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kintoneアプリは「使いづらい」?現場の声から生まれた解決策『ちょっと便利なプラグイン』

kintoneの標準機能だけでは、どうしても避けられない利用上のストレスが存在します。特に、毎日使うような利用頻度の高いアプリでは、こうした小さなストレスが積み重なり、現場の負担につながってしまう可能性があります。

この記事ではkintoneプラグイン「ちょっと便利なプラグイン」について詳しく解説します。

なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。

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また、本記事の内容はプラグインの本来の目的や全ての使い方を網羅しているわけではない可能性があることを理解しておきましょう。実際にプラグインを導入する際は、提供元が公開している公式情報なども合わせて確認することをおすすめします。
あくまでこんなことが出来るんだ。というイメージをしてもらう目的で記事にしていることをご了承下さい。

現場で感じるkintoneアプリの使いづらさとは 

現場で感じるkintoneアプリの使いづらさとは 

kintoneの標準機能には、アプリを便利に使う上で主に以下の課題点があります。

  • 文字列複数行フィールドの課題
  • テーブル機能の課題
  • 時刻入力フィールドの課題

現場の担当者様からよくお聞きする具体的な例を基にご紹介します。

文字列複数行フィールドの課題 

文字列複数行フィールドの課題 

kintoneの文字列複数行フィールドは、入力内容が増えると縦方向にどんどん伸びていきます。

例えばお客様から来たメールの内容を貼り付ける場合など、大量のテキストを入力するとフィールドが非常に長くなり、その下にある他の情報を見るためには何度もスクロールする必要が出てきます。これは情報の全体像を把握しづらくする一因となります。

テーブル機能の課題

テーブル機能の課題

テーブル機能も、行数が増えるにつれて使いづらさを感じやすい部分です。特に「この項目は何を入れるんだっけ?」と、テーブルのヘッダー(見出し)が画面上部で隠れてしまうと、データ入力時にどこに何を入力すれば良いのか分からなくなってしまいます。

その都度、画面を上までスクロールして見出しを確認し、また入力位置までスクロールし直す、という手間が発生します。

これはExcelのウィンドウ枠固定のような機能がkintoneには標準で備わっていないために起こる問題です。また、テーブルが横に長い場合、新しい行を追加するための「+」ボタンが右端にあるため、スクロールしないとボタンが表示されないといった課題もあります。

時刻入力フィールドの課題 

時刻入力フィールドの課題 

時刻入力フィールドも、現場から使いづらいとの声があがることがあります。

デフォルトの設定が0時スタートになっているため、実際に利用する時間帯まで開くのに手間がかかる場合があります。

日報のように、時間を記録する機会が多いアプリでは、このちょっとした操作が毎日のストレスにつながってしまうことも考えられます。

こうした課題は、kintoneを普段からよく利用している方ほど、「そういうものだ」と慣れてしまっているかもしれませんが、初めてkintoneを使う方や、特定のアプリを頻繁に利用する現場の担当者様にとっては、地味ながらも大きな負担となる場合があります。

「ちょっと便利なプラグイン」がkintoneアプリの使いやすさをどう変えるか 

「ちょっと便利なプラグイン」がkintoneアプリの使いやすさをどう変えるか 

「ちょっと便利なプラグイン」をkintoneアプリに適用することで、先ほど挙げたような課題を解消できます。

  • 文字列複数行フィールドの改善
  • テーブル利用時のストレス軽減
  • 時刻入力フィールドの改善
  • その他の隠れた便利機能

上記を改善すると、kintone標準機能における使いづらさを解消し、現場の担当者様がよりストレスなくアプリを利用できるようになります。

文字列複数行フィールドの改善 

文字列複数行フィールドの改善 

「ちょっと便利なプラグイン」を適用すると、文字列複数行フィールドの表示方法が変わります。

入力された内容が枠の中に収まるように固定され、枠からはみ出る部分は枠内でスクロールして確認可能です。

これにより、文字列複数行フィールドの下にある他の項目が隠れてしまうことがなくなり、アプリ全体の縦スクロール量を減らせます。

テーブル利用時のストレス軽減 

テーブル利用時のストレス軽減 

テーブルの各行に縞模様がつくようになり、視覚的に行を区別しやすくなるため、入力間違いを防ぐのに役立ちます。

さらに、編集画面ではテーブルの見出し行が固定表示されるようになります。これにより、どれだけ行が増えても、今入力している項目が何であるかを常に確認しながら作業を進められるでしょう。

また、テーブルに行を追加したり削除したりするボタンが、データ入力エリアに近い位置に表示されるようになるため、横スクロールせずに操作可能です。

テーブルに行を追加したり削除したりするボタンが、データ入力エリアに近い位置に表示されるようになるため、横スクロールせずに操作可能

時刻入力フィールドの改善 

時刻入力フィールドも、より現場の利用実態に合わせた使いやすい設定に変更できます。「ちょっと便利なプラグイン」を使うと、時刻入力のスタート時間をデフォルトの0時から8時に変更できます。

また、時間の刻みを1時間単位に変更することも可能です。これにより、日中の会議時間やお客様への連絡時間などを入力する際に、素早く目的の時間にアクセスできるようになります。

なお、標準機能の30分刻みの設定を残しておくことも可能です。

その他の隠れた便利機能 

その他の隠れた便利機能 

「ちょっと便利なプラグイン」には、他にもアプリの使い勝手を向上させる機能が含まれています。

例えば、レコードを開いた際に、デフォルトで表示されるコメント欄を自動的に閉じておく機能があります。これは地味に感じるかもしれませんが、レコードを開くたびに手動でコメント欄を閉じている方にとっては、日々の作業負担を減らすことができる便利な機能です。

コメント機能自体を無効にせず、かつJavaScriptなどのカスタマイズ無しで実現できる点がメリットです。

このように、「ちょっと便利なプラグイン」は、kintoneの標準機能ではカバーしきれない、現場の担当者様が日頃感じている「ちょっとした使いづらさ」を解消するために役立ちます。

kintoneプラグイン「ちょっと便利なプラグイン」の導入メリットとコスト

kintoneプラグイン「ちょっと便利なプラグイン」の導入メリットとコスト

「ちょっと便利なプラグイン」は、使い勝手を改善するだけでなく、以下のように導入や運用においても大きなメリットがあります。

  • 豊富な機能と手軽な設定方法
  • コストパフォーマンスと導入方法

それぞれ解説します。

豊富な機能と手軽な設定方法 

豊富な機能と手軽な設定方法 

ちょっと便利なプラグインには、現在55個以上の細かな便利機能が搭載されています。そして、機能はアップデートによって今後も増えていく可能性があります。これだけ多くの機能がセットになっているにも関わらず、プラグインの設定画面は非常にシンプルです。

導入後、kintoneの設定画面で有効にしたい機能にチェックを入れるだけで設定が完了します。複雑な設定やプログラミング知識は一切不要で、誰でも簡単 に設定できます。

そのため、JavaScriptなどでカスタマイズする場合と比べて、圧倒的に導入のハードルが低いでしょう。

ただし、アプリ全体に機能が適用されるため、特定のテーブルだけ、特定のフィールドだけ、といったピンポイントな設定はできません。アプリ内の全ての該当フィールドに機能が適用される点にご留意ください。

コストパフォーマンスと導入方法 

コストパフォーマンスと導入方法 

「ちょっと便利なプラグイン」の価格は、買い切りで5万円(税抜)です。

カスタマイズ開発と比べると非常に安価に、kintoneアプリの使い勝手を大幅に改善できます。現場の担当者様にとっての使いやすさを向上させるという観点で見ると、費用対効果が非常に高く、重要な選択肢となり得ます。

導入をご検討の場合は、このプラグインを提供している会社から直接購入することも可能です。

まとめ

まとめ

kintoneは標準機能でも十分便利ですが、特定のアプリを毎日使う現場の担当者様にとっては、文字列複数行フィールドの長さ、テーブルの見出しの追従、時刻入力の初期値など、いくつかの使いづらさを感じる場面があることが分かりました。

「ちょっと便利なプラグイン」は、こうした現場の声を基にした細かな課題をまとめて解消できるプラグインです。豊富な便利機能がパッケージ化されており、価格は5万円の買い切りで、設定もチェックボックスを入れるだけという手軽さも魅力です。JavaScriptによるカスタマイズと比較しても、コストと導入の手軽さで優位性があります。

アプリの使い勝手を改善することは、現場の負担を軽減し、kintoneの利用促進にもつながります。

なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。

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