マネーフォワード for kintoneは中小企業に向いている【日記】

kintone会計

kintone構築のペパコミ株式会社 竹谷です。

 

先日、kintoneとマネーフォワードを連携するプラグイン

「マネーフォワード for kintone」を開発した

株式会社キャップドゥさんとの打ち合わせに同席させていただきました。

 

そこで伺った話が、とても共感できたのでご紹介します。

 

目次

kintone→直仕訳は求められていない

クラウド会計でkintoneと連携しやすいものと言えは

freeeとマネーフォワードです。

 

その両方のシステムのkintoneとの連携プラグインを開発したのが

株式会社キャップドゥさんですが、森田社長は

「日本の中小企業では仕分けの連動までは求められていない」

とおっしゃっていました。

 

freee for kintoneでは、kintone内のアプリで仕訳入力したものを

そのままfreee会計に流し込むことができます。

例えば、支払請求書を発行し、「freee連携」をクリックすると

freee会計に借方「仕入れ」、貸方「買掛金」という仕訳が入力されます。

 

「便利!」と思う人もいると思いますが、

実はそれほど企業にとってメリットはありません。

 

月に数百件の支払請求処理をしている規模なら需要はありますが、

中小企業のほとんどが数十件くらいです。

 

「それなら、マネーフォワードのようにマネーフォワード請求書で請求書作成までを連動し、

そこから仕訳に流すのは、専門の担当者が確認しながら行う方がリスクがない。

 

もし、直接仕訳ができてしまったら、管理者は今度その仕訳の数字があっているかを

kintoneの該当レコードを探して、請求内容の妥当性などの確認など、ただただ工数が増える」

と、話されていました。

 

「確かにー!!」

って感じです。

 

会計システムに流すために必要なこと

kintoneから、直接会計システムに連動させようとすると、

勘定科目を選ばなければいけません。

 

経理の経験者であれば「勘定科目」と言われてわからない人はいませんが

そうでなければ「カンジョウカモク??」という感じです。

 

例えば、「得意先を接待して飲食しました→飲食代」というものがあります。

これは会計のシステムに入力するときは「接待交際費 ○○円」となります。

さらに、相手勘定や課税率など仕訳には他にも情報が必要です。

 

「アイテカンジョウ??」

「カゼイリツ?」

 

という感じになってきます。

 

そこまでkintoneに入力する必要があるかというと

中小企業ではその辺りは経理担当か、税理士さんが行ってくれています。

 

そして、経理担当としたらkintoneに入れなくても

直接会計システムに入力することと何にも労働力が変わりません。

 

マネーフォワード for kintoneの機能

簡単なところだけをざっくりと説明します。

 

kintoneで見積もり・請求データを作成して

「MFへ見積・請求登録」のボタンをクリックすると

マネーフォワード上で見積書・請求書が作成されます。

 

請求書の発行した後の発送はオプションで自動化することができます。

 

請求書を発行すると、マネーフォワード会計に仕訳がたつのですが、

このときに同時に「入金」を想定した仕訳も作成されます。

 

そして「入金」になると、発行した請求書のステータスが「入金ステータス」に変わります。

 

その状態のときにkintoneで「ステータス処理」のボタンをクリックすると

入金された請求書レコードのステータスが「入金ステータス」に変更になります。

 

これにより、請求書の入金消込がとても楽になります。

 

まとめ

株式会社キャップドゥの森田さんのお話はずっと

「中小企業目線」で考えられていることと、

企業理念が「共に歩む」ということでした。

 

今まで、業務システム導入というのは大手の企業さんだけのもので

中小企業では専門システム以外は身近なものではありませんでした。

 

しかし、これからは違います。

 

クラウドシステムの発展により、どんどん中小企業がシステム化しないといけない時代です。

株式会社キャップドゥさんのような考え方でシステムを開発されていることは

私たちにとっても、とてもありがたいと思いました。

 

ちなみにfreee for kintoneは数年前にすべてfreeeさんへ渡していて、

現在はキャップドゥさんは関わっていないとのことでした。

 

 

 

 

 

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