kintoneとカンタンマップ連携で現場管理を劇的に効率化!活用事例や種類、費用を解説

現場作業の効率化を図りたい建設・不動産業の企業様におすすめなのが、kintoneと地図連携プラグイン「カンタンマップ」の連携です。

現場情報を地図上で直感的に可視化し、スマートフォンやiPadからの入力・更新もスムーズに。街路灯点検業務の具体事例や、導入費用、アプリ版・プラグイン版の違いについても詳しく解説します。

現場管理のミスや手間を大幅に削減できる実用的なソリューションをご紹介します。

なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。

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また、本記事の内容はプラグインの本来の目的や全ての使い方を網羅しているわけではない可能性があることを理解しておきましょう。
実際にプラグインを導入する際は、提供元が公開している公式情報なども合わせて確認することをおすすめします。
あくまでこんなことが出来るんだ。というイメージをしてもらう目的で記事にしていることをご了承下さい。

kintoneとカンタンマップ連携で現場管理が変わる

kintoneとカンタンマップ連携で現場管理が変わる

日々の現場管理業務で、どこに何の作業があるか、現在の状況はどうなっているか、といった情報をリアルタイムに把握できないことに不便さを感じる場合があるかもしれません。

kintone単体でも多様な情報を管理できますが、地図情報との連携が弱い点が課題となる場合もあります。

このような課題に対し、kintoneとカンタンマッププラグインを連携させることで、現場管理のあり方を大きく変える可能性を秘めています。

カンタンマップは、あっとクリエーション社が提供するkintone連携サービスです。このサービスは、kintoneに登録された位置情報を地図上に表示し、地図上からkintoneのデータを確認したり、編集したりすることを可能にします。

カンタンマップを利用することで、kintoneで管理している現場の情報を地図上で直感的に把握できるようになります。これにより、どこにどのような状態の現場があるのかが一目で分かり、現場管理の精度を高められます。

地図上で現場状況を視覚的に把握

地図上で現場状況を視覚的に把握

カンタンマップでは、地図上に表示される個々の現場をピンで示すことができます。これらのピンは色分けが可能で、色によって現場の状況をリアルタイムに反映させられます。

例えば、未調査の場所は赤色、調査済みの場所は青色といったように、ステータスに応じてピンの色を変える設定ができます。

これにより、事務所にいる管理者や現場の担当者は、地図を見るだけで全体の進捗状況や、対応が必要な場所を瞬時に把握できます。

現場でのデータ入力・更新の容易化

現場でのデータ入力・更新の容易化

現場で作業を行う担当者は、スマートフォンやiPadなどのモバイルデバイスでカンタンマップを利用できます。

地図上のピンを選択すると、その現場の詳細情報が吹き出しで表示されます。さらに、この吹き出しからkintoneの該当レコードの編集画面へ簡単に移動できます。

現場で点検結果や作業内容をその場で入力したり、状況を更新したりする作業がスムーズに行えます。

kintoneの標準機能だけでは、調査員名の入力を手動で行う必要がありますが、カンタンマップと連携しカスタマイズすることで、このような情報の入力を自動化することも可能です。

また、現場で撮影した写真をその場でkintoneのレコードに添付することも簡単に行えます。

点検場所の迅速な特定

地図上に現場の正確な位置が表示されるため、現場担当者は迷うことなく目的地にたどり着くことができます。

特に初めて訪れる場所や、広範囲に点在する現場を回る場合に、地図上での位置確認が大きな助けとなります。

作業漏れの防止

地図上で現場の状況が色分けされているため、どの場所の作業が完了しているか、まだ手つかずの場所はどこかが一目で分かります。

これにより、「この場所の点検は終わったか?」といった確認漏れや、作業のやり忘れを防ぐことにつながります。現場担当者は地図を見て、対応が必要な赤いピンの場所に向かう、といった作業フローを確立できます。

街路灯点検業務におけるカンタンマップ活用事例

カンタンマップの具体的な活用事例として、街路灯の点検業務が紹介されています。この事例では、kintoneアプリに各街路灯の情報を登録しておき、カンタンマップを使って地図上に表示させます。

点検担当者は現場でiPadなどを使い、カンタンマップで表示された地図上のピンを見ながら街路灯の場所を特定します。

点検対象の街路灯を示すピンを選択すると、kintoneに登録されたその街路灯の詳細情報が表示されます。現場での点検作業を終えたら、地図上の吹き出しからkintoneの編集画面へ遷移し、点検結果を入力します。

点検状況を示すフィールドを「調査済み」に更新し、必要に応じて現場で撮影した写真を添付し保存します。kintoneのデータが更新されると、地図上のピンの色が未調査を示す赤色から完了を示す青色に自動的に変わります。この一連の流れにより、事務所の管理者や他の担当者も、地図を見るだけでリアルタイムに点検の進捗状況を把握できるようになります。

kintoneプラグイン「カンタンマップ」の初期費用

kintoneプラグイン「カンタンマップ」の初期費用

カンタンマップにはアプリ版とプラグイン版があり、それぞれ初期費用と月額利用料がかかります。

タイプ主な利用デバイス主な利用者主な活用シーン初期費用利用料金
アプリ版iPad/iPhone現場担当者現場でのデータ閲覧・入力・更新20万円ほど利用台数による(基本5台〜、1万円〜)
プラグイン版PC事務所の担当者事務所での全体把握・計画立案20万円ほど地図起動回数による(月100回〜、無制限5万円)

初期費用は、アプリ版、プラグイン版ともに約20万円で、導入時のサポート費用が含まれる場合があります。

月額利用料金については、アプリ版は現場で利用するデバイスの台数によって決まります。基本は5台で月額1万円から始まり、6台目以降は1台あたり月額2000円が加算される体系です。現場担当者が多い場合は、台数に応じた費用が必要になります。

プラグイン版の月額利用料金は、PCでkintoneから地図を起動する回数で決まります。月に地図を見る頻度に応じて、100回、200回、300回、500回といった回数制限のあるプランが選べます。

頻繁に地図を確認したり、複数の担当者が利用したりする場合は、月額5万円で回数無制限のプランがコスト的に有利になる場合があります。

まとめ

まとめ

kintoneとカンタンマップを連携させることは、現場管理を大きく進化させる強力な手段です。

地図上で現場の状況をリアルタイムに把握し、現場でのデータ入力や更新を容易にすることで、作業効率を向上させ、作業漏れを防止できます。

街路灯点検事例のように、位置情報が重要な業務において特にその威力を発揮します。カンタンマップにはアプリ版とプラグイン版があり、利用シーンに応じた選択が必要です。

初期費用や月額利用料はかかりますが、得られる効率化やミスの削減による費用対効果は大きいと言えるでしょう。

なお、ペパコミ株式会社では、「kintone」を活用した業務支援を行っています。業務効率化にお悩みの方は、ぜひ以下からお気軽にご相談ください。

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