kintone構築のペパコミ株式会社 竹谷です
今日もある会社のサポート定期ミーティングでした。
kintoneを導入したのが今年の5月くらいで、
2ヶ月ほど使ったところでペパコミにお問合せをくれました。
「基本から教えて欲しい」というご要望に対して行っているサポートで
どのような感じなのか伝わるといいなと思って書いていきます。
kintone構築の基本
最近よくお話していることなのですが、
作成するアプリの「種別」を意識することが基本となります。
・固定情報となる「マスタ・リストアプリ」
・流動情報となる「業務フローアプリ」
・日々のメモのような役割の「補助アプリ」
・会社独自の情報でフローにあまりからまない「その他アプリ」
今日ミーティングした会社さんも、最初見せてもらったときに
10前後のアプリがありましたが「種別」を意識していないため、
業務フローの構築がうまくいかずに、どのように作れば良いかわからない
という認識からのお問合せでした。
そのため、まずはやりたいことの「目的」「項目」「業務の流れ」を確認し、
最初に取りかかってもらったのは「マスタ作成」からでした。
アプリのレイアウト
「マスタができました」と連絡をもらって、
構築の手順としては、次は「管理アプリを作る」になるのですが、
定期ミーティングで基礎から教えるためには簡単に
次のアプリを作成することはしません。
自由に項目を並べてもらったアプリのレイアウトを修正します。
主に重点的に行うことは2つ
①フィールドの使い方
②レイアウトの基本
まず①フィールドの使い方では、例えば「選択フィールド」の話をします。
レイアウトされている選択フィールドに対して「これはどうしてこのフィールドなのか?」を
聞いて、どのように考えて選択したかを確認した上で、
それぞれの選択フィールドのメリット・デメリット、
今後、その項目をどのように使うことをイメージしていて、
他に使うときに起きる問題点なども話します。
ここですべてを理解するわけではありませんが、
ある程度理解した上で、もう一度「どのフィールドを使う?」と
聞いてみると、最初に選択したものとは違うフィールドを選ぶこともあります。
そして②レイアウトの基本です。
ひとことで言うと「誰が使ってもわかりやすい」ということが大事です。
kintoneを構築する人は、kintone画面に見慣れるのが一番早いです。
そのため見慣れている自分の視点に疑問を持たずに作成することがあり、
できたアプリを他の人に使ってもらおうとしたときに
「見づらい」「わかりにくい」という意見に愕然とすることになってしまいます。
アプリの題名となるフィールドは、わりと上の方に配置する
例)案件管理アプリの場合「案件名」がどこにあるかわからないと、
使う人は案件名を意識しづらくなる。
入力する人が、入力する順番通りに配置をすることもあるのですが、
「入力のしやすさ」と「情報のつかいやすさ」の両軸を常に
考えてレイアウトしていくと、つかいやすいアプリになります。
やっと次のアプリ
ここまで話してから、やっと次のアプリの打合せとなります。
わりとざっくりと作ってくれていることが多いので、
その項目を見ながら、入力していく流れを確認します。
「誰が」「どのタイミングで」入力するのか。
入力されたレコードはどのような使い方をしていくのか。
全体の流れと項目を照らし合わせながらフィールドの使い方も確認します。
そこでまた、フィールドの説明やレイアウトも話していきます。
使うイメージをしながらアプリを作ると、
最初に黙々と作成したときよりも、気づくことの幅が増えて
今日も「それならこの項目もマスタを作ってルックアップにした方がいいね」
というような話も出てきました。
私からすると、サポートをしている会社さんの業務内容の
細かいところまではわからないので、
そうやって気づいて「もっとこうすればいいかも!」
という話を聞くたびにとても嬉しくなります。
ひらめきの連鎖反応で、他の人も
「それなら、○○を▲▲にすればもっとわかりやすいんじゃない?」
など、社内で相談が始まるとどんどんkintoneを活用するイメージが広がります。
今日の定期ミーティングも私はとても楽しかったです。
サポートしている会社さんが、自分たちの力でkintoneを
もっともっと活用していけるように、
これからも頑張ろうと改めて思いました(#^^#)
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