HENNGE One HENNGE株式会社

kintoneの連携サービス「HENNGE One」とは?強みや価格、導入事例まで徹底解説【連携サービス】

複数のクラウドサービスを利用する際、各サービスごとに異なるIDやパスワードを管理するのは手間がかかり、セキュリティリスクも高まります。また、テレワーク環境においては、不正アクセスの防止や情報漏えい対策がますます重要です。そんな課題を解決するのが「HENNGE One」です。この連携サービスを導入すれば、シングルサインオンや多要素認証を活用して、利便性とセキュリティを同時に強化できます。この記事では、その強みや価格、導入事例について詳しく解説します。

kintoneの連携サービス「HENNGE One」とは

「HENNGE One」は、HENNGE株式会社が提供するクラウドセキュリティサービスで、特にkintoneとの連携によってシングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)を実現します。これにより、複数のクラウドサービスを利用する際の利便性とセキュリティを大幅に向上させます。ID管理やアクセス制御が一元化されるため、ユーザーは一度のログインで複数のサービスに安全かつ効率的にアクセスできるようになります。

HENNGE Oneが解決できる悩み

  • 複数のクラウドサービスへのログイン管理が煩雑
    各サービスごとに異なるID・パスワードを管理する負担が大きい。
  • 不正アクセスや情報漏えいのリスクが高い
    セキュリティ対策が不十分な場合、外部からの攻撃や内部からの情報漏えいが懸念される。
  • テレワーク環境でのセキュリティ確保が難しい
    社外からのアクセス時にも安全性を確保しつつ、利便性を損なわない仕組みが求められる。

これらの課題に対して、HENNGE Oneはシングルサインオンや多要素認証などの機能で解決し、業務効率化とセキュリティ強化を同時に実現します。

HENNGE Oneの提供メーカー紹介

HENNGE株式会社

HENNGE株式会社は、日本国内でクラウドセキュリティ分野において高いシェアを誇る企業です。特にシングルサインオンや多要素認証といったID管理ソリューションに強みを持ち、Microsoft 365やGoogle Workspaceなど、多くのSaaS(Software as a Service)との連携実績があります。また、脱PPAP(暗号化されたメール送信方式)の推進など、日本国内のセキュリティニーズに応じたソリューションも提供しています。

詳細については、HENNGE株式会社公式サイトをご覧ください。

HENNGE Oneの料金

プラン名月額料金(税抜)主な機能
HENNGE One Basic800円/ユーザーシングルサインオン、多要素認証
HENNGE One Pro1,000円/ユーザーシングルサインオン、多要素認証、デバイス証明書
HENNGE One DLP350円/ユーザーデータ漏えい防止(DLP)

オプション

  • 追加ストレージ容量:必要に応じてストレージ容量を追加購入可能です。
  • カスタムサポートプラン:大規模導入時には専用サポートチームによる技術支援オプションも提供されています。

HENNGE Oneの機能概要

主な機能一覧

  • シングルサインオン(SSO)
  • 多要素認証(MFA)
  • IPアドレス制限
  • デバイス証明書
  • セキュアブラウザ対応
  • データ漏えい防止(DLP)
  • メールアーカイブ機能(ARC)
  • アクセスログ管理

各機能の詳細説明

●シングルサインオン(SSO)

一度ログインするだけで、kintoneを含む複数のクラウドサービスへアクセス可能になります。これにより、パスワード管理が簡単になり、ユーザー体験が向上します。

●多要素認証(MFA)

パスワード以外にも追加認証手段(例:スマートフォンアプリによる確認コード)を使用することで、不正アクセスを防止します。特にテレワーク環境では重要なセキュリティ対策となります。

●IPアドレス制限

特定のIPアドレスからのみアクセス可能にすることで、不正アクセスリスクを低減します。社内ネットワーク外からのアクセス制御にも有効です。

●デバイス証明書

登録されたデバイスのみからアクセスできるよう制限することで、安全性をさらに高めます。不正なデバイスからのアクセスをブロックします。

●セキュアブラウザ対応

専用ブラウザ経由でのみクラウドサービスへアクセスできるよう設定し、データ漏えいや情報流出を防ぎます。

●データ漏えい防止(DLP)

企業内で扱う重要データが意図せず外部に流出しないよう監視・制御します。特定条件下でデータ送信を自動的にブロックすることも可能です。

●メールアーカイブ機能(ARC)

すべてのメール通信内容を自動的に保存し、後から検索・確認できるようにします。コンプライアンス対応にも役立ちます。

●アクセスログ管理

誰がいつどこからどのサービスへアクセスしたかを記録し、不正行為やセキュリティインシデント発生時にも迅速な対応が可能です。

HENNGE One活用事例概要

トヨタ車体株式会社

トヨタ車体株式会社では、「HENNGE One」を導入することで約9,000名の社員が利用するメールシステム全体のセキュリティ強化と業務効率化を実現しました。従来使用していたメール監査システムでは対応できなかった部分も、「HENNGE Email Archive」によって改善され、大容量ファイル送信も安全かつ迅速になりました。また、「脱PPAP」への移行もスムーズに進行しました。

株式会社えがお

健康食品メーカーである株式会社えがおでは、「HENNGE Cloud Protection」を導入し、脱PPAPによるメールセキュリティ強化と利便性向上を達成しました。導入時には手厚い技術支援もあり、安全かつ迅速な運用開始が可能となりました。

京王電鉄株式会社

京王電鉄株式会社では、「Microsoft 365」導入時に不安視されていたセキュリティ面を「HENNGE One」で補完しました。多要素認証やIP制限によって社外からも安全なアクセス環境が整備されました。

まとめ

「HENNGE One」は、多様なクラウドサービスとの連携によって企業全体のセキュリティ強化と業務効率化を同時に実現する強力なツールです。特にシングルサインオンや多要素認証といった機能は、日常業務で頻繁に使用されるkintoneとの相性も抜群です。また、大規模企業から中小企業まで幅広く活用されており、その柔軟性と使いやすさは高く評価されています。今後も進化し続けるクラウド環境下で、「HENNGE One」は企業運営には欠かせない存在となるでしょう。

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