【会計ソフト】kintoneと連携するのはfreeeとマネーフォワードどっちがいいの?

freeeとマネーフォワードどっちがいいの

kintone構築のペパコミ株式会社 小川 喜句です!

最近kintone構築相談だけでなく会計ソフトの相談もよくされます。

特にkintoneと連携する上でどの会計ソフトがいいか?ということは特に聞かれます!

 

会計ソフトで一般的なのは今の時代

・弥生会計

・freee

・マネーフォワード

このあたりを聞くことが多いのではないでしょうか。

今日はそのうちkintoneと連携出来るプラグインを提供しているfreeeとマネーフォワードについて執筆しています。

ペパコミではどちらの連携も実績としてありますので、その上で率直にメリデメを書いていきます。

目次

freee for kintoneについて

freee for kintone

freeeとkintoneは連携することが出来ます。

freee社が提供しているfreee for kintoneプラグインを使うことで連携出来ます。

freee for kintoneの料金

freee for kintoneの料金は無料です。

但し freee for kintoneを使うためには、freeeのプロフェッショナルプラン以上じゃないと使えません。

freeeのプロフェッショナルプランは47,760円/月です。

元々プロフェッショナルプランを使う企業でしたら問題ないですが、そうではない中小企業だとその下のプランが4,000円前後なので、kintoneと連携するために10倍近くのランニング費用が掛かる計算になります。

freee for kintoneで出来ること

・freeeに登録されているマスタ情報をkintoneのレコードとして保存

・kintone上の取引先の情報を連携しfreeeへ新規作成・更新

・kintone上で作成した見積・請求書をfreeeへ連携
・複数のレコードをまとめて連携し、見積・請求書の一括作成
・会計freee見積・請求書のステータスをkintoneに同期

・kintone上の請求情報をfreeeへ連携し経費申請を作成

・kintone上の振替伝票をfreeeへ連携

・会計freee貸借対照表・損益計算書を連携しkintoneに レコードとして保存

ペパコミのfreee for kintoneを使ってみた感想

お客様へ導入した事例がありますので、それらを踏まえて率直な感想(メリットデメリット)を書きます!

かなりぶっちゃけます!

freee for kintoneのメリット①連携項目が多い

マネーフォワード for kintoneは見積・請求・入金の連携しか出来ませんが、

freee for kintoneは振替伝票や経費精算なども連携が出来ます。

kintoneと会計データをキレイに揃えたいという会社には、必要な連携機能が揃っているのでいいなと思います。

freee for kintoneのデメリット①不具合・エラーが多い

とにかく謎なエラーが頻出します。

マニュアルが古いため、マニュアルがあまり意味がなくエラーが頻出します。

自力でエラー解消等していきますが、原因不明のエラーが出るため、社内にエンジニアがいる企業や保守してくれるベンダーが最低限いないと運用が難しいレベルです。

freee for kintoneのデメリット②freee社の対応が悪い

上記のように原因不明のエラーが頻出するため、スクショ等を細かく撮ってfreee社へ問い合わせるも、基本的にレスポンスは悪いです。

大体1~2週間くらいはレスがない。

またfreee社内にfreee for kintoneについて理解が深い人がいないため、返答が来ても解決しないケースが大半

freee for kintoneのまとめ

かなりディスってるように見えたらごめんなさい。

正直freee for kintoneは運用としてまわすにはハードすぎてオススメしていません。

社内にシステム開発の体制が整っているのであれば、連携範囲も広いですしオススメかと思います。

しかし整っていなければ、あまりオススメしません。

 

弊社でもfreee for kintoneを導入して気付いた点ですが、本当に大変でしたし現状なんとか運用がまわっているのでいいですが、今後他のお客様にfreee for kintoneを積極的に提案することは現時点でありません。

 

freee社がfreee for kintoneについての理解がほぼないという点が致命的かなと思っております。

今後の改善に期待です!

 

マネーフォワード for kintoneについて

マネーフォワード for kintone

ということでfreee for kintoneの紹介かと思いきや、壮絶な辛口評論からスタートして若干引かれているんじゃないかなと思いつつ気にせず進めます。

次はマネーフォワード for kintoneです。

マネーフォワード for kintoneの料金

マネーフォワード for kintoneの料金は180,000円/年(15,000円/月)です。

freee for kintoneの1/3の費用で使うことが出来ます。

まず価格面ではマネーフォワード for kintoneのほうが優位ですね。

 

但し別途マネーフォワード会計自体の契約は必要ですので、ご了承下さい。(月3,000円~5,000円)

マネーフォワード for kintoneで出来ること

・取引先データの連携

・kintone上で作成した見積・請求書をマネーフォワードへ連携

・マネーフォワード上で消込した入金データをkintoneへ連携

ペパコミのマネーフォワード for kintoneを使ってみた感想

お客様へ導入した事例もありますし、マネーフォワード for kintoneは弊社でも利用していますので、それらを踏まえて率直な感想(メリットデメリット)を書きます!

マネーフォワード for kintoneのメリット①シンプルな設計

freee for kintoneほど細かく連携出来ませんが、それが故にシンプルな連携設定です。

そのため、freee for kintoneとは異なり、社内にシステム開発体制が整っていなくてもkintoneとマネーフォワードの連携設定が出来るかと思います。

マネーフォワード for kintoneのメリット②価格が安い

freee for kintoneに比べてランニングコストが1/3は大きなメリットかと思います。

マネーフォワード for kintoneのメリット③サポート体制が万全

マネーフォワード for kintoneを提供しているキャップドゥ様とペパコミのような代理店がサポートしますので、freeeとは異なり運用上の不安などは少ないです。

マネーフォワード for kintoneのメリット④請求・入金連携で十分

実際kintoneで多くの管理をしているので、会計連動したいのは請求書と入金連動くらいです。

そう考えるとマネーフォワード for kintoneは非常にバランスがよく、freee for kintoneと比較して機能が少ないように感じますが、会計ソフト本来のあり方を考えると十分かなと思います。

マネーフォワード for kintoneのデメリット①連携項目が少ない

見積・請求・入金部分の連携しかないので、freeeに比べると連携項目が少ないです。

マネーフォワード for kintoneのデメリット②API連携が出来ない

freeeに比べマネーフォワードは連携機能が柔軟ではないため、開発で出来る範囲が狭いです。

そのため、freee for kintoneのように経費も連動したい!という場合は別途RPAなどを使って自動化する必要があります。

マネーフォワード for kintoneのまとめ

マネーフォワード for kintoneは非常にシンプルな設計で個人的にはkintoneの思想に近いので非常にオススメです。

今後ペパコミでは会計ソフトはマネーフォワードを推していきますので、youtubeでも活用事例は載せていこうと思います!

まとめ

freee for kintoneは IPOを目指すなど内部統制をしっかり行いながらも、管理の軸はkintoneに置きたい会社にオススメ

マネーフォワード for kintoneは基本的な会計管理はマネーフォワードで、それ以外はkintoneで という会社にオススメです。

 

freeeはカジュアルで柔軟性の高さが売りな会計ソフト

マネーフォワードは安定性の従来の会計ソフト(弥生の思想に近い)

 

とそれぞれ特徴が異なりますが、本来会計ソフトに持たせる機能で考えると、kintoneと連携前提ではマネーフォワードのほうがコスト的にも運用的にもオススメです。

何よりfreee for kintoneはエラー頻出が基本だと考えて、社内でその体制を整えるかベンダーに保守をお願いする余裕がないとオススメはしません。

逆を言えばその体制が整って且つ内部統制をしっかり行い、kintoneと会計の数字を一致させたいなら、freee for kintone一択かと思います!

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