サイボウズオフィシャルコンサルティングパートナーの
kintoneコンサル会社 ペパコミ株式会社です!
こちらの記事はkintone活用ちゃんねるというyoutubeチャンネルで公開している動画の文字起こしVerとなっております。
どうもkintone活用ちゃんねるのハルクです!
最近kintoneと会計ソフト連携の相談を多く頂きます!
特にkintoneと連携する上でどの会計ソフトがいいか?は特に聞かれます!
会計ソフトで一般的なのはクラウドで言うと
・弥生会計
・freee
・マネーフォワード
このあたりを聞くことが多いですね
今日はそのうちkintoneと連携出来るプラグインを提供している
freeeとマネーフォワードについて比較動画としてアップしています
ペパコミではどちらの連携実績もありますので、その上で率直にメリデメを書いていきます
かなり率直に話しますw
そして結論から言うとペパコミではマネーフォワードのほうがいいです
勿論会社が何を目的に会計連携したいのかにもよりますが・・
freee for kintoneについて
freee社
が提供しているfreee for kintoneプラグインを使うことでfreeeとkintoneは連携することが出来ます
freee for kintoneの料金
freee for kintoneの料金は無料です
但し freee for kintoneを使うためにはfreeeのプロフェッショナルプラン以上じゃないと使えません
プロフェッショナルは47,760円/月です
その下のプランが4,000円前後なので、元々プロフェッショナルプランじゃない企業からすると
kintoneと連携するために10倍近くのランニング費用が掛かる計算になります
freee for kintoneで出来ること
・freee登録されているマスタをkintoneのレコードへ保存
・kintone上の取引先情報を連携しfreeeへ新規作成&更新
・kintone上で作成した見積・請求書をfreeeへ連携
・複数レコードを連携し、見積&請求書の一括作成
・会計freee見積&請求書ステータスをkintoneに同期
・kintone上請求情報をfreee連携し経費申請を作成
・kintone上の振替伝票をfreee連携
・会計freee貸借対照表
・損益計算書を連携しkintoneにレコードとして保存
ペパコミのfreee for kintoneを使ってみた感想
お客様へ導入した事例をもとに率直な感想(メリットデメリット)を書きます!
メリット①連携項目が多い
マネーフォワード for kintoneは見積&請求&入金の連携しか出来ませんが
freee for kintoneは振替伝票や経費精算なども連携が出来ます
kintoneと会計データをキレイに揃えたいという会社には必要な連携機能が揃っているのでいいなと思います
続いてデメリットです
デメリット①不具合・エラーが多い
とにかく謎なエラーが頻発します
マニュアルも古いため、マニュアル自体意味を成していません
自力でエラー解消するしかないのですが、原因不明のエラーが出るため、
社内にプログラムが読める人がいる企業やサポート保守してくれるベンダーがいないと難しいレベルです
デメリット②freee社の対応が悪い
上記のように原因不明のエラーが頻発するため、スクショを細かく撮ってfreee社へ問い合わせるも、
基本レスポンスは悪いです
大体1~2週間くらいはレスがない
またfreee社内にfreee for kintoneについて理解が深い人がいないため、返答が来ても解決しないケースが大半です
freee for kintoneのまとめ
かなりディスってるように見えますが
正直freee for kintoneは社内に専門家がいないならオススメしません
社内にシステム開発の体制が整っているのであれば、連携範囲も広いですしオススメです
freeeが目指しているのはERPっぽい思想なので
これからIPO目指している会社や内部統制整えたい会社はアリだと思います
ペパコミが今後freee for kintoneを積極的に提案することはないですね
freee社がfreee for kintoneについての理解がほぼない点が致命的!
苦言ついでに言うとfreee for kintoneはアプリテンプレートがありますが
この作りも甘い
多分一回もテスト運用してないんじゃないかな?
テストしたら100%気付くkintoneの設定ミスがあるのですがそれが放置されています
小さい話ですがこのあたりもfreee for kintoneに本腰入れてないんじゃないかな?と思われてしまう部分ですね
今後の改善に期待です!
マネーフォワード for kintoneについて
ということでfreee for kintoneの辛口評価で若干申し訳ない気持ちがありつつも事実なので気にせず進めます
次はマネーフォワード for kintoneです
マネーフォワード for kintoneの料金
マネーフォワード for kintoneの料金は180,000円/年(15,000円/月)です
freee for kintoneの1/3の費用で使うことが出来ます
価格面はマネーフォワードのほうが優位ですね 但し別途マネーフォワード会計自体の契約は必要ですので、
ご了承下さい(月3,000円~5,000円)
マネーフォワード for kintoneで出来ること
・取引先データの連携
・kintone上で作成した見積&請求書をマネーフォワードへ連携
・マネーフォワード上で消込した入金データをkintoneへ連携
マネーフォワード for kintoneの感想
freeeと同じように率直な感想(メリットデメリット)を書きます!
メリット①シンプルな設計
freee for kintoneほど細かく連携出来ませんが、それが故にシンプルな連携設定です
そのため、freee for kintoneとは異なり、社内にシステム開発体制が整っていなくても
kintoneとマネーフォワードの連携設定が出来るかと思います
メリット②価格が安い
freee for kintoneに比べてランニングコストが1/3は大きなメリットかと思います
メリット③サポート体制が万全
マネーフォワード for kintoneを提供しているキャップドゥがサポートしています
プラグインを開発した会社ですね
freeeとは異なり運用上の不安などは少ないです
メリット④請求・入金連携で十分
実際kintoneで多くの管理をしているので、会計連動したいのは請求書と入金連動くらいです
そう考えるとマネーフォワード for kintoneは非常にバランスがよく、
freee for kintoneと比較して機能が少ないように感じますが、
会計ソフト本来のあり方を考えると十分かなと思います
デメリット①連携項目が少ない
見積&請求&入金部分の連携しかないので、freeeに比べると連携項目が少ないです
デメリット②API連携が出来ない
freeeに比べマネーフォワードは連携機能が柔軟ではないため、開発で出来る範囲が狭いです
そのため、freee for kintoneのように経費も連動したい!場合は別途RPAなどを使って自動化する必要があります
マネーフォワード for kintoneのまとめ
マネーフォワード for kintoneは非常にシンプルな設計で個人的にはkintoneの思想に近いので非常にオススメです
今後ペパコミでは会計ソフトはマネーフォワードを推していきますので、
youtubeでも活用事例は載せていこうと思います!
それでは宣伝のあとにまとめに入ります
このチャンネルは、
kintoneの構築・運用コンサル会社であるペパコミが運営しております。
kintoneを活用した事例や基本操作から応用操作まで
kintoneに関する情報を幅広く発信しておりますので
是非チャンネル登録をお待ちしています
まとめ
freee for kintoneは IPOを目指すなど内部統制をしっかり行いながらも、
管理の軸はkintoneに置きたい会社にオススメです
マネーフォワード for kintoneは基本的な会計管理はマネーフォワードで、
それ以外はkintoneでという会社にオススメです
freeeはカジュアルで柔軟性の高さが売りな会計ソフト
マネーフォワードは安定性の従来の会計ソフト(弥生の思想に近い)
とそれぞれ特徴が異なりますが
本来会計ソフトに持たせる機能で考えると、
kintoneと連携前提ではマネーフォワードのほうがコスト的にも運用的にもオススメです
何よりfreee for kintoneは最低限の動きとサポート体制を整えない以上、あまりオススメはしません
逆を言えば体制が整ってすべての業務を包括的に管理したいならfreee for kintone一択かと思います!
最近は電子契約もM&Aしてましたしそのあたり本気だと思います ということで本日は以上となります!
これからもkintoneの役立つ情報を発信していきますのでチャンネル登録をお待ちしております!
本日もありがとうございました!また次回お会いしましょう~!ぐっば~い!
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