プラグイン

【kintone スペース】「こだわりkintone」プラグインでポータル画面を自由自在にカスタマイズ

kintoneは業務に合わせたシステムを簡単に構築できるプラットフォームですが、ポータル画面やスペースのトップ画面の見た目や配置は、標準機能だけではなかなか思い通りにならないと感じる場面もあるのではないでしょうか。

この記事では、株式会社ロジカルスタジオ様が提供されている「こだわりkintone」というプラグインについて、機能や活用方法、kintoneのUI/UXをどのように変えるのかを詳しくご紹介いたします。

なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。

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また、本記事の内容はプラグインの本来の目的や全ての使い方を網羅しているわけではない可能性があることを理解しておきましょう。
実際にプラグインを導入する際は、提供元が公開している公式情報なども合わせて確認することをおすすめします。
あくまでこんなことが出来るんだ。というイメージをしてもらう目的で記事にしていることをご了承下さい。

「こだわりkintone」を活用してkintoneスペース・ポータルを思い通りにカスタマイズする重要性

「こだわりkintone」を活用してkintoneスペース・ポータルを思い通りにカスタマイズする重要性

kintoneのポータルやスペースのトップ画面は、ユーザーが最初にアクセスする「顔」となる部分です。ここにどのような情報を配置し、どのように整理するかによって、日々の業務効率やkintoneの使いやすさが異なります。

ここでは、こだわりkintoneの機能について以下の5点について解説します。

  • 自由なデザインと機能
  • ウィジェットで情報を集約
  • 外部ツールとの連携を強化するiframe活用法
  • 複数アプリからデータを集計し表示
  • ユーザーや部署に合わせた最適な画面表示

多くの情報を集約したい、あるいは特定の情報に素早くアクセスできるようにしたいといった要望を実現するには、さらに柔軟なカスタマイズ機能が求められます。こうした背景から、ポータルやスペースのトップ画面をより柔軟に設定できる方法への注目が集まっています。

自由なデザインと機能

自由なデザインと機能

標準機能でも一定のカスタマイズは可能ですが、デザインの自由度や配置できる要素の種類には限りがあり、企業ごとの固有のニーズやデザイン要件に完全に応えることは難しい場合があります。

このプラグインを活用することで、これまでのkintoneの標準機能では難しかった、リッチで多様な情報が集約された画面を実現できます。

ウィジェットで情報を集約

ウィジェットで情報を集約

設定画面では、どのウィジェットを置くかを選択し、追加できます。

例えば、リッチテキストウィジェットを利用すれば、背景色を変更するなど、見た目を工夫してテキスト情報を表示できます。ショートカットアイコンウィジェットを使えば、画像を設定し、そこにURLを設定して配置することが可能です。

このショートカットアイコンの配置は、ドラッグアンドドロップで自由自在に調整できます。アプリ一覧ウィジェットでは、よく使うアプリのリンク一覧を表示でき、表示するアプリは選択できます。なお、グラフウィジェットを使えば、アプリ内のデータをグラフとして表示可能です。

これらのウィジェットを組み合わせると、必要な情報へのアクセス性を高め、視覚的にも分かりやすい画面を作成できます。

外部ツールとの連携を強化するiframe活用法

外部ツールとの連携を強化するiframe活用法

「こだわりkintone」の大きな特徴の一つに、iframeを活用した外部コンテンツの埋め込み機能があります。

これにより、kintoneの画面上に様々な外部情報を表示させることができます。

例えば、YouTube動画やGoogleマップの埋め込みが可能です。

YouTube動画やGoogleマップの埋め込みが可能

また、スプレッドシートやBIツールであるLooker Studioの埋め込みも実現できます。

外部で集計したBIツールのデータなどを、kintone画面上にがっつり表示させるという使い方もできます。

さらに、ウェブサイトの運用状況を確認できるサーチコンソールの情報をiframeで取得して表示させることも可能です。

このように、iframe機能を活用することで、kintone単体では表示できない外部の情報を一元化し、ユーザーが必要な情報を一つの画面で確認できるようになります。

複数アプリからデータを集計し表示

複数アプリからデータを集計し表示

グラフウィジェットを活用することで、「こだわりkintone」では、複数のアプリからデータを集計して一つのグラフとして表示することが可能です。

例えば、余日管理の例では、2つの異なるアプリから数字を取得してグラフ表示できます。

設定する際は、設定画面でまず一つのアプリを選択し、次に表示したいフィールドを選びます。同様の手順で別のアプリとフィールドを選択するだけで、異なるアプリに存在するデータを組み合わせてグラフ化可能です。

そのため、kintoneアプリ側で集計処理を行ったアウトプットを、ポータル画面で視覚的に分かりやすく表示できます。

ユーザーや部署に合わせた最適な画面表示

ユーザーや部署に合わせた最適な画面表示

「こだわりkintone」プラグインには、作成した複数の画面にアクセス権を設定できる機能があります。これにより、ユーザーがkintoneにログインした際に表示される初期画面を、そのユーザーが所属する部署などに応じて切り替え可能です。

例えば、営業部向けの画面には営業活動に関連するアプリ一覧や営業成績のグラフ、開発部向けの画面には開発進捗に関する情報や関連ツールのリンクなどを配置し、それぞれの部署メンバーに最適な情報だけが表示されるように設定できます。

画面ごとにアクセス権を設定することで、特定の部署だけが見られる画面を作成したり、ある部署には表示させないといった制御が可能です。そのため、情報過多を防ぎ、ユーザーが必要な情報に素早くたどり着けるようにするために非常に有効です。

機能項目詳細
カスタマイズ対象kintoneのポータル画面、スペースのトップ画面
利用可能なウィジェットリッチテキスト、ショートカットアイコン、アプリ一覧、グラフ、iframeなど
外部連携YouTube、Googleマップ、スプレッドシート、BIツール(Looker Studio)、サーチコンソールなどをiframeで埋め込み可能
データ集計複数アプリからデータを取得しグラフ表示可能
アクセス権設定画面ごとにアクセス権を設定し、部署別などに画面を出し分け可能

「こだわりkintone」の導入費用と得られる価値

「こだわりkintone」の導入費用と得られる価値

「こだわりkintone」プラグインを導入して運用するためには月額費用は、税抜きで12,000円です。

また、導入を検討するにあたり、1ヶ月間の無料トライアル期間が設けられています。実際に試用して機能や使い勝手を確認できます。トライアルを希望する場合は、「こだわりkintone」と検索して公式サイトから申し込めます。

そのため、現場でのkintoneの使いやすさが向上し、情報検索や業務の効率化に繋がるでしょう。

まとめ

まとめ

「こだわりkintone」プラグインは、kintoneのポータル画面やスペースのトップ画面のカスタマイズ性を大きく向上させるツールです。

多彩なウィジェットによる情報集約、iframeによる外部ツールとの連携、そしてアクセス権設定によるユーザーや部署に合わせた画面の出し分けなど、標準機能では実現が難しかった柔軟なカスタマイズを可能にします。

月額費用はかかりますが、これにより得られるUI/UXの向上は、kintoneを日々利用する現場の使いやすさに直結し、結果として業務効率の向上にも繋がるでしょう。

なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。

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