピーさせて!」と、いいものをチームでわけあう活用方法もあります。

チームごとに使用しているアプリ機能が違うのであれば、日頃からアンテナを張って、共有しているとよりよい発見ができます。

kintone(キントーン)のアプリコピーに関連するよくある質問

kintone(キントーン)のアプリコピーに関連するよくある質問

最後にkintoneのアプリコピーに関するよくある質問をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

kintoneのアプリコピーをして別ドメインで使用することができますか?

アプリをテンプレート化し、別ドメインのkintoneに読み込む手間は必要ですが、kintoneのアプリコピーをして別ドメインで使用できます。

元のアプリに登録されているレコードデータをそのまま移行も可能です。

詳しくは下記の公式サイトをご参考ください。

アプリを別のkintoneに移行する|kintoneヘルプ

kintoneで他のアプリを再利用することができますか?

作成済みのアプリを再利用して、新しいアプリを作成することが可能です。すでに作成済みのアプリを再利用すると、フォームや一覧などの設定が引き継がれます。そのため、なにもない状態からアプリの設定を行う手間を省けます。

ミスなくデータの引き継ぎができるのもメリットです。ただ、アプリを再利用して作成するためには、アプリ管理権限が必要です。

権限を持っている方に権限の付与を依頼することで、すぐにコピーができるようになります。

詳しくは下記の公式サイトをご参考ください。

ほかのアプリを再利用して新しく作成する(アプリのコピー)|kintoneヘルプ

kintoneのアプリ内でコピーをするためのボタンは作成できますか?

kintoneのアプリ内でコピーをするためのボタンを作成することが可能です。コピーするためのボタンを作成すれば、1回のクリックでフィールドの内容をコピーできるようになるためかなり便利です。

内容を転記して共有する場合なども活用できます。

詳しくは下記の公式サイトをご参考ください。

同じアプリ内でレコードを再利用するためのアクションを作成する|kintoneヘルプ

kintone(キントーン)の活用を検討している方はサポートへ連絡してみましょう

本記事では、kintoneのアプリコピーの概要を紹介しました。

kintoneのアプリコピー機能を活用すれば、新しいアプリを作成したいと思った場合に、一から作成するのではなく必要なデータをそのままコピーできるためかなり便利です。

また、一から作成するとなれば、すでに入力されている一覧のデータや設定などをもう一度設定しなおす必要があります。

かなりの時間が必要になりますし、データ入力の際にミスが発生する可能性も否定はできません。

kintoneを導入すれば、別の部署や別のグループともデータの共有にも活用できるようになります。

ペパコミ株式会社では、kintoneの無料相談を随時受け付けしています。一度相談をしてみると、導入後にどのように活用できるのかイメージがつきやすいです。

kintoneの活用を検討されている方は、ぜひ一度サポートへお問い合わせください。

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