こんばんは、kintone開発会社のペパコミ株式会社です!
今日はお客様との定期ミーティングでした。
ペパコミは導入後のお客様に対して、定期的にミーティングを行いkintoneをその場で改修していくというサービスを提供しており、今日のお客様はもうすぐ1年近くになる方です。
毎回社長と担当者が参加して頂き、有意義な時間を過ごさせて頂いているのですが、今日は社長だけだったのでいつもと違った話をされていました。
その中で一つ印象深い話がタイトルにもある内容ですので、その話をシェアさせて頂ければと思います。
kintone導入企業の情報
業種:会計事務所
規模:5~20人
働き方:半数事務所、半数テレワーク
kintone導入歴:約1年
kintone導入前後の状況
まずkintone導入前の課題と
導入後に変わったことを簡単に並べます。
(kintone導入前)1.担当者のタスク管理をしておらず、誰が何をやっているか分からない
基本的に顧問先に対して担当者がつくが、仕事の進め方も管理の仕方もバラバラ
統一化を図るキッカケも時間もない中、今まで進めてみたが、さすがにまずいと思ってkintoneを導入した
(kintone導入後)案件進捗・タスクが見える化になった
kintone導入後、案件管理アプリ・タスク管理アプリを見ることで案件進捗管理が見える化になった。
また担当者それぞれのスキル底上げにも繋がった
(kintone導入前)2.指示待ちスタッフが多く、逐一指示を出さないと動かない
一通り仕事を覚えれば、やることは年間スケジュールでも大体決まっている。
この時期は社会保険の手続き、、など。
なのに指示されることに慣れているせいで、自分から動いて仕事をしようとしない。
社内ヒアリングをしてみると、指示されたことをやっていたので、自分から動こうにも何をすればいいかが分からないと言われて、自分も含めて教育・意識改革をしないといけないと思った。
(kintone導入後)kintone内にマニュアルを蓄積することで自発的に動くようになった
教育をしながら共有のナレッジをkintoneに蓄積していくことで、リモートワークの人もkintoneを見れば仕事を進めていける状況が出来た。
結果的に指示待ちから自発的に動いてくれるスタッフが増えた
(kintone導入前)3.仕事の成果が上がってないけど忙しそうな人がいる
あまり仕事の成果が目に見えているわけじゃないのにいつも忙しそうな人がいる。
結局自分が現場にあまり入っていないから気付かない部分で大変なこともあるのだろうと思っていたが、他のスタッフからそのスタッフに対しての愚痴が入った。
このままだと組織としてまずいと思った。
(kintone導入後)kintoneで全業務を見える化することで無駄な業務をなくした
kintone内で全ての業務を完結することで、誰がどの業務に時間が掛かっているかが浮き彫りになった。
このデータを使って社内の具体的な効率化対策を実施することで大幅な効率化が実現した
一番大きかった成果は競争構造が生まれたこと
と、ここまで本題とは少し逸れた前情報で、ここからが本題なのですが・・w
社長が仰っていたのが
kintoneを導入して本当によかった。
効率化は勿論だけど、それ以上に仕事を見える化にしたことで、競争構造が生まれた
どうやら仕事を見える化することで、やらなくてよい仕事がハッキリ見えたのでそれをなくしたことで、その仕事をしていた人は、自分から何か仕事やらせて下さい と言ってくるようになったようです。
今までは私がいないと困るでしょ?新しい仕事は教えて下さいというスタンスが、仕事を下さい。仕事のやり方は必死にキャッチアップして覚えますという姿勢に変わり、その姿勢が個々のスキルアップに繋がり、周りの人にもよい影響を与えてお互いが切磋琢磨する組織に変わったとのことです。
まとめ
個人的にとても面白い話だったので、許可を頂いて動画にさせて頂きました。
働き方が自由なのは、仕事に対しての姿勢が自由でいいわけではないと思います。
とは言え、リモートワークだとなかなか仕事が見えない。
その雰囲気が事務所にいるスタッフにも転移して、すべてがうやむやになっていたようです。
たった1年弱、効率化のためにkintoneを入れたことでまさかここまで組織自体が強化されると思っていなかったようで本当に喜んで下さりました。
改めてkintoneの持つポテンシャルの高さに驚かされた日でした。
このようなことに悩んでいる会社様は是非kintoneを検討してみて下さい。
よくDXと言われていますが、僕はITを導入することで従業員が主体的に行動してITを使って変えていくことをDXだと思っています。
そのため、今回の事例は本当にDX化だな~と思いました。
kintoneは効率化ツールだけでなく、組織強化ツールとしても活用できると思いますので、お気軽にご相談下さいね!
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