「業務ごとに使うと効率化が図れるアプリを一覧で知りたい」
「アプリを一覧する方法について知りたい」
このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
kintoneのアプリを実装すると、各業種によって多くの場面で業務効率化を測れる可能性があります。
本記事では、kintoneアプリについてだけでなく、業務別に解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
もしkintoneの特徴やできることについて詳細を知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。
関連記事:サイボウズ社のkintone(キントーン)とは?機能や特徴をわかりやすく解説
また、ペパコミ株式会社では、kintoneの導入サポートを無料で行っております。導入に関することから改修内製化までの相談ができるため、業務をより効率的に行えるようサポートいたします。
kintone(キントーン)のアプリ機能とは?
kintoneのアプリは、ビジネスにおけるデータ管理と業務効率化を支援するプラットフォームです。
簡単な操作でアプリを作成し、業務場面に合わせてカスタマイズできます。また、ワークフローを自動化も可能であり、リアルタイムでの共同作業も可能です。
さらに、モバイル端末でも利用可能であり、いつでもどこでも業務を行うことができます。結果として、さまざまな業種や部門で幅広く活用され、組織全体の生産性向上に貢献しているツールです。
kintone(キントーン)の無料サンプルアプリ・プラグイン一覧【業務別】
本項では、kintoneの無料サンプルアプリとプラグインを以下9つの業務別に分けて解説しています。
- 営業・セールス
- 顧客サービス・サポート
- 総務・人事
- 調達・購買
- 情報システム
- 開発・品質保証
- 広報・マーケティング
- 法務・知財
- 部門共通
業務によって得られる利点が異なりますが、気になる部分を抽出して参考にしてみてください。
営業・セールス
営業・セールス分野における代表的なサンプルアプリは、以下の3つです。
- 案件管理
- 日報
- アルコールチェック記録アプリ
それぞれのアプリについて簡単に説明します。
案件管理
案件管理は、個々のリードに対して、進捗や重要度だけでなく、対応履歴も記録できるアプリです。進捗状況の把握や担当者の引継ぎが効率的に行えます。
また、売上やリード数、進捗状況などをグラフ化でき、報告や進捗確認が手軽に行えるのも特長です。
日報
日報は、業務内容や週報事項、感想などを記録するアプリです。このアプリは、単なる記録だけでなく、コメント欄を通じて週報へのフィードバックや内容についての議論ができます。
インターネットに接続されていれば、外出先からでも週次レポートの作成や閲覧が可能です。
アルコールチェック記録アプリ
アルコールチェック記録アプリは、商談前の活動を記録するアプリです。スマートフォンやタブレットから手軽に記録を入力できます。入力後はリアルタイムにデータが保存され、管理者はいつでもどこでもデータの確認ができます。また、kintoneに登録されたデータをもとに、月間の活動回数などをグラフ化も可能です。
顧客サービス・サポート
顧客サポート領域の代表的なサンプルアプリは、以下の3つです。
- アンケート
- 問い合わせ管理
- 障害対応管理
それぞれのアプリについて詳しく説明します。
アンケート
アンケートは、顧客にアンケートを提供し、回答を蓄積・集計できるアプリです。アンケート結果をグラフ化する機能も備えており、結果の集計・分析も簡単に行えます。また、Webフォーム作成サービス「フォームブリッジ」と連携することで、回答をアンケートアプリに自動的に蓄積もできます。
問い合わせ管理
問い合わせ管理は、顧客からの問い合わせ内容や対応履歴を記録するものです。状況をグラフ化することで、対応が完了していない問題を常に把握できます。さらに、対応履歴の時系列記録機能を活用することで、ノウハウの蓄積と共有が可能です。
障害対応管理
障害対応管理は、障害や問い合わせの対応状況を記録し、関係者間での連絡や相談を円滑に行うことができます。JavaScriptサンプルコードを活用することで、ステータス変更と同時に自動的に作業完了時刻や担当者を更新するカスタマイズが可能です。
総務・人事
総務・人事分野の主要なサンプルアプリは以下の3つです。
- FAQ
- 物品購入申請
- エントリーシート管理
それぞれのサンプルアプリについて詳しく説明します。
FAQ
FAQは、社内のよくある質問と回答をFAQ形式で登録できるアプリです。社内全体で利用することで、従業員からの問い合わせ対応時間を削減する効果があります。
このアプリでは、「総務」や「人事」など、カテゴリーごとに質問を分類でき、絞り込み表示が可能です。質問と回答に加え、手続きのための関連サイトや資料のURLを掲載し、関連リソースへ誘導する機能もあります。
物品購入申請
物品購入申請は、必要な物品を事前に申請できるアプリです。社外からでもkintoneにアクセスして確認や処理が可能なため、外出が多い管理職や現場職の方でも確認できます。
申請結果は一覧で表示され、申請者やタイトル、合計金額、処理状況などが一目で確認できる機能があります。
エントリーシート管理
エントリーシート管理は、人事部が新卒採用や中途採用のエントリーシートを管理するためのアプリです。
このアプリは、応募者のデータを一元管理し、レコードごとにアクセス権を設定できるため、情報の閲覧範囲を制限できます。また、サードパーティ製品との連携により、応募者がWeb上で直接応募したデータを即座にアプリに反映が可能です。
調達・購買
調達・購買分野の主要なサンプルアプリは以下の3つです。
- 仕切値管理
- 作業依頼申請
- 材料データ資料管理
それぞれのサンプルアプリについて詳しく説明します。
仕切値管理
仕切値管理は、顧客ごとに販売商品とメーカーから卸売業者への仕切値を管理できるアプリです。このアプリは、顧客ごとの仕切値を管理するほか、同一顧客に販売した別の商品や、同じ商品を購入している他の顧客を「同一顧客一覧」や「同一商品一覧」で確認できます。
さらに、顧客マスタと商品マスタをルックアップ機能で連携することで、顧客情報や商品情報を簡単に入力できます。
作業依頼申請
作業依頼申請は、他部署や他チームに作業を依頼するためのアプリです。社外にいても常に作業依頼ができるようになります。このアプリでは、担当者に「申請中」といったステータスを付けることで、作業依頼の申請/承認や進捗状況の管理が可能です。
また、コメント機能が依頼に関連付けられているため、情報が分散することなく一元管理できます。
材料データ資料管理
材料データ資料管理は、材料ごとの図面や、原材料の入荷から出荷までの各工程の管理特性や管理方法を記載したQC工程図などを一元管理するアプリです。このアプリは、分散しがちな図面のほか、試験データに基づく信頼度や寿命、故障率などの結果を示す信頼性試験結果などの資料を管理できます。
また、材料名や設計品名、担当者情報などを一元管理することで、トラブル発生時にも迅速に必要な資料へアクセスできることが特長です。
情報システム
- セキュリティインシデント管理
- 毀損・紛失物管理
- プロジェクト管理
ここから、それぞれのアプリについて詳しく説明します。
セキュリティインシデント管理
セキュリティインシデント管理は、社内で発生したセキュリティインシデントを管理するためのツールです。
インシデントが登録されると、即座にセキュリティ担当者に通知され、対応状況を追跡できます。これにより、対応漏れの防止が可能です。
さらに、このアプリでは、マルウェアの感染や機密情報の漏洩、Webサイトの改ざんなど、インシデントの種類を集計・分析する機能も備わっています。
毀損・紛失物管理
毀損・紛失物管理は、社内で発生した毀損や紛失物を管理するためのツールです。
単に毀損・紛失者や対象物を管理するだけでなく、対応策の記録も行えます。毀損・紛失によるコストを算出できるため、来期の予算編成にも役立ちます。
このアプリの利点は、発生した事象に対する対策の管理と、コスト分析を通じて将来の予算計画に活用できる点です。
プロジェクト管理
プロジェクト管理は、プロジェクトの進行状況を管理するためのツールです。プロジェクトの構成やスケジュール、費用などを記録し、各プロジェクトの進行状況をリアルタイムで把握できます。
さらに、担当者ごとのプロジェクト数を円グラフで表示することで、誰がどのくらいの案件を担当しているのかを即座に確認できます。
<h3>開発・品質保証</h3>
開発・品質保証分野の代表的なサンプルアプリは、以下の3つです。
- ソフトウェア開発管理
- オープンソースライセンス管理
- 不具合対策管理
ここから、それぞれのアプリについて詳しく説明します。
ソフトウェア開発管理
ソフトウェア開発管理は、ソフトウェア開発プロジェクトの情報を一元管理するツールです。開発体制やスケジュール、予算などの情報を統合して管理できます。
オープンソースライセンス管理
オープンソースライセンス管理は、自社の製品やサービス、および社内で利用するシステムに関するライセンスを管理するためのツールです。
オープンソースライセンスは、ソフトウェアのソースコードを自由に入手、改変、再配布できることを許諾する契約書で、開発部門が使用するオープンソースライセンスを登録し、適切に取り扱うためのルール設定できます。
不具合対策管理
不具合対策管理は、製品に不具合が発生した際に顧客へ報告する内容を社内で共有するためのツールです。
顧客や案件ごとに不具合の発生日や内容、不具合対策を一覧で管理・共有できる利点があります。また、上司への対策内容の申請と承認といったワークフローをアプリ内で完結させることができます。
広報・マーケティング
広報・マーケティング分野における代表的なサンプルアプリは、以下の3つです。
- セミナー参加者名簿
- 自社セミナー管理
- ロゴ・画像データ管理
ここから、それぞれのアプリについて詳しく説明します。
セミナー参加者名簿
セミナー参加者名簿は、セミナーの参加者を管理するためのツールです。開催日や出欠情報で絞り込みができるため、各開催日の申込状況を簡単に確認できます。
また、出席状況を記録しておくことで、各セミナーの参加率を集計が可能です。
自社セミナー管理
自社セミナー管理は、自社開催のセミナーの内容や参加者数を管理するツールです。各セミナーの内容や集客数を一元的に管理できます。
さらに、過去に開催した同様のセミナーの回数や日時を紐づけて確認できる機能も備えています。
ロゴ・画像データ管理
ロゴ・画像データ管理は、製品のロゴや画像データを一元管理するためのツールです。ファイルをダウンロードせずに、スライドショー形式で画像を確認できます。
最新バージョンのみを絞り込んで表示する機能があり、全社で常に最新のデータを共有できる点が大きなメリットです。
法務・知財
法務・知財分野の主なサンプルアプリは、以下の3つです。
- 就業規則管理
- 著作権情報管理
- 商標・特許管理
それぞれのアプリについて詳しく説明します。
就業規則管理
就業規則管理は、労働規則の管理を目的とした社会保険労務士事務所向けのツールです。
このアプリでは、就業規則の作成や改訂、提出に必要な情報を一元管理でき、紙やデジタルデータで散在していた情報をまとめて整理できます。
著作権情報管理
著作権情報管理は、製品パッケージなどに使用される著作権情報を管理するためのツールです。
このアプリを使うことで、著作権の基本情報や使用されている製品情報を確認でき、日付やカテゴリごとに情報を並べ替えることが可能です。
商標・特許管理
商標・特許管理は、商標や特許の出願情報、費用、履歴を一元管理できるツールです。
出願番号や名称、ステータス、仮払金額などの情報をまとめて管理し、継続中や完了した商標や特許のみを絞り込んで表示する機能も備えています。
部門共通
部門共通で活用できる主なサンプルアプリは、以下の3つです。
- ファイル管理
- 出張申請
- 交通費申請
それぞれのアプリについて詳しく説明します。
ファイル管理
ファイル管理は、文書や提案資料、画像などのファイルを共有するためのツールです。
このアプリの特徴は、キーワード検索でファイルの内容まで検索できる点です。これにより、データ量に関わらず必要な情報に迅速にアクセスできます。
出張申請
出張申請は、社員が出張する際に発生する交通費や宿泊費などの立替金を申請するためのツールです。
このアプリでは、出張前に申請するだけでなく、出張中や後に発生した立替金も簡単に申請できる機能が提供されています。
交通費申請
交通費申請は、業務で発生する交通費の立替金を申請するためのツールです。
1日に複数の移動があった場合でも、利用した交通費を登録するだけで、合計金額を自動計算できる利便性があります。
kintone(キントーン)のアプリを一覧表示させる方法
本項では、kintoneのアプリを一覧表示させる方法について解説します。
まず、kintoneにログインし、ホーム画面にアクセスします。ホーム画面には、ユーザーがアクセス可能なすべてのアプリが表示されるので、この画面から直接アプリを選択可能です。
さらに、画面上部にある「アプリ」メニューをクリックすると、すべてのアプリがカテゴリごとに整理された一覧が表示されます。この一覧は、名前順や作成日順などで並べ替えることも可能です。
また、検索バーを使って特定のアプリを素早く見つけることもできます。これにより、ユーザーは必要なアプリを迅速かつ効率的に見つけ出し、業務をスムーズに進められるのでぜひ試してみてください。
kintone(キントーン)のアプリ一覧をCSV形式で取得する方法
本項では、kintoneのアプリ一覧をCSV形式で取得する方法について説明します。
まず、kiñtoneにログインし、目的のアプリを開きます。次に、画面右上にある「アプリの設定」アイコンをクリックします。表示されたメニューから「設定」を選択し、「フィールド」セクションに進みます。
ここで、エクスポートしたいフィールドを確認し、必要に応じて調整します。準備が整ったら、画面上部にある「アプリの設定」メニューに戻り、「データ」セクションに進みます。そして、「エクスポート/インポート」オプションを選択します。
エクスポート画面が表示されたら、エクスポート形式として「CSV」を選択し、必要に応じてフィルター条件や出力するフィールドを設定します。すべての設定が完了したら、「エクスポート」ボタンをクリックします。これにより、選択したデータがCSV形式でダウンロードされます。
このCSVファイルには、指定したフィールドのデータが含まれており、他のシステムでの利用やバックアップなどに活用できます。
参考:https://jp.cybozu.help/k/ja/admin/app_admin/download_app_list.html
kintone(キントーン)のアプリについてわからないことは詳しい人に相談しましょう
ここまで、kintoneのアプリ一覧について詳しく解説してきました。業務に合ったアプリの導入で、業務効率化が見込めることが分かったと思います。
しかし、更に詳しい内容や実際の使い方で疑問点をお持ちの方は、詳しい人に相談することをおすすめします。
ペパコミ株式会社では、kintoneの導入サポートを無料で行っております。導入に関することから改修内製化までの相談ができるため、業務をより効率的に行えるようサポートいたします。
コメント