「建設業の業務は紙やExcelでの管理が多くて手間がかかる」
「現場と事務所の情報共有がうまくいかず、どれが最新データなのかわからない」
建設業の業務管理で、このようなお悩みをお持ちではありませんか?
実は、電気・空調工事業者の株式会社ダイデンテクノス様も、かつては同じような課題を抱えていました。しかし、kintoneを導入したことで、業務を効率化し、働きやすい環境が実現したとのこと。
この記事では、どのようにkintoneを活用し、数々の課題を解決していったのかをペパコミの竹谷がお届けします。リアルな声をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください!
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kintone(キントーン)で建設業の課題を解決した株式会社ダイデンテクノスとは
ペパコミ竹谷:専務、本日は取材を受けていただきありがとうございます。あらためて、ダイデンテクノス様がどういう会社なのか教えていただけますか?
専務:横浜市都筑区に拠点を置く、一般の電気工事会社です。1985年の創立以来、小規模な建築物から「ららぽーと横浜」のような大型複合商業施設まで、幅広く手がけています。
ペパコミ竹谷:大きな商業施設も手がけておられるんですね。kintoneを導入したあと、業務の進め方に変化がありましたか?
専務:特に総務部の若い社員たちが、ボリュームが大きい業務をうまく簡素化しています。コロナをきっかけに導入し、今では総務部とkintoneが「縁の下の力持ち」になって社内を支えてくれています。

kintone導入を決めた背景
ペパコミ竹谷:次は担当者の方々に、kintoneの詳しい使い方などを伺いたいと思います。まずは、kintoneを導入した背景をお聞かせいただけますか?
ご担当者様:当時は、必要な情報が紙やExcelでバラバラに管理されており、以下がリアルタイムで把握できていなかったことが課題でした。
- 現場の労務費や人員配置
- 作業着や工具などの在庫管理
- 出退勤の正確な管理
- 従業員名簿や現場情報
把握する際は、事務所に戻って確認したり担当者に電話で聞いたりしていましたが、「作業当日に作業日報を把握できず、翌月に作業の詳細が初めて分かる」といった状況でした。
ペパコミ竹谷:そんななかで、kintone導入の決め手はどのような点でしたか?
ご担当者様:ペパコミさんの手厚いサポート体制です。また、自社でアプリを作ると費用がかかると分かったので、システムの内製化ができるkintoneを選びました。
ペパコミさんには何かあったときに相談できるので、導入して時間が経った今でも心強い存在です。
ペパコミ竹谷:そのようにおっしゃっていただき、とてもうれしいです!

kintoneでここまでできる!建設現場の6つの活用術
ペパコミ竹谷:導入後に解決した点を具体的に教えていただけますか?
ご担当者様:課題として挙がっていた以下の点です。
- 各現場の人数や労務費などが、一括管理できるようになった
- 作業着・工具類の在庫管理も、即時に確認できるようになった
- 作業日報や請求書・注文書などを、一元管理できた
- スケジュールや各現場の見積もりや契約状況も、まとめて管理できるようになった
公開できる範囲内にはなりますが、実際に使っているシステム画面をご覧いただきながら、詳しく紹介します。
活用術1:各現場の人員・労務費の一括管理
ご担当者様:各現場の人員配置については、こちらのポータル画面で、各現場の今日入った人数と昨日入った人数を一覧にしてまとめています。

以前は月末まで分からなかった各現場の人員状況が、今ではkintoneのポータル画面を開けば一目で分かるようになりました。
現場担当者が日々入力した作業日報のデータが自動で集計される仕組みで、会社名や日付で絞り込めば、「昨日何人、今日何人入っているか」もリアルタイムで把握できます。

ご担当者様:このシステムによって、確認したい情報をすぐ確認できるようになりました。
活用術2:作業着・工具類の在庫管理
ご担当者様:システム画面をお見せできないのですが、事務所にある作業着や工具の在庫も、kintoneで管理しています。
以前は担当者が倉庫まで見に行かなければ分からなかった在庫数が、今では自席のパソコンやスマートフォンからいつでも確認できます。これにより、むだな発注を防ぎ、備品管理にかかる手間を大幅に削減できました。
活用術3:請求書や注文書など紙資料のデジタル化
ご担当者様:kintoneによって、紙資料のデジタル化も行いました。例えば請求書は、以下で確認できるようにしています。


ペパコミ竹谷:この請求は、ダイデンテクノス様が他社へお支払いするものですか?
ご担当者様:はい。そのとおりです。検索ができるので、「請求する会社名」「支払い月」で絞り込めば、今月の支払いがすぐに確認できます。

ご担当者様:注文書は「取引関係」というアプリで元請けと労務で分けていて、検索すると元請けの注文書が表示されます。

ペパコミ竹谷:注文書を作るときも、帳票の出力はkintoneから行っていますか?
ご担当者様:はい、kintoneで行っています。「日付」「発注日」「会社名」「現場名」などの情報をkintoneに入力しておくと、ボタンを押せば紙で出力もできますし、契約したものをPDFにして添付することも可能です。

活用術4:スケジュール管理
ご担当者様:「スケジュール」を管理するアプリでは、事務所にいる社員の外出予定を入力しています。予定者が、日付、予定者、時間、場所など自身の予定を入力するので、誰でも把握できるようになりました。

ご担当者様:朝、直接現場に向かっている場合でも、その日は事務所には出社してこないと分かるので、社内の連携が取りやすくなりました。
活用術5:従業員名簿の管理
ご担当者様:従業員名簿も、総務が見られるものと、誰が見ても問題ないものを2つ作成しました。誰でも閲覧できる名簿には、主に以下を入力しています。
- 名前
- 従業員番号
- 所属部署
- 生年月日
- 仕事用のメールアドレス

ご担当者様:住所や保有資格、緊急連絡先などプライベートな情報は別の名簿にまとめ、管理者だけが閲覧できるようにしています。
活用術6:現場情報の把握
ご担当者様:案件管理については、「現場情報」というアプリで、各現場の見積もり状況や契約状況などを確認できるようにしました。
- 現場名
- 現場住所
- 直近上位の企業
- その現場に必要な書類

ペパコミ竹谷:建設業界は、現場に必要な書類がとても多いそうですね。
ご担当者様:おっしゃるとおり、数が多いだけでなく、現場によってまったく違うこともあり複雑です。kintoneで、「本工事の決定」「依頼中」などの状況を把握したうえで、見積もりの金額や見積書を添付できるようになったので、一元管理できています。
kintone導入後に直面した課題
ペパコミ竹谷:今でこそkintoneを使いこなしているものの、新しいシステムの導入は一筋縄ではいかなかったと伺いました。
ご担当者様:新しいシステムを導入すると、日々の業務に加えてタスクが増えるため、一部の方からなかなか協力が得られないという課題がありました。そこで、例えば、出退勤の打刻をしてくれない方には、毎日根気よく声がけを続けた結果、協力いただけるようになりました。

ペパコミ竹谷:今までのやり方が変わるのは、誰でも戸惑うものだと思います。社内全体から協力を得るためには、丁寧なコミュニケーションが大切なんですね!
kintoneは建設業の未来を変える!
株式会社ダイデンテクノス様は、kintoneを導入することで、これまで紙やExcelでバラバラに管理されていた情報を一元化し、業務効率を大幅に向上させることに成功しました。
特に以下は、多くの建設業が抱える課題ではないでしょうか?
- 現場ごとの人員・労務費のリアルタイム把握
- 作業日報や請求書、各種書類のペーパーレス化
- 案件情報や従業員情報、スケジュールの全社共有
ダイデンテクノス様のように、会社全体で前向きにDXに取り組む姿勢と、それをサポートするツールの活用が、これからの建設業界で生き残るためのポイントとなりそうです!
「うちの会社も業務を効率化したい」「kintoneについてもっと詳しく知りたいと思われた方は、ぜひ一度ペパコミまでご相談ください。貴社の課題に寄り添った最適な解決策をご提案いたします!





