kintoneの導入を検討しているにもかかわらず、上司が前向きな姿勢を示さないという課題を抱える方は多くいます。
このような状況は珍しくなく、上司を説得するためには、上司がKintone導入に前向きでない理由を深く理解し、具体的な対策を講じる必要があります。
Kintone導入には多くのメリットがありますが、上司の視点に合わせた価値の提示が必要です。
この記事では、Kintone導入に上司が後ろ向きな主な理由と対策を詳しく解説しています。
なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。
Kintone導入に上司が後ろ向きな主な理由と対策
上司がKintone導入に前向きな姿勢を示さない理由は以下のようにさまざまです。それぞれの理由を把握し、適切な対策を立てることで、上司の理解を得やすくなるでしょう。
理由 | 主な対策 |
予算 | 費用対効果の具体的な算出と訴求 |
必要性を感じない | 上司の評価軸や成果に直結するメリットの提示 |
改善に興味がない | 説得は困難な場合があり、アプローチの見直しも検討 |
ここからは、それぞれの理由と具体的な対策について詳しく説明します。
予算の関係で前向きではない場合
上司が予算の関係でKintone導入に前向きにもてない場合は、多くの場合、Kintoneがもたらす価値が相手に十分に伝わっていないことが原因です。Kintone導入の効果を明確に示し、具体的な費用対効果を訴求することが重要になります。
例えば、A業務に人件費として約50時間かかっている場合、Kintoneを導入することで約15時間に削減できるとします。これにより約35時間の作業時間を削減できる計算です。
上記を人件費に換算すると、最低でも月10万円以上の費用削減が見込めます。Kintoneを導入すると、A業務以外にも効率化の余地があるため、さらに多くの費用削減につながる可能性もあります。
このように、Kintoneの導入費用を何年で回収し、それ以降はプラスになるという形で、費用対効果を訴求するとよいでしょう。
ただし、費用対効果を訴求する際は、都合の良い数字を出さないよう注意が必要です。都合の良い数字は逆効果となり、上司は話に耳を傾けてくれなくなります。
具体的に何が課題であり、Kintoneがその課題を解決できることを示し、Kintoneを導入したいがためにこじつけのような理由や都合の良い解釈をしないよう気をつけなければなりません。
Kintoneの必要性を感じていない場合
Kintoneの必要性を感じていないため上司が前向きにもてない場合は、なぜ必要性を感じていないのかを考察する必要があります。例えば、業務改善よりも新規事業開発に重点を置いている開発部の責任者にとっては、業務改善よりもデータの一元化や分析ができることの方が価値があると感じるかもしれません。
そのため、単に業務時間の削減を訴えるのではなく、データ一元化によるメリットと、実現するための具体的な実施案としてKintoneを提案します。上司も成果を出し、評価されたいという気持ちは変わりません。そのため、その上司が評価されるポイントはどこにあるのかを見極め、Kintoneがその評価につながることを示すと良いでしょう。
この際は、上司の視点からどのようなことをすると喜ぶのかをリサーチすることが大切です。
Kintone導入は最終的にリスクを伴うため、上司は自身の出世に直結しないリスクを取りたくないと考えます。Kintone導入がリスクに見合うリターンを上司自身にもたらすことを訴求すると良いでしょう。
改善自体に興味がない場合
上司がそもそも改善自体に興味がなく、Kintone導入に前向きにもてないケースも存在します。このような場合、上司を説得することは非常に困難であるといえます。これは価値観の問題であり、すべての人の価値観をKintone導入の方向へ合わせることはできないためです。
上司によっては、面倒なことを避けたいと考えていたり、Kintoneによる情報の一元化が上司にとって都合が悪いと感じていたりする可能性もあります。このような状況では、Kintone導入を進めるのは極めて難しいといえるでしょう。
Kintone導入を承認してもらえず悩む方は多いですが、できることは試してみる姿勢が大切です。しかし、どれだけ努力しても説得が不可能な場合も存在します。その場合は、ある程度の割り切りも必要になることも理解しておくべきです。
kintone導入に後ろ向きな上司がいる方はペパコミ株式会社へご相談ください
kintone導入に上司が後ろ向きな理由は、予算、必要性の理解不足、改善への関心の有無など多岐にわたります。
それぞれの理由に応じた説得方法を用いることで、上司の理解と承認を得る可能性が高まります。特に重要なのは、費用対効果を具体的に示すことや、上司の評価軸に合わせた提案を行うことです。
ただし、すべてのケースで説得が可能とは限らず、場合によっては割り切りも必要になるため、状況に応じた柔軟な対応が成功の鍵となります。
なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。
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