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kintoneと地図を連携！「カスタマーコンパス」で案件情報を可視化

2025.06.15

kintoneの案件情報などを地図上に表示して活用できるプラグインとして、「カスタマーコンパス」があります。

このカスタマーコンパスをkintoneに導入することで、リスト形式で表示される案件情報だけでなく、その情報が持つ地理的な位置関係を視覚的に把握可能です。

この記事では、カスタマーコンパスでできることやGoogleマップとの連携について解説しています。

なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。

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また、本記事の内容はプラグインの本来の目的や全ての使い方を網羅しているわけではない可能性があることを理解しておきましょう。実際にプラグインを導入する際は、提供元が公開している公式情報なども合わせて確認することをおすすめします。
あくまでこんなことが出来るんだ。というイメージをしてもらう目的で記事にしていることをご了承下さい。

kintoneプラグイン「カスタマーコンパス」でできること
kintoneプラグイン「カスタマーコンパス」での利用者ごとの表示設定
kintoneプラグイン「カスタマーコンパス」の技術的な特徴
kintoneプラグイン「カスタマーコンパス」の費用
kintoneプラグイン「カスタマーコンパス」と「カンタンマップ」との比較
まとめ

kintoneプラグイン「カスタマーコンパス」でできること

カスタマープラグインを活用すると、主に以下ができるようになります。

地図上での案件情報表示と色分け
複数のアプリ情報をまとめて表示
ピンクリック時の詳細情報表示
Googleマップ連携による経路案内
スマートフォンでの利用
多様な業務での活用

それぞれ解説します。

地図上での案件情報表示と色分け

カスタマーコンパスを導入すると、kintoneの一覧画面に専用のマークが表示されるようになります。このマークをクリックすると、kintoneに登録されている例えば不動産の物件情報のようなデータが、地図上にピンとして色付きで表示されます。

表示されるピンの色は、kintoneアプリ内のドロップダウンやラジオボタンといったフィールドの条件に応じて変更可能です。たとえば、売買物件は青、賃貸物件は緑といったように色分け設定できます。

これにより、地図を見るだけで情報の種類を直感的に判別できます。

複数のアプリ情報をまとめて表示

カスタマーコンパスの特筆すべき機能の一つは、一つの地図上に複数のkintoneアプリから取得した情報をまとめて表示できる点です。これは、カンタンマップではできない機能です。

例えば、物件マスタアプリの情報と顧客リストアプリの情報を同じ地図上に表示できます。それぞれのアプリのピンを異なる色で表示することで、どの場所に物件があり、どの場所に顧客がいるのかを同時に確認できます。

そのため、物件と顧客の場所を比較しながら、訪問計画を立てるなどの活用が考えられます。

ピンクリック時の詳細情報表示

地図上に表示されたピンをクリックした際に表示される情報は、プラグインの設定画面で自由に設定できます。

アプリ内のどのフィールドの情報を表示させるかを利用者が選択できるため、必要な情報をすぐに確認できます。

Googleマップ連携による経路案内

地図上のピンをクリックすると、Googleマップに遷移させることもできます。

特にスマートフォンでkintoneを利用している場合、現在地からそのピンの場所までの経路をGoogleマップで案内させることができます。

これにより、移動中のナビゲーションがスムーズになるでしょう。

スマートフォンでの利用

カスタマーコンパスはスマートフォンにも対応しています。

スマートフォンから地図を表示して案件情報を確認できるだけでなく、Googleマップを起動して経路案内をさせたり、kintone上で情報の編集を行ったりすることも可能です。

現場担当者にとって非常に使いやすい機能と言えます。

多様な業務での活用

カスタマーコンパスは、営業担当者が近隣の顧客や物件を探したり、訪問経路を計画したりする際に役立ちます。

また、デリバリーサービスを提供する会社であれば、配達先のリストを地図に表示し、効率的な配達ルートを組むためにも利用可能です。

お弁当の配達などでこの機能を使えば、どの順番で回るかを簡単に決められます。

kintoneプラグイン「カスタマーコンパス」での利用者ごとの表示設定

カスタマーコンパスの画面設定は、利用しているユーザーごとにカスタマイズ可能です。

全員が同じ表示設定を使う必要はなく、ユーザーそれぞれが表示したいピンや情報を自由に設定できます。自分にとって見やすいように調整できるため、活用の幅が広がります。

kintoneプラグイン「カスタマーコンパス」の技術的な特徴

カスタマーコンパスの技術的な特徴として、GoogleのAPIキーがプラグイン内にセットされている点が挙げられます。

通常、地図連携プラグインを利用する際には、利用者自身がGoogleからAPIキーを取得して設定する必要がある場合があります。このAPIキーの取得と設定は、慣れていない方にとっては手間に感じられる工程です。

しかし、カスタマーコンパスでは、この設定の手間が省かれているため、導入・設定が非常に容易に行えます。

kintoneプラグイン「カスタマーコンパス」の費用

カスタマーコンパスの利用にかかる費用は、競合であるカンタンマップと比較しても、かなり安価であるという印象です。具体的な料金は以下の通りです。

項目	料金（税別）	備考
初期費用	10万円	なし
月額費用	8,000円	50ユーザーまで。ユーザー数によって変動。
年額費用	88,000円	50ユーザーまで。2ヶ月分お得。

カンタンマップの場合、全銀の地図連携サービスを利用するため、別途発生する可能性があります。そのため、合計の月額費用が高くなる傾向があります。

一方、カスタマーコンパスは比較的安価に利用開始できます。

初期費用はかかりますが、月額費用が抑えられるため、コストパフォーマンスに優れていると言えます。

kintoneプラグイン「カスタマーコンパス」と「カンタンマップ」との比較

kintoneの地図連携プラグインとしては、カスタマーコンパスの他に「カンタンマップ」があります。両者を比較することで、カスタマーコンパスの特徴がより明確になります。

	カスタマーコンパス	カンタンマップ
表示できる情報元	複数の異なるkintoneアプリから情報を取得し、一つの地図上にまとめて表示できる	基本的に連携している一つのkintoneアプリ内の情報しか地図上に表示できない
設定の難易度	全銀との連携を必要とし、設定に手間がかかる場合がある	GoogleのAPIキーがプラグインにセットされているため、設定が非常に簡単
費用	全銀の費用が加算されるため、月額費用が高くなる	初期費用はかかるものの、月額費用が比較的安価に設定されている