建設業の現場監督や担当者のみなさん。「現場から事務所に帰ってきて、山のような写真データを整理し、Excelで写真報告書を作成する」といった作業に、多くの時間を費やしていませんか?
実は「現場で撮った写真をそのまま報告書にできたらいいのに」と、多くの現場担当者が長年抱えてきた悩みを、ついに解決できる方法を見つけました!
今回は、私たちが実際にクライアント様に導入し効果を上げている帳票出力プラグイン「k-Report(ケーレポート)」を使った、建設業向け「写真報告書」の作成事例を、デモを交えながら解説します。
なお、今ならkintone(キントーン)のデモ環境を無料で閲覧できます。k-Reportを使った写真報告書はもちろん、日報作成や請求管理など建設業の管理業務をすべて閲覧できるので、「とりあえず実際の画面を見てみたい」とお考えの方は、以下からお気軽にお試しください!
なぜ建設業の「写真報告書」の作成はこんなに大変なのか?
建設業の現場では、進捗確認や完了報告のために写真報告書の作成が欠かせません。従来の方法だと、以下のように非常に地道で本当に手間がかかりますよね。
- まず現場でデジタルカメラやスマートフォンで大量の写真を撮影
- 事務所に戻ってからパソコンに写真データを取り込む
- 1枚ずつExcelに貼り付ける
- コメントを入力する
- 写真のサイズを調整する
- レイアウトが崩れないように気を遣う

kintoneを使えば、この作業は以下の3ステップだけ。かなり効率化できます!
- kintoneのアプリを起動する
- スマートフォンで写真を撮って登録する
- ボタンをクリックするだけでPDFが出力される
ただ、従来のkintoneには課題があったのも事実です。写真報告書をスムーズに作成するためのプラグインはいくつかありましたが、実はある共通の「壁」がありました。
従来のkintone(キントーン)帳票出力プラグインに潜む落とし穴
従来のkintoneが抱えていた課題は、「細かいレイアウトの調整が難しいこと」です。
- 写真を2列に並べられない
- 特定の写真だけ大きく表示できない
- 写真の枚数が少ないとき、帳票に空白のページを作らない
→複数の写真を1ページに自由に配置することができなかった
上記のように、レイアウトを自由に調整できないため、フォーマットが変わると対応が難しくなることがありました。
さらに、「改ページが柔軟にできないこと」も課題として挙げられます。例えば、最大50枚の写真を貼り付けるようなアプリを設計したとき、撮影した写真が5枚だけでも、残り45枚分の空白の枠が何ページにもわたって出力されていました。
この状況では見栄えも悪く、お客様に提出する資料としては不格好ですよね。このかゆいところに手が届かないもどかしさが、kintoneで写真報告書を作成する際の壁でした。
長年の課題が解決!レイアウトを調整できるプラグイン「k-Report(ケーレポート)」
長年の課題を解決し、レイアウトを柔軟に調整できるようにしたのが、今回ご紹介する帳票作成を自動化したプラグイン「k-Report(ケーレポート)」です。では、実際にk-Reportを使って構築した「作業報告書アプリ」のデモ画面をお見せしながら、その特徴を見ていきましょう!
以下が、k-Reportを使って作成した作業報告書のアプリ画面です。

まず、案件番号を入力すると、関連する顧客名や住所、電話番号などが自動で反映されるように設定されています。


そして、ポイントとなるのが作業内容を報告する以下の赤枠の部分です。

kintoneの「テーブル」という機能を使って、撮影した写真と、それに対するコメントを入力できるようにしました。

このテーブルを使えば、必要に応じて追加ボタンを押すだけで、写真とコメントを1件ずつ追加していくことが可能です。必要な情報をすべて入力したら、画面上部にある「PDF出力」ボタンを押すだけ。

すると、以下のように体裁の整ったPDF形式の作業報告書が出力されます!

ちなみに、作業依頼内容が出力された後に写真付きの報告書も続けて出力されるので、とても簡単です。

k-Reportと従来の帳票出力プラグインとの違い
なぜ従来のkintoneでできなかったことが、k-Report(ケーレポート)で解決できるようになったのでしょうか?
実は従来のプラグインでは、kintoneのテーブル機能を使って写真とテキストを横並びに出力しようとすると、そのレイアウトが固定されてしまいました。つまり、「左に写真、右にテキスト」という形式でしか出力できなかったんです。

しかし、実際の業務では「写真の下にテキストを入れたい」「写真の上に撮影場所のタイトルを入れたい」など、会社によってさまざまなパターンがありますよね。
【よくあるパターン1】補足事項・見出しを上下に並べる

【よくあるパターン2】撮影した場所・写真を左右に並べる

k-Reportは、Excelで帳票のテンプレートを作成するように、フィールドの情報をPDFのどこに配置するかを自由に調整できるプラグインです。そのため、会社ごとに異なる複雑なフォーマットにも柔軟に対応できるようになりました。

時間もコストも大幅削減!kintone導入で業務効率を最大化しよう
この記事では、帳票作成を自動化するプラグイン「k-Report(ケーレポート)」を使えば、建設業における写真報告書作成の課題を解決できることを解説しました。
現場で写真を撮るという作業はなくなりませんが、その後の事務所での報告書作成にかかる時間は、ほぼゼロにすることが可能です。これは、人件費という観点から見ても、高い費用対効果を生み出します。

建設業で写真報告書の作成に課題を感じているのであれば、この仕組みを導入するためだけにkintoneを契約する価値が十分にあると自信を持って断言できます!今なら「とりあえずどんなシステムか見てみたい」という方のために、kintoneのデモ環境を無料で開放していますので、まずは以下からお気軽にお試しください。
※kintoneのデモ環境は閲覧のみ可能です。
ペパコミでは、建設業のクライアント様から非常に多くのお問い合わせをいただいており、今回ご紹介したような業務改善事例のノウハウが豊富に蓄積されています。
「うちの会社のフォーマットでも実現できるの?」「初期費用はどれくらいかかるの?」のように、少しでもご興味をお持ちいただけましたら、以下のバナーからぜひお気軽にペパコミまでお問い合わせください。お客様の業務内容を丁寧にヒアリングし、最適なkintone環境をご提案させていただきます!




