kintone(キントーン)構築・伴走会社のペパコミ株式会社です。
kintone(キントーン)活用ちゃんねるのハルクです。
ハルク:今ですね、onboardさんに来ています。
ハルク:〝onboard連携〟っていうのがありまして。これが結構面白いんですよね。
手書きで書いた情報、紙に直接書いた情報が、onboardを経由して、kintone(キントーン)に連携されるということです。
ハルク:現場業務でなかなか紙が脱却できない会社は、必見の連携だと思いますので、具体的に話を聞いていきたいと思います。
ハルク:では、よろしくお願いします。
根津氏:はい。よろしくお願いします。
ハルク:簡単に自己紹介からお願いします。
根津氏:〝ALCONTA(アルコンタ)〟という会社の代表をしています。根津と申します。よろしくお願いします。
ハルク:根津さん、よろしくお願いします。
onboard連携の概要
ハルク:今日は、紙で書いたものが、実際にそのままkintone(キントーン)にデータが飛ぶというところなので、
まず、概要のところを簡単にお伺いしたいんですけれども、どういう流れになっておりますか?
根津氏:皆さん、いろんなお客さんがお書きになられている、いつもの紙帳票です。現場にたくさんあると思います。
ハルク:大好きなやつですね。
根津氏:紙の帳票を、こちらの専用のワコムさんのボードの上に載せていただいて、いつも通り書いていただくと、3つのことが同時にできるようになっています。
根津氏:1つ目は、書いた側からPDFを自動で生成してくれる。
根津氏:もう1つは、テキスト変換を自動で行ってくれます。
根津氏:3つ目が現場ごとに、何か部署ごとに、集計をしているようなエクセルだったり、kintone(キントーン)など、そういったところに自動的に書いた内容をテキスト打ちしたものが、転記できるような仕組みとなっています。
ハルク:なるほど。ありがとうございます。
実際の操作画面
ハルク:では、実際に紙に書いたものが、kintone(キントーン)に連携することができる、onboard連携の動きを見てみたいと思います。
根津氏:そうですね。じゃあ、書いてみたいと思います。じゃあ、今日の日付からいきます。結構なぐり書きしますね。
ハルク:これはもう座標とかから読み解いて、書いた圧で識字するとか、そういう感じなんですか?
根津氏:そのとおりです。実は書いているこのデータを、ストローク情報って呼ぶんですけれども。
ハルク:なるほど。
根津氏:これを、この下のボードで読み取って、ボードから読み取った字の筆跡をもとに、書き順をもとに、日本語にしていきます。
ハルク:なるほど。これ、とんでもない書き順する人がいたら、どうなるんですか?
根津氏:そうなんですよ。書き順の違いについては、ある程度はカバーしてくれます。
難しい漢字の渡邊の“邊”とか、ちょっとわからない書き順のところも、大丈夫です。
ハルク:なるほど。じゃあ、例えば髙橋の“髙”でハシゴのやつとか、あれとかは?
根津氏:大丈夫です。
ハルク:いけるんですね。
根津氏:JISの第2水準も大丈夫です。
ハルク:なるほど。
根津氏:はい。じゃあ書き終わりました。
書き終わるとボタンが青くなりますので、このボタンを押します。
根津氏:このボードの作りはすごく単純なもので、ボタン1個しかありません。書いたらボタンを押します。
ハルク:まずはデータを飛ばすところですね。
根津氏:その通りです。
ハルク:これが今何も入ってないんですが、受信中になっていますね。受信中・・・
これが。あぁ、来た。
根津氏:もうデータが出来上がりました。データの画面で、最終確認します。
根津氏:現場で「これを見るのも面倒くさいよ」という場合は、この辺の近くだったり、ポケットに入れといていただくと、自動的に送信してくれるモードもあります。
根津氏:つまり現場は書いて押すだけで終わり。これも見ない。
根津氏:じゃあちょっと、この紙飛行機のボタンを押してください。
ハルク:はい。
根津氏:で、送信。
ハルク:はい。
根津氏:現場はこれで終わりです。
ハルク:なるほど。
根津氏:本部側は、今、kintone(キントーン)だったり、クラウドのonboardの方にデータが入ってきますので、ちょっと見ていただきます。こんな画面です。
ハルク:これはイメージとしては、いったん書いたものがonboardの方に保存されて、そこから連携してkintone(キントーン)に飛ばすっていう感じですね。
根津氏:その通りです。
ハルク:はい。ありがとうございます。これがじゃあ、今onboardに飛んでいるところですね。
根津氏:はい。そうです。
根津氏:現場でいちいち、帰ってきてお客さんに作業完了報告書を書いたりとか、健康チェックのシートを会社に戻って提出、こんなことがなくなるような。すごく楽です。
ハルク:なるほど。
ハルク:建設業界とか、介護業界とか、病院とか、めちゃめちゃいいですよね。
根津氏:その通りです。すごく引き合いがあります。
ハルク:じゃあ、これデータ飛んだんですね?
根津氏:そうですね。今、こんな画面です。
拡大して見てみますね。実際に私が書いた字ですね。この通りです。
ハルク:これはあくまで、PDFに変換しただけで・・・
ハルク:これ右側に既にデータ化されていますね。これですかね?
根津氏:そうなんです。はい。
日付“11/11” “鈴木商事”
ハルク:結構、雑な字でもデータの中に入っていますね。商事だけど。
根津氏:営業の“営”とかも結構デタラメに。“業”とかも書いているんですけど。
根津氏:ここ今1箇所、間違えていたりしますよね。用事の“用”になっています。 “田中”って書いたつもりですが。
ハルク:本当だ。本当だ。
根津氏:この場合も、簡単にここダブルクリックして頂くと、自動的に裏側のデータも直るようになっています。
ハルク:これのイメージ的には、データが飛んできたら、事務員さんがデータを確認して、修正するみたいな感じですよね。
根津氏:その通りです。修正のオプションなんていうのも、来年の年明けから出てきます。
放っておいても、自動的に修正をしてくれるオプションっていうのが出ます。
ハルク:へぇー。
根津氏:それでは、これを実際にkintone(キントーン)に取り込んでみたいと思います。
それでは、kintone(キントーン)の画面に切り替えます。
kintone(キントーン)画面の操作
根津氏:この特徴は、連携用のonboardの“プラグイン”を使うんですけれども、
ハルク:はい。
根津氏:この項目ごとに、kintone(キントーン)アプリだと左から右にドラッグアンドドロップして、帳票ごとにフォーム作らないといけないと思うんですけど。
これ、自動的にこのフォームを読み取って、全て、自動で出してくれます。ボタン1つです。
ハルク:あーなるほど。
それでは、今から同期してみたいと思います。
ハルク:今、一番上が “株式会社田中” ですね。
根津氏:そうですね。前回書いたものです。
根津氏:最新のものだけ、差分でこう持ってきますので、毎回全部データを集めて、ここに取り込むってことはありません。
根津氏:つまり、重たくならないということですね。
ハルク:あっ、入っていますね。
根津氏:私が書いたデータ。先程、直した結果なんかもonboardに全部入っています。
ハルク:あぁ、そうですね。さっき、“用”でした。
ハルク:それでは少しレコード詳細、開いてもらってもいいですか?
根津氏:ありがとうございます。
ハルク:そうすると、ここに“年月日”
根津氏:そうですね。
ハルク:名前。ちゃんと合っていますね。
根津氏:はい。
ハルク:これ、“2022年11月11日”それぞれ、別フィールドになってるんですけど、kintone(キントーン)の日付フィールドに変換した状態で、入る形で取り込むっていうのはできるんですか?
根津氏:やろうと思えば、できると思います。
ハルク:裏側のマッピングで、調整するっていう感じですか?
根津氏:その通りです。
ハルク:なるほど。
ハルク:とりあえず今は、これをベースにアプリを作ったという感じだと思うんですけど、既存のアプリに対して、取り込むっていうこともできるんですかね?
根津氏:これから、既存のアプリに対して取り組む事ができるように、取り組もうと思っています。
ハルク:なるほど。なるほど。
根津氏:基本的には、問題なくできると思います。
ハルク:できるんですね。そうですよね。なるほど、わかりました。
ハルク:そしたら、ちょっと具体的にお伺いしていきたいと思います。
基本的には、この座標で読んでいるってことは、こんな風にずれちゃったりとかしたらダメだから、表をきちんと座標に合わせないとダメだっていうことですね?
根津氏:その通りです。ここだけ(座標に)合わせてください。
ハルク:ここだけ(座標)合わせてってことですね?
根津氏:ただ座標から少しずれているぐらいでしたら、アプリケーションのほうで、どうとでもできます。
ハルク:なるほど。そうですね。
根津氏:この辺の画面を、長押ししていただいて、アプリケーションの位置の修正ができます。まっ、この辺をやっていただくと。ここの四角い場所ですね。
ハルク:角っちょのところ?
根津氏:角っちょのところ。じゃあ、今ちょっとやっていただければと思います。
根津氏:ちょーんと、この角に。“A点”ですね。ここです。
ハルク:ここですね。
ハルク:ここですか?
根津氏:ちょん。“B点”を押してください。この角です。
ハルク:ここですか?
根津氏:はい。ちょん。
根津氏:はい。で、グリーン線が来ました。
ハルク:おぉ、すげっ。
根津氏:で、“C点”ちょん。
ハルク:はい。
根津氏:こうするとオールグリーンになって、これで位置調整は完了です。
根津氏:以降、この帳票は紙を変えなければ、ずっとこの位置ずれすることはありません。
ハルク:なるほど。例えばこういう状態で、座標の位置を変えたら、次からはこの状態(座標)じゃないとずれるってことですよね。
根津氏:そうですね。基本はこう、書いた後でも変更できますので。
書いて確認して「ずれてるな」と思ったら、座標の変更の動きを、やっていただければいいかなと思います。
ハルク:なるほどですね。ありがとうございます。
根津氏:はい。
ハルク:じゃあ、このシステムを使うってなった時は、契約するのはonboardとその連携のプラグインですか?
根津氏:その通りです。
料金体系について
ハルク:それぞれ料金体系とか、お伺いしてもいいです?
根津氏:はい。いろんな料金体系が、実は少しあるんです。
ハルク:なるほど。
根津氏:基本は1人。各人1人で1ライセンス、そして1台のボード、そしてクラウドが必要になりますが。全部これが1:1:1。
根津氏:ソフトと、人と、ハードウェアが1:1:1っていうのが、基本です。
根津氏:ただ現場全員で、10ライセンス、ソフトを使うと10枚来ちゃうというのは、もったいないですよね。そんなに使うことないと思います。
根津氏:その場合は、10人でライセンス、10人分買っていただくと1台の板でもいいよといったようなプランもあります。
ハルク:なるほど。
根津氏:はい。板を共有してもらって、ライセンス共有してもらって、ご自由に使って頂けるようなプランとか。
根津氏:あとはアンケートみたいなもの。不特定多数の方に書いてもらう場合って、ライセンスの数を限定できないですよね。
根津氏:その場合は、この板ごとに、月額いくらだよとか、年額いくらだよといったような契約もあります。
ハルク:なるほど。
根津氏:街頭アンケートだったりとか、野球のスタジアムでこういうものが置いてあったりとか、コロナの検査だったりとかで。
根津氏:いろんなところに、こう置いてあって誰が書くか分からないような場合は、この板ごと、アプリケーションごと、全てを月額いくらでお貸し出するといったようなプランもあるんです。
ハルク:なるほどですね。じゃあ、それぞれ、どういう料金体系ですか?
月額制
ハルク:まず、月額制の料金プランだと、いくらになりますか?
根津氏:月額制のものだと、今、一番安い高機能のものですと、年額30,000円ぐらいです。
ハルク:年額で30,000円?
根津氏:はい。
ハルク:それは、このワコムのボードも付いているってことですか?
根津氏:これのボードがですね、大体20,000円から25,000円くらいです。
ハルク:年間で?
根津氏:これはもう、パートナーさん。どこから買うかにもよるんですけれども、買い取りです。
ハルク:ワコムのボードは、買い切りですね。
ハルク:このバインダー(ワコムのボード)自体は、1回買い切りで25,000円から30,000円ぐらいで。
このonboardのシステムと、連携のコネクターが月額で一番安いので、年間30,000円ぐらいですか?
根津氏:そうですね。onboardのライセンスが30,000円。
根津氏:で、kintone(キントーン)使いたいなっていう場合は、これはオープンプライスになっていて、我々の代理店さんからご購入いただく形になると思います。
人数はただし、無制限になります。
※動画機器の不調でkintone(キントーン)と連携する場合の費用は、動画の最後に再撮影しています
ハルク:なるほど。そうすると、建設会社の事例でいうと、現場に多分1個あれば十分だと思うんですね。
根津氏:十分ですね。
ハルク:で、これをじゃあ、”5現場ぐらい並行して動いています”ってなった場合は、これを5個分契約するっていう感じですか?
根津氏:そうですね。5個か、おひとりの方が現場監督で2〜3か所回られるんであれば、
ハルク:それだったら1個でいいですね。
根津氏:2台とか1台で、いいんじゃないかなと思います。
ハルク:例えば、並行して1人1現場っていう想定をした時には、5現場分必要ですよね?
根津氏:そうですね。
ハルク:5個分必要だった場合は、単純計算で、まずこのonboardが年間、これは5ライセンス分必要なんですか?
根津氏:5ライセンス分です。
ハルク:なるほど。わかりました。
根津氏:こっち(ワコムのバインダー)はもう全然。
ハルク:こっち(ワコムのボード)はもう、1回きりですね?
根津氏:1回きりです。
ハルク:はい。なるほど。
根津氏:それ(ワコムのボード・バインダー)をこう買っていただいて、使い続けていくということです。
ハルク:なるほどですね。かしこまりました。
根津氏:年額みたいな感じですね。
ハルク:年額ですね。
根津氏:はい。お互い年額、月額、両方できるようになっています。
ハルク:両方できるような。
根津氏:基本は年額ですね、両方。お客さん多いのは。支払い面倒なので。
ハルク:はい、なるほど。かしこまりました。
根津氏:はい。
まとめ
ハルク:ということで、非常に現場仕事の多い、特に紙から脱却できない業界ですよね。
介護業界のケアマネさんとか、建設現場の“KY日報”とかですね。
ハルク:そういった業界、どうしても、紙脱却ができない場合は、ボードから文字を読み取る機能を使って、データへとりあえず放り投げて、
そこからなるべく、バックオフィスの部分でデータ化していくとか、連携していくみたいな活用の仕方があるんじゃないかなと思ったので、結構、面白い事例です。
これ、いつリリースしたんですか?このkinone(キントーン)連携?
根津氏:これはですね、2年ぐらい前にリリースしました。
ハルク:あぁ、2年ぐらい前なんですね。知らなかったです。へぇ〜。
根津氏:口コミで伝わって、今、500社近く導入いただいているものです。
ハルク:へー、知らなかった。
根津氏:我々、営業もいないので。それでお客さんが探してきてくださっています。
ハルク:なるほど。これはね、ちょっと使い道がすごくクリティカルにあるんじゃないかなと思いますので、興味ある方はぜひお問い合わせください。
ということで、ありがとうございました。
根津氏:はい。どうもありがとうございます。
機器不具合のため価格のところだけ再撮影
ハルク:はい、すいません。ちょっとさっきのところで、値段のところをちょっと確認してもらったんですけど、まだ価格は正確に出せないらしくて。
一応“onboard連携”に関しては、じゃあ今は、まだ価格は?
根津氏:そうなんです。まだ価格はだせないんです。ただし、特典がありまして。
ハルク:はい。
根津氏:ペパコミさんからご購入いただくと、お得にお買い上げいただけるかなと。
ハルク:はい。ということですね。ありがとうございます。
で、あとはこれはもう、直接(onboardさんに)問い合わせじゃなく?
根津氏:そうなんですよ。ちょっとですね、回答まで時間かかってしまうので、ぜひ、ペパコミさんですとか、パートナーさんからお願いします。
ハルク:ということですね。すごく本当、殺到しているらしくて、(onboardさんで)対応は直接できないらしいので。
ハルク:もし、紙帳票データを集計できる便利なソフトを導入希望でしたら、弊社(ペパコミ)の方にお問い合わせいただければ。
根津氏:ぜひ、よろしくお願いします。
ハルク:よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
根津氏:いえ、とんでもないです。
ハルク:ありがとうございます!これは面白いなあ・・・
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